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 今日は「十六日(ジュウルクニチー)祭」。後生(あの世)の正月の日とされていて、沖縄では新暦の正月、旧正月、そしてグソーの正月と、正月が3回あるといわれている。ジュウルクニチーは宮古島地方や八重山地方で盛んなようで、この日は多くの人が里帰りし、墓の前に親戚が集まって、豚肉料理やかまぼこ、豆腐などを詰めた重箱を備え、先祖供養するのだという。

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(十六日祭では家族が先祖に手を合わせる(宮古島市))

 6時には起きて、お茶を飲みながらブログ記事のアップデートなどをする。
 さて、今日は比較的天気がいい。週末なので人が多く出ているだろうが、午後イチに「那覇市文化てんぶす館」で行われる「五月九月(ぐんぐぁちくんぐぁち)」を観に行く。ではその前に、タイムスビルで開かれている「第3回伊平屋観光・物産と芸能フェア」にも寄って行こうか。
 那覇をうろつくのであれば、せっかくなので那覇市街のどこかで昼メシを食べたいし、駐車場も安くて便利なところに停めたい。ということで、まずはそれらについて情報収集をする。上限770円のPをいくつかチェックして、10時半前には部屋を出る。

 明治橋交差点近くの最大700円の駐車場に停めて、少し時間があるので通堂(とんどう)町方面を歩いてみる。かつて「那覇ふ頭ターミナル」の目の前にあったてびちの名店「嶺吉食堂」の跡地に佇んでみる。沖縄の巨盛り系で有名だった「波布食堂」の建物は「港町通堂製麺所」という別の食堂になっていた。

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(旧「嶺吉食堂」があったあたりから「那覇ふ頭ターミナル」を望む)

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(今はもうない名店「嶺吉食堂」。懐かしいな)

 サンシャイン通りを歩いてモノレール旭橋駅方面へと戻り、1月のうちに一度やってきている「那覇バスターミナル」付近で「沖縄県営鉄道那覇駅跡出土の転車台遺構」と「仲島の大石」を見る。
 前者は、このたびのバスターミナルの再開発工事中に発見されたものなので、見るのは初めてだ。一方後者は何度も見ている。再開発によってなくなってはいまいかと心配したが、1月訪問時に存在を確認してホッとしたものだ。「なかしまのうふしい」とルビがふられている。恩納村多幸山にある「フェーレー石」の説明板にも「ふぇーれーしい」とあったのを思い出した。沖縄では「石」は「しい」なのか。

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(沖縄県営鉄道那覇駅跡出土の転車台遺構)

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(仲島の大石)

 昼食処は調査の末、那覇バスターミナル近くの「鳥と卵の専門店鳥玉泉崎店」で食べることにする。
 「ごろごろたまごたっぷり黄金タルタルのチキン南蛮定食」、880+税=960円。白米か五穀米、鳥スープか赤だし味噌汁、玉子巻の鰹出汁かアーサ出汁をセレクトせよとのことなので、白米、鳥スープ、アーサ出汁を所望。なお白米はおかわり自由との設定だ。しないけど。
 これはゴージャス。タルタルソースが目を惹いたのでそれからいくと、……うまい。カリリとした揚げ方のチキンカツの肉はかなりジューシーだ。鳥スープはこっくりとしたコクがあり、極めて濃厚。卓上の高菜漬も主菜の脂肪分を緩和してくれ、ごはんに合う。一方、大きな玉子巻は、油がよくないのか、それともまだフライパンが熱に馴染んでいないのか、あまりおいしいとは思わない。
 一食でこんなに卵を摂取していいのかと思うぐらいの「鳥と卵」づくしに胃がびっくりしたようで、ごはんをおかわりしたわけでもないのに夜まで腹が空かないのだった。
 食べ終えて冷水を飲んで寛いでいると、10人ほどのチャイナがどやどやと入店して傍若無人の行動をとり始めたので、マスクをかけて急いで退去する。なぜコイツらはこれほどに唯我独尊で、周囲への配慮ということに無神経ないのだろうか。それまでは静かでいい雰囲気だったのにな。

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(「鳥と卵の専門店鳥玉泉崎店」の「ごろごろたまごたっぷり黄金タルタルのチキン南蛮定食」)

 続いては、「第3回伊平屋観光・物産と芸能フェア」を見るために、久茂地地内、沖縄タイムス本社の「タイムスビル」へ。
 3階には中規模のホールがあり、ここではビルが落成してすぐのこけら落とし公演を観た記憶がある。あれはいつのことだったかと調べてみると、それは2012年12月のことで、観たのは「芸術選賞歴代受賞者公演」。地謡を人間国宝の城間徳太郎や野村流古典音楽保存会の勝連繁雄らが務め、島袋光晴、宮城幸子、大城政子、眞境名直子、喜納幸子、佐藤太圭子らが舞うという、今思えば重鎮ぞろいのすごいものだった。またその際は、ほぼ時を同じくして那覇市役所の新庁舎が落成していたので、庁舎の市民見学会に参加したりもしていたのだった。
 思い出話が長くなったが、ここでは昨日の夕刻、伊平屋村の民俗芸能公演があった。実は、勘違いをして今日行われるものとばかり思っていて、自分の記憶違いのためにまたもや見るべきものを見逃がしてしまったことに少なからずショックを受ける。
 観光と物産展のほうは、主として1階ホールで物販が行われている。腹も満たされているし、加工品も定価で買いたくなるようなものは見当たらない。2階には伊平屋島の風景や芸能に関する写真が並んでいた。伊平屋島には2015年5月に渡島して隅々までバイクで走って周ったことがあり、中には懐かしさを感じるものもあった。
 「いへやじゅうてー」と書かれた幟が立っていたが、「伊平屋ならではのおもてなしの心」という意味なのだろうか。

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(パレットくもじ前バス停付近から「タイムスビル」を望む)

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(「伊平屋観光・物産と芸能フェア」の告知チラシ)

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(1階は物販がメイン)

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