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 大きな都市では駐車のたびに手間がかかるし駐車料金が嵩む。松山市役所の地下駐車場に停めて、松山城下に広がる「堀之内公園」を散策してみるのだが、直射日光が厳しくこの段階ですでに汗が噴き出す。
 愛媛県に残る数少ない近代洋風建築物のひとつの「愛媛県庁」の風格ある庁舎(1929年建築)を眺める。左右対称に建てられていて、上空から見ると鳥が翼を広げたような形状をしているのだそうだ。

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松山城下の「堀之内公園」を少し歩けば、もう汗が噴き出す。

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愛媛県庁

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県庁前の大通り

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県庁前電停に停まる路面電車の新旧車両

 旧松山藩主久松邸の別宅として建てられたフランス風洋館の「萬翠荘」へと向かう路地に入り、上り坂の途中にある「漱石先生最初の下宿跡」を見る。1895年の3か月ほどだったらしいが、こんなところに住んでいたの?という思いも。
 「萬翠荘」は、建物を外から撮影。金を出して中を見るまでもなかろう。建物は外から見るべきものだという思いは、あちこちの名建築を眺めているうちにより確かなものとなりつつある。どこも、建物の外観に比べて内部の陳列物はどれも価値としては小さいものばかりなのだ。
 そう言いつつも、2007年開館の「坂の上の雲ミュージアム」では一転し、内部が涼しいこともあってついじっくりと観てしまう。小説「坂の上の雲」は司馬遼太郎作。松山出身の秋山好古、真之兄弟と正岡子規の3人の生涯を通して、近代国家として成長していく明治日本の姿を描いている。未読のものだが、見学して興味が持てたので、いずれ読まなければならないと思う。

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漱石先生最初の下宿跡

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萬翠荘

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坂の上の雲ミュージアム

 松山城に登ってみようと、「松山城ロープウェーのりば」方面へと歩いていく。
 長さ483mのアーケードがある松山一の商店街「大街道(おおかいどう)」の北入口の前から「松山ロープウェイ商店街」へと進んでいくと、各店舗の前に掛けられたたくさんの風鈴が涼しげな音を奏でていて好感。いいなあ、こういうの。風景には音だって含まれるし、音の風景は旅の記憶としては心に刻み込まれやすいのではないだろうか。
 ところが、肝心のロープウェー乗り場となるビルに入ると、ここも閑散としていて、6月18日まで営業を休止しているというではないか。女性職員が言うには、歩いてでも行けますが松山城そのものも開いていませんとのこと。この暑い中歩いて行こうなんて、露も思っていません。諦めましょう。

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「大街道商店街」の北入口

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「松山城ロープウェーのりば」のビル

 歩いてきた「松山ロープウェイ商店街」をとぼとぼと引き返す。
 途中「秋山兄弟生誕地」を見るため少しだけ回り道をするが、行ってみるとこんなところでも300円の入場料を得ようとする欲張りをしている。そんなことをして1日何人の客が訪れるというのだろう。多くは外から写真を撮って去っていく。つまり、わずかな利益を得ようとすることによって多くの観光客に不必要な徒労感を味わわせているということにはならないか。観光地のバカ高い有料駐車場と同じようなものだ。
 戻って、「大街道商店街」のアーケードをひととおり歩き、その先にある「銀天街商店街」に至って、その一角にあり、誰もが楽しめる分かりやすさと低料金で華やかなショーや芝居が観られるという「松山劇場」を眺める。
 2時間ほど歩いて駐車場へと戻り、駐車場発14時50分。520円もかかる。

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「秋山兄弟生誕地」。これで300円取るってか。

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「大街道商店街」のアーケードは買い物客が少ない。

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「大街道商店街」を歩き切り、「銀天街」に至る。

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「松山劇場」への入り口

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