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 山口市に入って、「維新百年記念公園」に寄る。
 国が明治百年を記念して全国10か所指定した都市公園の1つ。2011年の国体を契機に改築された陸上競技場をはじめ、体育館、武道場、テニス場、弓道場、ラグビー・サッカー場、野外音楽堂などがある。「維新みらいふスタジアム」はサッカーJ2レノファ山口の本拠地になっている。
 この日の夜19時からはここで徳島ヴォルティスとの試合があるようで、会場準備が始まっていた。関係者以外立入禁止のスタジアムに入っていき、写真だけ撮らせてちょうだいと図々しいお願いをすると、スタッフはどうぞどうぞと迎えてくれた。レノファ山口、がんばってほしいが、この日の結果としては、2位チームに完敗して21位に下がってしまった。

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(J2レノファ山口の本拠地「維新みらいふスタジアム」)

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(今夜の公式戦の準備が整えられていた)

 室町時代からの歴史があり、山陽路で随一の湯量を誇る「湯田温泉」へ。
 肌によく馴染むやわらかい湯が特徴のアルカリ性単純温泉で、傷ついた白狐が温泉に足を浸し傷を癒したと伝えられている。「湯田温泉観光案内所」の向かいの有料駐車場に停めて散策を開始する。
 「井上公園」は、井上馨の屋敷跡に整備された公園。園内には足湯のほか、井上馨像、中原中也の詩碑、種田山頭火の句碑がある。七卿落ちの際、三条実美が身を寄せるために井上が建てた離れ「何遠亭(かえんてい)」も復元され、実美お手植えと言われる松も残っていた。

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(「井上公園」内の「井上馨公像」)

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(ゲージツ的な形をした「中原中也詩碑」)

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(復元された「何遠亭」)

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(三条実美お手植えと言われる松は立派に枝を伸ばしていた)

 「狐の足あと」という「食」や「土産」を紹介する観光拠点施設は「中原中也記念館」の前。
2階の展示ギャラリーでは「プラレールで巡るSLやまぐち号展」をやっていた。足湯が人気のようで、何人かの女性客が入っていく。
 「中原中也記念館」は、中也の生家跡に1994年に建設されたもの。館内には中也自筆の草稿や日記、愛用のオーバーや机などの遺品、詩集「山羊の歌」の初版本など貴重な資料が公開されているらしいが、中也には縁遠いので入らず。中也が嫌いなのではなく、詩という文学形式がどうにもしっくりこないのです。

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(観光拠点施設「狐の足あと」)

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(2階ギャラリーでは「SLやまぐち号展」をやっていた)

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(生家跡に建設された「中原中也記念館」)

 「瓦屋跡」は、幕末から明治初期にかけて木戸孝允など維新の志士たちが利用した旅館「瓦屋」の跡。松陰門下生・山田顕義の妻は瓦屋の娘なのだそうだ。
 「湯田温泉湯けむり横丁」。室町時代から続いた湯田温泉発祥の温泉「維新楼」が2017年をもって閉店し、その跡地にオープンした居酒屋や飲食店の立ち並ぶ「横丁」。すでに3~4割ほどのテナントが空いている。

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(幕末の志士たちが利用した旅館「瓦屋」の跡)

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(近時流行りのスタイルの「湯田温泉湯けむり横丁」だが……)

 ここで昼メシ。山口で食べる昼食は「バリそば」だ。
 揚げた麺の上に、具だくさんの野菜やあんかけが乗っているもので、長崎の皿うどんに似ている。しかし使われる麺はそれよりも2倍ぐらいの太さがあるのがバリそばの大きな特徴になっている。バリっとした麺と柔らかなあんかけの対比が面白く、食べていくうちに麺があんの水分を吸って柔らかな触感に変わっていくので2度楽しめるし、そのボリュームが特筆点なのだという。

 その一番手の店と言われる大内千坊の「春来軒本店」へ。
 ばりそば850円。この店はほぼこれ一本でやっているようだ。普通盛りでもすごいボリューム。箸でいじるとゆるめのつゆがぞわぞわと浅めの皿からこぼれてしまう。これはいかんとスープを何口かスプーンで飲んでみると、酸味がぴりりと感じられておいしい。
 具は、海鮮系が入らない皿うどんという感じで、短冊切りの蒲鉾やさつま揚げなども入っている。野菜一日分はこれで間違いなく摂取できただろう。いいものを食べた。

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(「春来軒本店」のばりそば)

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