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   小学館文庫  657円+税
   2003年9月1日 第1刷発行

 このところの読みかけとなっていた3冊を読み終えて、次の本へと向かいます。司馬モノとハードボイルド小説を読むことが続いたので、趣向を変えて書棚からフード関連のこの本を取り出しました。

 雑誌「anan」や「Hanako」、情報テレビ番組「王様のブランチ」(TBS系)、さらには日本経済新聞など数多くのマスコミで紹介され、サラリーマン・OLの間で人気の、アジアのお弁当屋台「アジアンランチ」。
 経営者夫妻が自ら訪ね歩き、実際に味わって見つけたアジア各国のメニューをテイクアウトスタイルで販売している140のメニューの中から、家庭で作れて味わえるメニューを厳選して紹介。
 夫妻が訪れたアジア各国の料理エピソードも交え、簡単!美味!のレシピを初公開。(カバー裏表紙から)
 というもので、薄いものである上にビジュアル的なものなので、あっという間に読み終えてしまいました。
 登場するのは、タイ、ベトナム、マレーシア、シンガポール、インドネシア、バングラデシュ、インド、スリランカ、パキスタン、シリア、中国、韓国、沖縄の47品目。写真がよく撮れているので、おいしそう感が極めて高いです。「ぶっかけごはん」を謳っていますが、そうではないものも多く紹介されている、優れたレシピ集になっています。

 ビジュアル本を堪能して涎が出そうになったあとは、やっぱり活字方面に向かいたくなりました。

(2024.3.20 読)

2024.05.18 20240517 金
 風の強い朝。4時過ぎに覚醒し、本を読んだりしてごまかしながらウダウダし、6時過ぎ起床。風向きと強さのせいか、隣家の朝食のスープのにおいが強い。庄内に暴風警報。

 今朝までのNYダウは初の4万円の大台に乗せる場面があったようだ。
 しかし日本のほうはまあ、昨日大きく上げたので今日は上値が重くなるだろうとの想定で、取引を開始する。結果としては1買いの2売りと、この数日の間では穏便なレベルにとどまる。

 長男が年休を取ったため、今日は産後の嫁さん関連の用向きがないと踏んだつれあいは、朝から仙台の実家へと赴いた。生まれた孫の写真を両親に見せるのと、90歳を過ぎたその両親の現況確認が主目的のようだ。幸いにしてむこうの両親は二人とも一人で活動できる元気があり、すぐ近くにつれの弟夫婦が住んでいるので、わりと安心していられる。

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(「味平」の冷たいそばてんぷら入り+おかかおにぎり)

 昼の一人メシはこういうときでもないとなかなか行けないところに出かけるべきだろうと、1年1か月ぶりに、城北高校正門前の「味平」へ。立ち食いそばで供されるようなそば・うどんと手づくりおにぎり、お惣菜の店で、とにかく安く、安いのにおいしいという、自分にぴったりの店。
 冷たいそばてんぷら入り400円に、おかかおにぎり80円を合わせてみる。刻みキュウリや紅生姜が添えられて、涼しげ。あと乗せの天ぷらはサクショリで、冷たいつゆとの馴染みも悪くない。太めの蕎麦も啜り甲斐があってよろし。でもやっぱり、こういうシチュエーションで蕎麦を食べるのであれば、温かい出汁つゆが合うかな。
 注文を入れてから作ってくれるおにぎりには、お約束のおかず3種付き。ごぼう炒り、もやしのナムル、マカロニサラダ。これで480円。食べたばかりなのに、またすぐに食べたいと思わせる、名品の域に入る一食。(笑)

 15時半頃、イエローハットから車検が完了したとの連絡があり、引き取りに行く。連休後の部品供給の遅延などがあって、5月7日から11日もかかって出来上がり、フロント右ロアアームの交換などの追加修理もあって、都合152,295円也。なにせ13万kmを超えて走っているクルマなので、正規ディーラーなら25万は取りたがるだろう。だが、こちとらそうは問屋が卸さず、いい加減極まりないスバル山形のディーラーなんてもう二度と使ってあげないし、クルマも金輪際買ってあげない。顧客が要求していない必要以上の修理を満足な説明をしないまま行い、素知らぬ顔で平然と請求し、それがバレたらよかれと思ってやったと開き直る手前勝手な体質。失った信用は極めて大きいと、よくよく思い知るべきだ。
 遅延があったため、代車のガソリン代もサービスされた。わがフォレスターは代車よりも数段いい乗り心地。クルマ自体はとてもいいのだが、ディーラーは……。

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 今夜も長風呂をして、飲みながら録画で今日の大相撲と、麻雀トーナメントを観て、空いている時間はほとんど読書に充て、眠くなったら寝る一日。
 毎日チェックを入れている読書量は、「定食バンザイ!」を70ページと、「水滸伝4 道蛇の章」を60ページ。
 変わりなく、平和である。

2024.05.17 20240516 木
 5時に起き、お騒がせしないよう寝床に身を置いて、読書から始める。起きてすぐ書を読むというのはなんだか書生めいていて、いいではないか。オレもまだまだ知るべきことが多く、知識欲はけっして衰えてはいないのだぞと思いたい。

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(image 書生)

 株取引も引き続き盛況。持ち株評価額は今日も下げ、5買い1売りと買いが増えている。取引先証券会社の手数料がかからなくなったので、フレキシブルに売り買いができるようになったことが主因なのだが、現在のようなボックス相場では大きく下げることが少ない反面、大きく上がることも多くないことから、早買い早売りとなって、各銘柄の保有期間が短くなっている。

 天童市久野本の「将棋むら天童タワー」の食事処で、初めて食事をとってみた。今どき500円のワンコインランチの設定があり、この日は天丼とビビンバ丼の2種。当方はビビンバ丼、つれあいは天丼にしてみた。
 ビビンバ丼500円。焼肉のタレで牛肉を焼いたものに、ぜんまいやモヤシなどを少々あしらって、コチュジャンを添えたもの。これがなかなかおいしく、飯量もしっかりあって、味噌汁もおいしいし、貧相なところは感じられない。白眉は漬物類で、佃煮を含む3種類の載った小皿のほか、当館おすすめだというわさび椎茸が付いて、これらがいずれもおいしい。かつて勤めていた職場の社員食堂のやっつけ仕事的な定食よりも、明らかに上。安かろう悪かろうと高を括っていた自分が間違っていた。
 つれあいの天丼もコスパよし。きちんと海老が載り、ほかにカットの小さくないかぼちゃ・サツマイモ・なす・ししとうがラインナップしていて、500円とは思えないと言いつつ食べていた。
 二人で食べて千円。こりゃ再挑戦アリだな。ちなみに、隣にあるラーメン店の辛味噌爆中華は、並盛りでも980円だ。

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(「将棋むら天童タワー」のビビンバ丼)

 午後には、一昨日帰国した姉の来宅を受ける。直前に入院中の母と面会してきたとのこと。スマホで撮ったという画像を見ると、鼻に管を着けてベッドに横たわっているものの、顔色は一時よりもだいぶよく、姉の感想も思っていたよりも元気そうだったということで、こちらとしてもホッとする。もう母には、これ以上辛い思いをさせたくないという思いが強い。

 姉との話の内容は、帰国理由の一つが日本での税金対策のための役所等との相談であることや、自ら出版したウェブ書籍のPRなど。こちらからは、次男の結婚式と、このたび生まれた孫の双子姉妹の写真を見せて現状を伝える。
 実家の処分はしたのかと訊かれ、未着手の現状を話すと、売らずに誰かに貸すなどして管理は管理会社に任せたらどうかと意見をもらう。だが、当方としては、不動産を持ったままにして管理責任を負うこと自体に飽き飽きしているため、そうするつもりはないと伝える。
 姉は、今月29日まで山形に滞在する予定らしい。円安が続いていることが帰国するのにいい環境となっているようだ。

 読書は、「定食バンザイ!」を60ページと、今日から「水滸伝4 道蛇の章」を読み始めて60ページ。

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   ハヤカワ文庫JA  760円+税
   1995年8月15日 第1刷
   2011年9月15日 第44刷発行

 東直己を読むのは、「半端者-はんぱもん-」(2011)に次ぐ2作目となります。
 当作は、「ススキノで便利屋をなりわいにする〈俺〉は、いつものようにバーの扉をあけた。が、今夜待っていたのは大学の後輩。同棲している彼女が戻ってこないという。どうせ大したことあるまいと思いながら引き受けた相談ごとは、いつのまにか怪しげな殺人事件に発展して……。ヤクザに脅されても見栄をはり、真相を求め〈俺〉は街を走り回る。面白さがクセになる、新感覚ハードボイルド第一弾!」(カバー裏表紙から)というもの。
 読み始めた段階では、近時読んでいる原尞の作品群の文体よりも平易で読みやすい印象があるのですが、それは角度を変えればハードボイルド的な鳥肌の立つようなヒリヒリした文章ではないとも言え、どちらがよいのかにわかに判断がつきません。……が、読み進めるにしたがって、原尞を読んだあとではあまり楽しいとは思えなくなり、読むスピードが鈍ってしまいました。

 舞台となる札幌すすきの界隈は、去年の初夏に数日間滞在してたっぷり歩いているので、ある程度地理感覚があり、それなりに読むことができます。しかし表現形態としては、原と違って書きたいことをそのまま書きなぐっている感じがして、平穏に読んでいるのが当方としては辛いレベルの文章になっています。著者は、そういう書き方が「粋」なのだと思っているのかもしれません。
 こういう文体が好きだという人も世の中にはいるのかもしれませんいが、当方としては書いている者が愉しいだけで、このような文章が平然と公表されていることに読者側が恥ずかしさを覚えてしまうほどであるならば、誠意のない書き手としか思えず、どうにも好きにはなれません。
 批評として手厳しいかもしれませんいが、作家は得意になるばかりで反省しようとしないのであれば、このくらいでちょうどいいと思ってしまいます。まがりなりにも金を取って読ませているわけなのですから、金の出し手である読み手もしっかり声を上げていかねばなりません。

 チンピラたちのすすきのでの日々や、ユニークな北海道弁の会話などがいい点として目につくものの、ストーリーのほうはイマイチで、残念ながら早く読み終えて次に進みたいという心境になりました。

(2024.3.18 読)

2024.05.16 20240515 水
 今朝も早起き。昼寝と夜の早寝の日々が続いているので、毎朝明るくなったら目が覚める。暗くなったら眠り、明るくなったら起きる生活は、生物学的には極めてまっとうと言っていいのではないか。言い換えれば、休養が十分過ぎている、ということでもあるのだろうが。

 ふと思うと、サラリーマン時代に感じることがたまにあった不整脈がこのところなくなり、原因不明の蕁麻疹や指先の皮膚病も出なくなり、頭髪の減少も一時よりは進行が遅くなったようだ。最後の点は気のせいだろうか。なによりいいのは、夜眠れないなどということが皆無に近いことだ。
 だが一方では、筋力、体力、持久力、判断力、記憶力……などは落ちてきている自覚があり、これらが気力そのものや行動意欲に影響しないようにすることが、目下の大きな課題となっている。いつも思うが、歳は一定程度に達したならばもうとりたくないものだ。

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(okinawa-image サガリバナ)

 株取引は今日も活発に。結果は4買い3売りで、このうちの2売り2買いは九州電力とSUBARUを前場に高値で売り、下がってきた後場に買い戻したものだ。こうして得たわずかながらの売買差益によって、苦心しながらもマイナスが大きくなるのを多少なりとも緩和している形だ。

 海鮮系が食べたいつれあいと、南四番町の「どんどん焼き喰い処けやき」を1年10か月ぶりに3訪。ところが、メニュー表を見ると海鮮系メニューが減っているではないか。一番人気の海鮮丼が姿を消し、生ものはネギトロ丼1品だけになったようだ。つれあいは少し考えて、この日の日替わりメニューのメヒカリ焼きと麻婆豆腐1,000円をチョイスしていた。
 当方は、日替わりメニュー3種のなかに食べたいものがなければ今回はコレでいくと決めていた、どんどん焼きと焼きそばセット600円を攻める。ダブル炭水化物の手強いヤツだが、貧しかった幼年時代にはサイコーのご馳走だったどんどん焼きが、どうにも魅力的だ。これがまた、あの当時よりもデカくて重いんだ。(嬉)
 小麦粉を伸ばした生地を割り箸に巻いただけという超シンプルなものだが、郷愁というものがスバラシイ調味料となって、唾液腺をぐいぐいと刺激してくる。これがソース焼きそばとセットになっているとくれば、縁日の人混みや夏休みの市民プールの帰りに、屋台から50円で買って食べたあの焼きそばの味も髣髴として、小学生のあの頃に戻ったような気になることができた。

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(「どんどん焼き喰い処けやき」のどんどん焼きと焼きそばセット)

 午後からは、いつもどおり平穏に。誰とも会わず、どこにも行かず、変わったことや無理なことをせず、自分のやりたいことを思うままにやりながら暮らす。仕事や日々のよしなしごとに追われていた頃にはこうありたいとずっと思っていた暮らしを、今になってようやく実現させることができている。そうしたくてもできない人もいる中で、これは案外仕合せなことなのではないか。

 この日の書物関係は、まず、「水滸伝3 輪舞の章」を50ページ近く読んで読了。
 第1巻の解説は北上次郎、第2巻は大沢在昌だったが、この第3巻は逢坂剛。冒険小説書きの大御所が続けて登場するという趣向で、それだけでもステキだ。

 次は、新たに「定食バンザイ!」(今柊二著、ちくま文庫、2005)を取り出して読み始め、夜までに70ページ。
 量たっぷりなのに爆安。栄養バランスもバッチリ。さらにやみ付きになる味を醸す――。そんな定食を探して見つけて、ご紹介しましょう。巨大なおかずに感動し、お代わり自由の店では丼飯3杯を平らげて、ベルトを緩める。畸人研究学会主幹による主観的な定食ガイドブック。気になる人気店の思い出から見知らぬ街で良店を発見する極意まで。文庫オリジナル。(カバー裏表紙から)

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(読了本1冊と、新たに読み始める2冊)

 今日はここまでだが、もう1冊、「水滸伝4 道蛇の章」(北方謙三著、集英社文庫、2007)も、ブックカバーを着けてスタンバらせておく。
 馬桂は愛娘を殺され、悲嘆にくれていた。青蓮寺は彼女を騙して梁山泊への密偵に仕立て上げ、ひそかに恐るべき謀略を進めていく。一方、宋江は、民の苦しみと官の汚濁を自らの眼で見るため、命を懸けて過酷な旅を続けていた。その途中で、純真さゆえに人を殺してしまった李逵(りき)と出会う。李逵は次第に宋江に惹かれていくが、そこに思わぬ悲劇が待ち受けていた。北方水滸、波乱の第4巻。(カバー裏表紙から)
 ――というもので、これを読むのは明日からとなる。

 今夜も22時台に就寝。明日も早起きとなるだろう。

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   文春文庫  590円+税
   1998年10月10日 新装版第1刷
   2004年1月20日 第12刷発行

 池田屋ノ変、蛤御門ノ変と血なまぐさい事件が続き、時勢は急速に緊迫する。しかし幕府の屋台骨はゆるんだようにも見えない。まだ時期が早すぎるのだ……次々死んでゆく同志を想い、竜馬は暗涙にむせんだ。竜馬も窮迫した。心血を注いだ神戸海軍塾が幕府の手で解散させられてしまい、かれの壮大な計画も無に帰してしまった。(カバー裏表紙から)

 いよいよ時勢が大きく動き始めるところに入ってきたという印象。
 元治元年(1864)になり、長州藩が暴発するのではないかという噂が世間に広まり始め、竜馬の近くでも神戸海軍塾の塾生たちが、長州藩士たちと行動を共にするため京都河原町の長州藩邸に向かいます。
 長州藩士や彼らに同調する浪士たちは、池田屋で会合を開き、京都に火を放って孝明天皇を御所から長州に連れ去ろうと計画します。しかし、この計画は事前に新選組の知るところとなり、池田屋に集まっていた浪士たちは次々と命を落としていきます。
 「池田屋ノ変」から1か月後には、長州藩兵が京都になだれ込む「禁門の変」が起こります。しかし、長州藩兵は薩摩藩と会津藩によって退却させられ、多くの志士たちが命を落としました。長州藩はもはや壊滅するのではないか?!
 一方神戸海軍塾は、塾生の中から池田屋ノ変に加わった者が出たことで、解散させられることに。

 このような中、竜馬は、勝海舟の紹介によって薩摩藩の西郷吉之助(西郷隆盛)と面会し、新たな旅に出発することになります。もしもこの時、竜馬が西郷に出会わなければ、明治維新は実現していたでしょうか。

(2024.3.11 読)