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 北の山手へと向かうだらだら坂を上り、「山本通3」交差点から東へと曲がって、山本通り(異人館通り)へ。
 トアロード(東亜筋線)を登りつめた港を見下ろす高台一帯が、異人館の街として有名な北野町になっている。異人館を利用したブティックやレストランも多く、華やいだ雰囲気に包まれていて、若い女性の二人連れが多く見られる。街並みもろくに眺めず会話に夢中な、おまいら何しに来たんだというバカップルもいる。
 歴史は古く、平清盛が京都の北野天満宮になぞらえて、北野神社を建立したことに始まる。異人館街は、1867年の神戸港開港に伴い、外国人住宅地として誕生した。かつては市内に1,000棟近くあった異人館も、現在では北野町周辺に30数棟を残すのみになっているという。それらは公開中のものが多く、20余りの異人館を見学できる。
 ここからは手元の地図に沿って建物を見て歩く。多くの建物は入館料としてそれぞれ500円程度かかるので、どこにも入らないと決めてスタートする。統一入場券1,500円とかを設定すれば、入場料収入が増えるであろうことは素人でもわかる。だがそうすることで、あまりに多くの人々が建物内に殺到されては困るという意思も働いているのかもしれない。

 トアロードから右に曲がり、異人館通りに入ったところにある「シュウエケ邸」。1896年に外国人建築家の自邸として建設されたゴシック基調のコロニアルスタイルの建物で、現在もシュウエケ家の自邸として使用されているのだそうだ。
 「北野町広場」から見上げる位置に建つ「旧トーマス邸(風見鶏の館)」。1909年ドイツ人ゲ・デ・ラランデの設計によるゴシック風建築。御影石造りの玄関ポーチや、スレート葺きの三角屋根が重厚な雰囲気をつくっている。
 その西側に並んでいる「萌黄の館」。米総領事シャープ氏の邸宅として建てられた異人館で、異なる形のベイ・ウィンドーや、アラベスク風の階段や重厚なマントルピースなどが見どころだ。

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(シュウエケ邸)

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(旧トーマス邸(風見鶏の館))

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(萌黄の館)

 異人館街観光のメインストリートとなる「北野通り」に下りてきて、「パラスティン邸」。白と緑のツートンカラーが優しい、明治末にロシアの貿易商によって建てられたもの。
 「旧パナマ領事館(神戸トリックアート不思議な領事館)」。かつてのパナマ領事館で、領事の執務室もそのまま残っているという。マヤや中央アンデスで発掘された土器や土偶などが展示されているらしい。
 「英国館」。西部劇で見かけるようなコロニアル様式の洋館。バロック時代やビクトリア時代の家具調度品などが備えられて格調高い室内になっているらしい。
 その東隣りは「仏蘭西館(洋館長屋)」。2軒が左右対称に建つユニークな建物で、元は外国人向けアパートだったそうだ。

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(パラスティン邸)

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(旧パナマ領事館(神戸トリックアート不思議な領事館))

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(英国館)

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(仏蘭西館(洋館長屋))

 そのさらに東には「ベンの家」。英国の狩猟家ベンアリソン氏の旧邸で、内部には彼が世界各地で射止めた猛獣、珍獣の剥製が展示されているという。
 これらの道路を挟んで向かいには「旧ドレウェル邸(ラインの館)」。1915年頃にフランス人J・R・ドレウェル夫人によって建てられたもの。たくさんの樹木に囲まれ、ベージュとチョコレートのツートンカラーが美しい。下見板のラインが美しいことからこの名称になったということだ。ここは無料なので、中にも入ってみた。
 その東隣りの「神戸北野美術館(ホワイトハウス)」。旧米国領事館の官舎を美術館としてリニューアルしたもの。著名な画家の作品展や様々な企画展を開催しているようだ。

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(ベンの家)

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(旧ドレウェル邸(ラインの館)

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(神戸北野美術館(ホワイトハウス))

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