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 11時近くになってきて、ここから元町の「南京町」まで戻り、いくつかの店で腹ごしらえをしよう。
 「南京町」は、関西唯一の中華街で、中華料理や雑貨、食材など見所がいっぱいだ。当方は食べ物。事前に調べてきていて、ジャンボ餃子の「点心倶楽部 楽園」、刀削麺で名を売る「悦記飯店」、豚まん専門店の「老祥記(ろうしょうき)」などをリストアップしてきている。
 まずは「点心倶楽部 楽園」を目指すと、シャッターが下りていて営業している雰囲気なし。事前調査とは得てしてこういうものだ。だが、その後もひどい体たらくで、餃子の二番手と考えていた「元祖ぎょうざ苑」は11時45分開店なのでしばらく開かず、「悦記飯店」は別の店に代わっていて、しかも開いていず。何なんだよまったく。

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(「南京町」には東の長安門からアプローチ)

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(ここが南京町の中央の十字路付近)

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(うひゃあ、人が多いじゃん)

 仕方がないので、行列ができていた「老祥記」に並ぶ。ところが、豚まん3個から売ってくれるというのはガセネタで、コロナ対策とかいって最低6個からと変更されている。そんなに食えるか。文句を言ってもしょうがないので買うが、ここで6個も食べてしまうと他を食べられなくなるので、皮の部分は極力食べないというあまりお利口ではない食べ方をする。
 天津地方の天津包子(テンシンパオツー)と呼ばれる饅頭を日本人好みにアレンジしているという。ただの豚まんなので、うまいと言ってもそれなりのものだ。肉汁はじゅわりとほとばしるが、肉自体は極めて少量で、味も常識的。これが1個100円は高いと思う。

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(行列ができていた「老祥記」。これでも短いほうなのだろうな)

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(「老祥記」の豚まん)

 この程度では納得がいかないので、南京町内を何度か往復して適切と思われる店を探す。その中で500円のランチ定食を出している横道の店が気になったが、別のところで餃子とビールのセットがあるのを発見してついくらくらときてしまい、その店に入ってしまう。「餃子房」といったか、店の名前すらよくわからないヘンな店だった。
 謝謝セット858円。生ビールがサーブされてから餃子がやってくるまで15分とはどういうことなのか。はい餃子と運ばれた頃にはとっくにビールは飲み干している。店のオヤジはビールのお代わりを進めるが、おふざけじゃないよ、もういりません。
 もう食べなくてもいいぐらいの餃子をさっさと食べる。1皿が7個なのが珍しいぐらいで、味や焼きには目新しいものなし。つまらないものを腹に入れてしまったという後悔。この店に入ったのも失敗だった。ビールだったら頼めばどの店だって出してくるのだから。

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(名前すらよく覚えていない店の餃子。もっと早く出してくれよ)

 まだ納得がいかないので、先にチェックしていた税込み550円ランチの店「中国料理 猪八戒」に飛び込む。ランチセットBの白身魚の甘酢あんかけを注文するが、これがようやくヒットした。おかずの量も多くボリューム満点で、はじめからこれを食べていれば無駄がなかった。

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(「中国料理 猪八戒」に飛び込む)

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(「猪八戒」のランチセットBの白身魚の甘酢あんかけ。これはよかった)

 これらの店の自分にとってのコストパフォーマンスを示すと、必要量の2倍が最低ロットで、人気店の驕りが透けて見えた「老祥記」は40%、配膳タイミングが全く考慮されていず、変哲のない餃子でセットでも100円しか安くならなかった「餃子房」は、消費税分が明らかに高く、75%、この質と量なのに南京町という一等地で550円で提供してくれた「猪八戒」は120%。
 納得できるまで食べたが、もう今日は寝るまで食べられないだろう。

 腹をさすりつつ、南京町から「北野異人館街」へ行こうと思うが、その前にかなり遠回りして、阪急神戸線花隈駅近くにある「本願寺神戸別院」の建物を見に行く。
 「モダン寺」の別名を持つ、京都・西本願寺の別院で、インド仏教様式にならって建てられている。寺院内部も凝っていて、ブロンズ像やステンドグラスなどが随所に配され、異国ムード満点なのだそうだ。大きく遠回りしてまで見る価値があったのか、疑問だ。

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(「本願寺神戸別院」。建物はいいのだが、この電線はなんとかならないものか)

 三ノ宮駅の北口まで戻ってきて、ここから「トアロード(東亜筋線)」を北上して異人館街へと向かう。その途中にも2か所。
 「生田神社」。地名になった「神戸」の発祥の地で、神功皇后創建と伝えられる1000年以上の歴史ある古社。生田の神を守る家である神戸(かんべ)が、神戸の地名の語源になったのだそうだ。
 「神戸ムスリムモスク(回教寺院)」。わが国最初の回教寺院で、三日月を頂く4基の尖塔とドームが異彩を放っている。イスラム教徒でなくても内部の見学は可能だが、宗教に倣って肌の露出している者(半ズボン、ミニスカート等)は入館できないという。

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(「生田神社」の山門)

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(同 拝殿)

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(「神戸ムスリムモスク」は日本初の回教寺院だが、ここも電線が邪魔)

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