FC2ブログ


   双葉文庫  759円+税
   2015年12月13日 第1刷発行

 1994年9月初出の文庫新装版。
 刑事や探偵、ヤクザ、国家機密を司る者などが登場するいわばプロたちのハードボイルドは避け、普通のサラリーマンや現役を引いた世代の人物を主人公としたものはないかとの観点で選んだ1冊です。
 65歳で、小さな短大で染色分野を専門とする学部長が主人公。妻に先立たれた後は、甥の薫という、よく気がまわるゲイ青年と暮らしているという設定です。

 最愛の妻はすでに亡く、たったひとりの娘も独立し海外で暮らしていた。大学教授・葉山英介は平穏な人生の冬を送るはずだった。しかし、彼の過去がそれを許さなかった。40年前の伝説の強盗「流星団」、その最後にして最大の仕事……。愛するものと、男の誇りを守るため、葉山はふたたび銃を手にする。(カバー背表紙から)

 戦後の混乱のなか運命をともにした男たち。ある事件をきっかけに解散したあと、メンバーはそれぞれの道を歩んできた。だが、人生の冬に差しかかったころ、封印したはずの過去が男たちに牙をむく。
 「本物の男」とはなにかを深く問う、大沢在昌渾身のハードボイルド長編!(コシマキから)

 あまり書くとネタバレになるので、さあどうぞ、お読みください。(笑)
(2020.12.28 読)

関連記事
Secret