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   集英社ダッシュエックス文庫  600円+税
   2015年10月28日 第1刷発行

 こんな長い表題を付ける作家と編集者にはあまり賛同できませんが、地方から上京して方言を話す4人の女子寮生が登場し、その一人に平良真帆という沖縄出身の女の子も出てくるというので、とりあえず読んでみたところ。

 不運な事故で男子寮を破壊してしまった春人は、なし崩しに女子寮で地方から上京してきた美少女4人と同居することに。
 個性豊かなご当地女子たちに戸惑いながらも寮長としての仕事をこなしていくが、1人だけ誰にも心を開いてくれない女の子――それも飛び抜けて整った美貌の持ち主がいて、春人はその少女、瑞貴に一目惚れしてしまう。
 瑞貴という名前以外、出身地すら教えてくれない彼女に対し、なんとか皆と打ち解けてほしいと奮闘する春人。
 瑞貴の抱える秘密とは? そして大阪出身の璃子には、ある内緒の頼み事をされてしまう。
 果たして春人は寮生たちと楽しい青春を謳歌できるのか――!? (カバー背表紙から)

 ――という、一般的にはあり得ない設定。どうして同級の一男子高校生が女子寮の寮長になるのか。寮生は4人とも美少女で、いずれも脇が甘いなんて考えられないだろ。とまあ、突っ込みどころはほかにも満載です。
 今の若い人たちって、読んでも何のためにもならないような非現実を体験したくて、わざわざなけなしの小遣いをこういうものに使っているのだろうかと、少し哀れに思ってしまったのですが、これもひとつの老害の現れといえるでしょうか。
 自分の場合ウェブ古書店から送料込み249円で買いましたが、これの「2」も文庫で出ているようだけれども、その価格であってももう買わない。老いぼれには、これらを読んだとて格別の感動は得られまへん。今後ももうこの類のものは間違いでもない限り買わないのだろうな。おそらく、多分、ほとんど確実に。
(2020.12.24 読)

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