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 6時半起床。テレビでは、この時間すでに那覇では20℃を超えていると伝えている。
 天気もよさそうだし、このステイ中にまだ攻めていない本部半島方面に行こう。そして名護でプロ野球オープン戦を観て来よう。

 本部半島でのお目当ては、備瀬だ。高速を使わずに東海岸の屋嘉から西海岸の恩納村へと抜け、名護湾沿いを進んで崎本部、渡久地、海洋博公園を通過し、ほぼまっすぐ備瀬へ。ここまで2時間ちょっとのドライブとなる。
 備瀬には何度か来たことがあり、フクギ並木の見事さもさることながら、備瀬崎からの眺めがとてもよかったことを覚えている。初訪は沖縄通いの初期段階の家族同伴旅行のときだったので、1995年頃の記憶だ。四半世紀後の備瀬はどうなっているのかを見るのが今回のテーマとなる。

 県道114号から路地に折れて備瀬集落に入っていくと、海沿いにちょっとした広場と駐車場、売店、貸自転車店などがあったので、ここでいったん休憩。ここは25年前は通っていないというか、当時からあったものなのかどうか。
 広場に「フクギの里宣言記念碑」があった。2011年に国交省の「手づくり郷土賞」に認定され、2015年に備瀬区が「フクギの日」(2月9日)を定めたことなどが記されている。2016年の建立だから、最近できたものだ。
 その左側には、顕彰者の顔写真入りで「渡口彦信顕彰碑」。備瀬の出身で嘉手納町の議会議員や商工会長などを歴任した人物のようで、2015年の建立だ。
 この広場からは、フクギ並木の奥にきれいな海と、その向こうには伊江島のタッチュー(城山)が見える。タッチューにも登ったことがあったな。

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(フクギの里宣言記念碑)

 そこからは、両側にフクギが林立する細道を走って先へ。舗装されているが、25年前はどうだったのだろうか。
 途中、備瀬区のコミュニティセンターの前にあった神殿を見る。赤瓦屋根の大きくて立派なアシャギだ。

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(備瀬区の神殿)

 備瀬崎は、かつては車が数台停められるスペースぐらいしかない、観光客もそうたくさん来ない絶景地で、我々家族以外は誰もいないようなところだった。しかし、今では管理人常駐で料金500円の有料駐車場があり、車で乗り付ける客も多い。海岸や広場にはコンクリートが目立ち、かつてのようなのんびりとした風情はもうない。だが、眺めはいいし、海がきれいだ。
 「備瀬小唄の碑」などというものまである。長らく沖縄音楽を聴いてきているが、「備瀬小唄」は寡聞にして聴いたことがない。2017年の建立と、これも新しい。
 備瀬崎の先には島があり、その先には灯台。干潮になれば灯台まで歩いて行けるというのだが、本当だろうか?

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(備瀬崎。ずいぶん人の手が入ってしまった)

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(備瀬崎の先には灯台のある島があった。いい眺めだ)

 岬から少し戻って、フクギ並木を歩く。「備瀬集落フクギ並木通り(終点)」と記された武骨な灰色のゲートが設えられている。これがフクギ並木にふさわしいと思ってつくったのであれば、作成関係者たちはとんでもない勘違いをしている。
 その「終点」から入って逆方向に歩いていけば、道々は静かで独特の風情があるのだった。
 ここまでで備瀬をあとにしてしまったが、「備瀬のワルミ(割れ目)」を見るのをすっかり忘れてしまった。残念だが、またいつか来いと鶴田真由のようなアマミキヨ様が言っているのだろうと考えることにしよう。

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(フクギ並木のある風景)

 備瀬から名護市内に戻り12時を過ぎて、昼食は宮里6丁目の「前田食堂名護店」にて。
 本店は大宜味村津波(つは)のR58沿いにあり、そこには2013年の夏に訪れている。そのときのインプレには「火山でいえばトロイデのような急傾斜で盛り付けられた炒め物は、牛肉のこま切れと大量のモヤシなど。ブラックペッパーが効いており、これだけ食べてもなかなかに旨い。これを黙って10口以上ムシャムシャ食べないと麺が見えてこない」と書いている。それが大宜見まで行かずとも名護でも食べられるわけだ。
 しばらく店の外で並んで、15分後ぐらいには入店。迷わず牛肉そば800円を注文する。
 どうだ!と言わんばかりのビジュアル。これはもうトロイデのレベルではなく、また10口食べたぐらいでは麺は見えない。おそらく両手でぎゅぎゅっとしているのだと思うが、よくぞここまでこぼさずに盛り付けられるものだとただただ驚くばかりで、おそらくは本店よりもえげつない量になっている。
 少しずつ恐る恐る切り崩していったものの、もやしが5~6本こぼれてしまう。でもその程度ならばかなりの善戦だと言っていい。
 はじめの4~5分はしゃきしゃきともやし炒めを食べ続けることになる。カウンター席の隣人も同様で、ひたすらもやしを食べている。このもやしをスーパーで売っている袋に換算すれば、1袋以上は優にあるはずだ。
 どんぶりの喫水線までもやしを食べればようやく麺が見えてくる。麺は北部の沖縄そばらしく、やや平打ちに近いつくりだ。つゆを吸って少しふやけて柔らかくなっているが、うまい。
 つゆが塩辛いはずなので半ライスも欲しかったが、これだけ食べれば十分で、それは注文しないで正解だった。

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(「前田食堂名護店」の牛肉そば)

 プロ野球の練習試合「北海道日本ハムファイターズvs東北楽天ゴールデンイーグルス」が行われる「21世紀の森公園」内の名護市営球場「タピックスタジアム名護」に着いたのは、プレイボールの13時を過ぎた頃だった。
 スタンドが新しい。1977年に開場した旧球場を解体して新球場を建設したもので、今年1月に落成したばかりだ。旧球場の収容人数の1.8倍となる7,300人が入れるのだという。
 入場料500円を支払ってスタンドに入ると、1回裏の日ハムの攻撃中だった。内野のスタンドからは、バックスクリーンの向こうに名護湾が輝いて見えた。
 暖かくて、ワイシャツ姿でも汗が出るぐらいだ。この日那覇市の最高気温は予報どおり26.0℃だった。今は真冬なのだけど。

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(落成したばかりの名護市営球場「タピックスタジアム名護」)

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(バックスクリーンの向こうに名護湾が見えた)

 ゲームのほうは、3回表に楽天の捕手太田光(2)が逆風を衝いてレフトオーバーのホームランを放つ。日本ハムも9回になって石井一成(38)がライト越えのホームランを放つが、2-1で楽天が勝利する。
 Jリーグが始まった頃からプロ野球を観ることが減り、今の選手たちはほとんど知らない。出場選手で名前と顔が一致するのは楽天のオコエ瑠偉(4)ぐらい。ほかには山形県出身の楽天捕手下妻貴寛(139)が途中から出ていた。練習試合はまだ始まったばかりなので、トップ選手はこれから徐々に出てくるのかもしれない。
 席のすぐ斜め後ろには中日・オリックス・楽天で活躍した山崎武司がいた。

 試合終了15時20分。ここからはひたすら運転して与那原へと戻るだけだが、途中1か所だけ、沖縄市の「越来グスク跡」に寄ってみる。
 ここは昨晩観たRBCの「尚円王」に登場した人物たちのゆかりのグスクなのだ。第一尚氏王統の第6代尚泰久、第二尚氏王統の尚宣威、さらには勝連城主の阿麻和利を討伐した鬼大城らが居城したとされている。
 グスクはコザ十字路の北西に位置する高台にあり、建物が密集する沖縄市の一角がよく見えるのだった。桜も咲いている。

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(越来グスク跡)

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(グスクから建物が密集する沖縄市を眺める)

 途中「MV兼久店」に寄って食料調達。税別118円のパン、1房(4本)68円のバナナ、946ml(1/4ガロン)98円のミルク、煮付けセットの総菜398円で税込み合計736円。だんだん買い物上手になってきた。

 18時、部屋に戻って、さっそく煮付けセットをレンジで温めて飲み方を始める。煮付けの肉はてびちではなく鶏肉だったのが惜しい。つまるところはなんだな、自分は大根、厚揚げ、昆布あたりが食べたかったのだな。

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(今夜の一人晩餐は沖縄風煮付けだ)

 入浴後の22時頃から思い立って洗濯を始める。夜の洗濯は隣人に迷惑なのかもしれないが、しっかりしたつくりの角部屋でもあることだし、隣人だってたまには夜に騒々しいことがあるし、お互い様なのだ。夜のため、洗濯物は浴室乾燥機で乾かす。ボクが眠っている間に乾かしておいてね。
 23時半消灯。

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