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2021.06.15 20210614 月
 7時前起床。新たな週がスタートして、生活も正常化する。無職といえども曜日が及ぼす影響は少なからずある。周囲が動き出すという感覚は大きい。自分が仕事に行く必要はないが、つれあいは出かけていくし、株式市場は動き出す。

 9時過ぎに母の入居施設から電話。来たかっ!と思いつついつも、気付いたときぐらいは無視していてはいけないだろうと出てみたところ、職員からのもので、昨夜誤って別の睡眠薬を飲ませてしまったとのこと。今朝まで様子を見たが、いつもと変わったところはなく、朝食もちゃんと食べているとのこと。ま、至って健康、ということですな。

 昼食は、冷麺と飯類のセットものがあると知って、1年1か月ぶりに花楯の「台湾料理 美香居」へ。
 冷麺セット880円。6~9月の提供で、夜は980円。ジャージャー麺を含む4種類の冷麺と、各種炒飯、中華・天津・回鍋飯など8種類の飯物から自由に1品ずつセレクトする仕組みで、このたびはキムチの載った韓国冷麺と高菜チャーハンを選んでみた。
 冷麺は、一見すると普通の冷やし中華だが、本来のものと比べるとつゆが多く、紅生姜やカラシは付かない。実際に食べてみると、麺が決定的に違い、強い弾力と風味はかなり平城冷麺方面にシフトしている。また、トップにはパクチーが添えられ、これが風味をぐっと南国寄りにしている。ふーん、面白いなぁ。和・中・に加えて韓と南アジアも入っているということか。
 高菜チャーハンは、本場台湾の料理人がつくるだけあって味も炒めも優れていて、そこいらのラーメン店の半チャーハンとはクオリティが違う。量はきちんと一人前はありそうなので、麺と両方食べることでけっこう腹が膨れ、かなり満足のいく昼食となった。
 ちなみに、ラーメン屋であれば、ラーメンと半チャンで1,000円近くになってしまうのが一般的なのに、台湾系中華店なら冷麺でも各一人前で3桁。ラーメンと飯物のセットであればさらに安く780円で、麺大盛りが無料とのことだった。

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(「台湾料理 美香居」の冷麺セット)

 途中で飲料等を仕入れて帰宅してしばらくすると、雷を伴った大雨になる。おお、雨足が地面を叩く雨の匂いがする。
 降雨はこの一週間以上なかったと思うが、これはいいお湿りだ。地面が緩んで草取りがしやすくなるぞ。10分ほどザーッと降って、サッと上がった。

 夕刻からは、昨夜録画した「RIZIN 6.13 東京ドーム」を観る。やたらと長い出場選手の紹介部分や入場シーンなどはがっさりと飛ばして試合部分を見る。メインでは朝倉未来がクレベル・コイケ(BRA)に三角絞めで失神KO負けとなる。朝倉はケンカにタップはないと豪語していたが、タップする間もない失神だった。
 かつては大いに盛り上がった格闘技も、選手が小粒になったかして、見ていてもそれほど楽しくないのだった。

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(朝倉未来は三角絞めで失神KO負けを喫する)

 入浴後は、この日の夕方から放送しているバレーボール女子のベルギー戦を録画で追いかける。
 夜になってからも雷とにわか雨あり。
 この日も飲み終えたあとは眠くなる。眠くなるのが早いのは、やる気そのものが低下しているからだろうか。きっとそうなのだろうな。やらなければならないことはいろいろとあるのだけどな。
 22時前にはベッドでの読書に移って、ほどなくして眠りに落ちる。

 午前のうちに、「街道をゆく21」を30ページほど読んで読了。
 午後からは「町を歩いて、縄のれん」(太田和彦著、集英社文庫、2020)を読み始めて、90ページ。

2021.06.16 20210615 火
 昨晩、早い時間に就寝したため朝の目覚めは早く、6時起床。いや、そうではなく、この時間になると隣家の浴室が騒々しくなって、部屋の窓を開けているとそれがストレートに聞こえてくるためにそうなる。まあ、睡眠は十分なので、騒音で起こされてもべつに憤慨するようなことはないが。

 早めに朝ルーチンを済ませて、本を読み始める時間を早めてみる。……のだが、小難しい「ドイツ史」を手にして、しかもゲルマン民族の移動とかフランク王国の成立とか、古い話のところなので、思うように読み進めない結果となる。
 あとは、アマゾンに古書3冊を発注。名古屋モノ、シーナ本、沖縄本の各1冊。

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(okinawa-image(与那原大綱曳))

 昼は、この日も冷やし系でいいのだけれども、考えているうちに無性にナポリタンが食べたくなり、江俣の「牧花亭」を5か月ぶりに訪問。ここではこれまで日替わりランチ一本やりだったが、前回オネーサンがナポリタンをおいしそうに食べていたのを見て、いずれ自分もここでと思っていたのだ。
 喫茶店のパスタの量では足りなくて困ると思い、スパゲティナポリを大盛りにしてもらって、770+110円。ほほう、いい盛りにて登場。やったな、これなら十分過ぎるぐらいに満足できる。
 赤色のナポリタンに、表面が黄色で覆われるまでパルメザンチーズをたっぷりと振りかけ、タバスコを数滴落として食べるのが自分流。パスタを食べるならナポリタンに限ると考えるのも自分流。古い人間と言わば言え。
 ドロドロでもなくサラサラでもなく、フォーク1本でうまくまとまる感じのトマトソースがいい塩梅で、それが十分に行き渡ったパスタがうまい。茹で上げではないが、どうせ油とケチャップでがしがし炒めるわけだから、食事中心の店のスパゲティはこれで文句はない。
 コスト意識ばかり高いチェーン店とは異なり具材は多く、ローストポーク、ベーコン、マッシュルーム、タマネギなどのほかに、むき海老がころころと入っているあたりには惚れぼれする。家賃のかからない自家物件でやっている独立店のよさが、こういうところにもよく表れている。
 大当たりのナポリタン。満足しての退店となった。

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(「牧花亭」のスパゲティナポリ)

 午後には、買いを入れていたものの中から日本航空が買えた。東証の平均株価は上がっているけれども、持ち株ベースでは空運と鉄鋼が足を引っ張ってマイナスになっている。

 アマゾンプライムビデオで映画「チア☆ダン」(2017年、東宝)を観る。
 普通の女子高生たちによるチアリーダー部が全米選手権大会で優勝を果たした福井県立福井商業高校の実話を映画化したもの。
 高校に入学した友永ひかり(広瀬すず)は、中学からの同級生の孝介を応援したいという軽い気持ちでチアダンス部に入部する。そんなひかりを待ち受けていたのは、顧問の早乙女薫子によるスパルタ指導。周りの部員たちが次々と退部していく中、チームメイトである彩乃とともに、チアダンスを続けていく決意をしたひかりは、仲間たち、そして早乙女とともに大きな目標に向かって邁進する。
 2018年にTBS系でドラマ化されたものの主人公は土屋太鳳だったが、映画では広瀬すず。キレキレとはいかないが、元気に頑張って踊っている。テレビドラマのほうは、2009年を扱った映画版の9年後という設定だったようだ。どちらもやさしくて朴訥な福井弁がいい。

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(映画「チア☆ダン」で広瀬すずが踊る)

 夜は、今夜中継していたFIFA・W杯アジア2次予選の最終戦、日本対キルギスを観る。このあたりのレベルでは日本が負けるなど考えられず、FWオナイウ阿道のハットトリックなどで快勝する。
 力の差があり過ぎるため見ていて眠くなり、その後は減速態勢に。
 24時で読書を切り上げて、眠りへ。
 「ドイツ史」を20ページ、「町を歩いて、縄のれん」を80ページ。

2021.06.17 20210616 水
 6時45分起床。数日ぶりに窓を閉めて寝たら、外からの雑音がなくゆっくり眠ることができた。
 朝ルーチンのほか、2つのブログの設定カテゴリに変更を加えて、より内容を検索しやすいようにした。1つのカテゴリに記事が600以上もあるようでは、各記事を引き出すのは難しい。これを1つのカテゴリに最大120記事となるよう改めてみた。
 株式の動きは限定的。若干下げて終わり、結果的には売り買いもなし。

 8時台にはもう母から電話があり、去年7月に転んで骨折した右手首が痛いから病院に連れて行けとのこと。手を変え品を変えて病院に行きたがる。ただ行きたいだけで、通院したらよくなったり治ったりするのかといった展望はお持ちでない。
 施設の人の考えを確認すると、塗り薬があれば十分だと言うので、今日洗濯物を届けるときに途中で買っていくことにする。その程度のことだろう。

 ドラッグストアを2軒回り、所望の薬品を見つけて、母の施設へ。
 玄関口に出てきた母は、電話を返してほしいという訴えから始まり、ここから出してくれと言っても少しも聞き容れてくれないし、あなたたち夫婦はどうしてそう私にいつも意地悪をするのかと不平を言い始める。一緒に話を聞いていた介護士が事務室の電話を使っていいのだと宥めるが、いつものように主張はするが人の話はいっさい聞こうとしない。
 もうダメになった母から心外なことを言われても別に腹も立たず、とうとうここまで来たかという印象を深めたばかりのこと。実弟の伴侶から始まって、亡夫の弟夫婦、亡父の妹などを日を追うにつれて悪しざまに言うようになり、親戚一同をほぼすべて敵に回した挙句、とうとう自分の息子夫婦まで罵り始めたというわけだ。いつかは自分たちも彼女にとっては忌まわしい相手として映り始めるのだろうと予想はしていたので、今更愕然とするようなことはない。来るべき時が来たというだけのことだと思いたい。

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(amami-image)

 母の話の矛先は広がっていき、キミアキさん(それは誰? 少女時代の友人のよう)の写真を早く持ってきてくれ、あなたの家は自分の本当の家ではないのでもう帰りたくなくなった、あの家に帰ることもこれからはないだろうなどと、つれあいが喜びそうなことを口走る。
 またそういうことを言って。いっとき思ったことを口にして、少し経てば何を言ったのかはけろりと忘れるくせに。言われたほうばかりがしっかりと傷つく構図だ。
 真に受けてはいけない。聞き流すのだと自分に言い聞かせる。議論してもしょうがない相手からは、逃げるに如くはなし。早々に切り上げる。

 昼食は、2年5か月ぶりに高堂の「金ちゃんラーメン高堂店」へ。
 冷やしラーメンの大盛り890円。平日ランチタイムはライス無料サービスだというので、それも「ちょびっとだけ」と所望する。
 金ちゃん系列らしい手もみの自家製麺がおいしい。短冊切りのチャーシュー、メンマ、茹でもやし、細切りキュウリが麺の斜面に立てかけられ、ほかに味玉、紅生姜、ナルト。その上に白髪ネギ、刻み海苔、白胡麻。スープを数口味わってから、この上にたっぷりのブラックペッパーをざらざらと振りかけて麺をじっくりと味わった。ごはんは、具の味玉に卓上の醤油を数的垂らしたものとタクアンで。
 うまいのだけれども、この店は他の金ちゃんラーメン系列店とはベツモノだと思えてしまう何かがある。異なる点を思いつくままに挙げてみると、海苔が黒くなく薄い、チャーシューをはじめとして各具材が多くない、胡麻が湿気り気味、スープの味わいが一般的、全体量が少なめにとどまる、盛り付けにあまり意識が回っていない、店員がアルバイト風でやや不躾――などだろうか。だとすれば、城西のほうに行っちゃうよナ。スミマセンね、うるさい客で。でも、冷やし中華も同価格で、うまそうなんだよナ。

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(「金ちゃんラーメン高堂店」の冷やしラーメン)

 午後は、アマゾン・プライムで面白そうな映画がないか調べたり、本を読んだり。冷蔵庫から冷えたオレンジジュースと牛乳を出してきてがぶがぶ飲む。カロリー過多を注意しなければならないが、日本酒などのアルコールを呷るわけではないので、社会的には問題はない。

 夜は、録画していたグルメ番組を何本か観ながら、コーラ味の缶チューハイで寛ぐ。進歩のない一日だが、それほど悪くもない日だったじゃないかと自分をエンカレッジしてみる。
 23時を期してベッドに移動し、本を読んで眠りへ。

 「町を歩いて、縄のれん」を80ページ読んで、夕刻までに読了。
 博多を舞台にしたハードボイルド小説だというので買ってみた「親不孝通りディテクティブ」(北森鴻著、講談社文庫、2006)を読み始めて40ページ。

2021.06.18 20210617 木
 2時台に目が覚めてしまい、熟睡できないまま小鳥が鳴き始める明け方まではっきりしない時間を過ごす。なんとかその後に寝入って、7時15分起床。そんなことがあったため、冴えない朝だ。
 この日は25℃程度までしか上がらない予報となっていてわりとクールなのは、何事も前向きに考えられていいことだ。

 この日の株価は、膠着状態からひょっとしたら下げるだろうと踏んで立ち上がる。ここまでは下がらないだろうというレベルで数銘柄の買いを入れておいたところ、このうちANAと日航が早々に買え、午後イチにも大きく下げたソフトバンクGが買えてしまった。
 この3銘柄はその直後にぐいぐいと値を戻して、結果的にはいずれもこの日の最安値付近で約定し、そこから終値ベースでそれぞれ9千円前後値を上げた。いい買い物だったな、まだ売らないけど。

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(大谷翔平が2戦連発の19号HRを放つ 2021.6.16)

 3年10か月ぶりの再訪となる、青田の「和がや」でのランチタイム。牛スジ煮込み定食800円。
 牛スジ煮込みは、それほど味くーたーではないややあっさり、そして甘めの味付けで、いい風味だ。中に大きな豆腐とこんにゃくが潜んでいるのだが、これらがいずれも大きいために、牛スジの部分が少なく、もう少しほしいように思える。
 フレッシュな生野菜と、キャベツ・きゅうりの浅漬け。加えて、岩海苔&わさびを添えた山芋の小皿。これ、うまかったな。「永谷園のあさげ」のような王道を行く味わいのワカメと豆腐の味噌汁。そして、炊きあがりのいいご飯は粒の大きい山形産「つや姫」だ。
 極上の煮込みのつゆを残すのがもったいないので、またやってしまう。半分ぐらいまでに減ったごはんのどんぶりに煮込みの汁をぶっかけてかっ込む。ああ、これ、んまっ!! 下品と言わば言え。これが一番おいしい食べ方だと思う。おいしければそれにこしたことはないではないか。

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(「和がや」の牛スジ煮込み定食)

 その後は、2週間ぶりに実家の庭の手入れに赴く。この日は、外の道路沿いの草取りから始めて、手では引っこ抜けない大きな雑草、棘のある雑草を剪定鋏で処理し、伸び放題になって出っ張ってきている樹木の枝をハンディな鋸でざくざくと伐り落としていく。ちょっとやり過ぎかなと思うぐらいに伐る。ほかには庭木の剪定も。
 もっと草を取って、買ってきた除草剤を撒いて締めようかと思っていたが、除草剤は雨後などの地面に湿りのある時に撒くのがよいようなので、今日はこの程度で勘弁してやることにする。ハアハア……。
 たっぷりと正味2時間の作業。体力が続かないが、気温が高くなく、常に風が吹いていたのでなんとかやりおおせたという感じで、2週間前のときよりも汗の量は少なくて済んだ。

 それでも帰宅した後は喉が渇き、大至急着替えてすぐにビールを飲み始める。同じ頃、つれあいが大規模接種会場に空きが出たのでコロナのワクチンを打ってきたといい、早めに帰ってきた。その話を聞くなどしながら、15時過ぎからのほろ酔い。
 風呂も今日はスピーディ。16時前には入浴を開始する。まだ明るいのだが。日中の作業で汗をかいたからか、入浴前体重はいつもよりも0.6~0.7kgほど少ない。それを、追い炊きの湯に9分間浸かってさらに落とす。

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(okinawa-image)

 こうなると夜の進行も通常よりも早く、17時台から飲み方開始。夕刻にビールを飲んでも夜も手は抜かず(笑)、水分補給と称してきちんといつもどおり、いや、それ以上に飲む。つまみなしで350×2のストロングチューハイでいい具合に出来上がったのは、20時半過ぎ。その後につれあいが食べたくなったと言ってつくったカレーライスを相伴して食べてしまったのは、やり過ぎだった。

 さあ、今夜は早めに終わりにして、ゆっくりと本でも読んで眠りへと向かおうか。
 22時前にベッドへと移動して読み始めるが、疲れと酔いで、4~5ページでもうダメ。ほぼすぐに寝入ったのだった。

2021.06.19 20210618 金
 前夜早く寝たので目覚めも5時頃と早かったが、粘り強く起きずにいて、7時20分起床。よい眠りには前日の庭の手入れのようなほどよい疲労が必要なのだな。
 冷たいミルクと、昨晩食べきれなかったサラダで朝食とする。

 今日の東証は、日経平均はプラスで立ち上がったが、持ち株に関しては鉄鋼、重工業、自動車、銀行、商社などがきつい下げで、大きなマイナスでのスタートとなる。今日は下がるぞと買いを入れていた日本製鉄、神戸製鋼所、川崎重工業などが、取引直後に指値を大幅に下回って約定する。この取引自体は悪くないわけだが、その後ろに同銘柄のストック株がたんまりとあり、それらが大きく下げてしまっているのが痛い。結果としてこの日の収支は、2%強の評価損となる。

 この日の昼食は五目あんかけ焼きそばにしたいと思い、当ブログの過去記事を調べながらどこにするか考えて、馬見ヶ崎の「中華料理桃李」を選んでみた。桃李は3年11か月ぶりで、五目焼きソバの大盛り800+100円をチョイス。このメニューに限れば8年5か月ぶりだ。
 8年前の画像は、丸皿に盛り付けられ、麺全体にあんがかけられていたが、今回は角皿で、半分ほどは麺が見えるような形での盛り付けに変わっている。また、その記事には、おいしいので大盛りでも多過ぎることはないと記されていたが、なになに、麺、具材ともに結構なボリューム。8年も経てば、自分の腹のキャパシティもだいぶ変化しているのだった。

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(「中華料理桃李」の五目焼きソバ)

 麺の焼き具合もすばらしく、卓上のチューブ入り和がらしをたっぷり使って味を調えれば、さらにおいしく食べることができた。鶏ガラ出汁の本格中華スープも美味。質、量、味わいなどのいずれをとっても極めて優れていて、五目焼きそばで得られる最高レベルの至福がここにあったと言っていいと思う。

 午後はダラダラ。昼寝が気持ちいい。
 夜もいつものとおり。飲み終えた後しばらくの間、鶴岡市の観光スポットについて調べを始める。「藤沢周平記念館」をじっくり見たいと思っていて、ついでにその周辺も改めて見てみようかと。
 庄内地方には5年ほど前に2年間単身赴任をしていたので、市内の状況はある程度わかっているつもりだが、その頃は観光スポットをじっくり見て歩くようなことはしていなかったので、未訪の場所も多い。今回、それらと共に、当時よく行った食事処やその後にできた新しいスポットなどをミックスさせて巡ってみるのもいいだろうと思っている。
 まだ大っぴらに県外に進出してはいけない雰囲気だが、県内を一人静かに見て回るぐらいは許されるのではないか。

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(鶴岡市立藤沢周平記念館)

 コロナといえば、今日市役所からワクチン接種券の入った郵便物が届いていた。自分の年齢だと7月の初めから大規模会場での接種が可能で、調べてみたらもう予約が打ち止めとなっていた。できればかかりつけ医で静かに打ちたいので、別にあわてなくてもよく、気がもめるようなこともない。

 横にならないでしばらく本を読み、23時を回ったのを確認してベッドへと移動。
 この日は「親不孝通りディテクティブ」を110ページ。

2021.06.20 20210619 土
 この日もまだ暗いうちから目が覚めてしまい、よく眠れないまま6時40分起床。
 未明から雨。今日は全国的に雨がちなところが多く、山形地方も夜まで雨が続くとの予報だ。本日、東北地方が梅雨入りしたとの報。
 こんがり焼いたケチャマヨパン(パンにケチャップを敷き、マヨネーズをかけてトーストしただけのもの。素朴で軽くてうまい)とホットコーヒーの朝食をとって、朝ルーチンへ。

 日本時間で今朝までのNY株式相場は、利上げ開始時期をめぐるFRB(米連邦準備制度理事会)高官の発言を嫌気し、5日連続の下落となる。ダウ平均は533ドル安で、週間で1,190ドルも下落した形だ。これを受けて来週の相場は下がるのだろうな。覚悟しておかないと。

 母の施設にまたもやずっしりと重い食料品のあれこれ2袋を持ち込んで引き渡す。職員が言うには3度の食事は毎日とっているとのことで、そのほかにこれらすべてを食べているというのは驚きに値する。一週間に一度持参しているマーガリンなどが週のうちにきちんとなくなるのだとつれあいは言う。
 母は玄関まで出てきて、前回はもう家には帰りたいと思わないと言っていたのに、今回は真逆で、「帰りたい」を連発する。ほらね、やっぱり聞き流すのが正解だったでしょ。
 7月2日に2度目のワクチン接種が予定されていて、それ以降は多少外出規制も緩和されるのではないかと介護士が言っていた。いいんですよ、一時帰宅。施設さえいいと言えばいつだって。我々が意地悪して帰れないようにしているのではないのですよ。

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(okinawa-image)

 昼食は、天童市荒谷の十字路まで足を伸ばして、「定食おながま」を初訪問。
 近くの工業団地で働くガテン系の人たちの胃袋を支える店という感じなのだろうか。この日は土曜日なので来店客は少ないものの、イベントか何かで使う弁当の注文を男性一人でさばいているので、あとに来た作業着男性は待ち時間30分と告げられ、こりゃダメだとしおしおと退店していた。
 日替わりランチ680円は3種あり、その中から「チキン南蛮とカニクリーミーコロッケ」をチョイス。参考までにほかの2種は、「アジフライととり唐揚げ」、「豚肩ロースのソースカツ丼」。
 格別オシャレでも豪華でもないけれども、安い料金でしっかり空腹を満たせる質実剛健タイプ。わりと量のあるチキン南蛮にはこれでもかとタルタルソースがかけられ、その甘酸っぱさがおいしい。マカロニサラダもチョイ付けではなくたっぷりある。韓国風の味わいの豆腐スープがめずらしく、その表面にはホルモンのシロが浮き、この脂がうまい。付け合わせには切り干し大根とゴーヤーとウィンナーソーセージの炒め物、&ダメ押しの煮卵。長い間ジャーにいましたという感じがほのかにするたっぷりごはん。(笑)
 この価格帯にしてこれぐらいしっかりと食べられるのなら、自分としては十分に満足できるし、再訪してみたいとも思ったところ。

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(「定食おながま」の日替わりランチ)

 あいにくの雨だけれども、こうなると気温はそう上がらず、部屋で大人しく本を読むには最適かもしれない。オータニサンがこの日2本目となる21号HRを放つところをLIVEで見て、読書へ。

 途中、15時前に母から電話。目が見えなくなってきたので眼科に連れて行けと強い口調で訴える。だんだん見えなくなっているという訴えはもう何年も前からのことで、本人の言うペースで進めばもうとっくの昔に見えなくなっているはずなのだが、いまだにちゃんと見えているし、医者に何度連れて行っても変わりはないとばかり言われ続けているものなのだ。
 施設側に確認しても、視力が落ちたような様子は見受けられないというので、行っても結果は同じだと伝えると、だったら一人ででも行く、いいかと言う。自分の思い込み以外は無視してかかる者には何を言っても無意味なので、そうしたいならどうぞと伝えて打ち切る。
 一人で?! 笑わせるでない。もっと現実を直視するべきだし、たいしたことがないことで病院に行くほうが当人の命にとってもっと危険であることを知るべきだ。一度転んだりしたらもう動けなくなるのだぞ。
 医者は安心するために行くところだと? 違う。病気を治しに行くところだ。どこも悪くない人がレクリエーションのようにして行くところではない。何回も連れて行って大丈夫と言われていても、安心できない上に医師から保証されたことをすぐに忘れてしまうアナタの頭の中のほうがおかしい。

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(ドイツ戦の解説を、元日本代表のエース木村沙織がやっていた)

 夜の飲み方は、今夜もストロングを350ml+2に増量して、わけのわからない電話の憂さを晴らす。酔ってしまえばつまらないことで悩むのが馬鹿らしく思えてくる。
 合わせる録画は、居酒屋番組、ラーメン番組、探偵!ナイトスクープの20世紀名作編を早送りで観る。憂さはそういうナンセンスもので笑い飛ばしてしまうに限る。これらのほか、バレーボールネーションズリーグ2021女子のドイツ戦。
 生姜たっぷりで食べる鰹のタタキもうまかったが、締めの豆腐の味噌汁岩海苔たんまり載せはそれを上回って白眉だった。

 眠くなるのが早く、バレーボール観戦は1-1になった第2セット終了時点で切り上げて、22時前にはもうベッド。少し本を読んで眠りへ。
 「親不孝通りディテクティブ」を120ページ。

2021.06.21 20210620 日
 前夜は、窓を閉めて寝ても大丈夫なほどの、それほど暑くない夜。しかし3時台には目が覚めてしまい、いったんスタンドを点けて本を読む始末。だが、読み始めればすぐに眠くなるというのもまた困ったものだ。昼寝と早寝で睡眠は足りているということなのだろう。
 6時半起床。隣家はこの時間から浴室でシャワーを使い、ピアノの練習曲を弾き始めている。

 朝ルーチンのあとは、庄内地方の飲食店リストのメンテナンスに時間を割く。久しく行っていないなぁ、庄内。来週あたり、行こうかな。
 一人ででも病院へ行くと言った母をどうぞお好きにと突き放してしまった昨日(そうしたところで施設が黙っていないはず)の今日なので、電話の来ない静かな午前中になっている。そんな冷たい息子については、嘆きを隠さず、家庭に関するあらゆる悪口雑言を施設内の誰彼など関係なく喚き散らしていることだろう。悲しいことだ。
 そんな母も母だが、施設側の対応にも不満は深まる。コロナのため不要不急の外出を認めたがらない施設の意向があり、病院にやるべきかどうかの判断権は施設側が握っていると言っていい。それなのに、時としてその判断を回避する姿勢が見られたり、職員によって見解が違ったりするのだ。組織としてふらふらしているんじゃないよ、というのが当方の率直な意見だ。

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(okinawa-image こんな海辺のカフェでゆっくりしたい)

 昼は、天童市蔵増の「らーめん勝蔵」へ。だいぶ前にここで分厚いチャーシューが載った味噌味の「かつくららーめん」を食べた記憶があるが、外食ブログにはその時の記事が載っていない。ということは、少なくとも15年、もしくはもっと前以来ということになる。
 夏限定メニューとして冷たい味噌、醤油と冷し中華が出ていて、いずれも800円。だったら、最上段にある「冷たいみそらーめん」の大盛り、800+100円にしよう。

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(「らーめん勝蔵」の冷たいみそらーめん)

 冷やしラーメンは醤油味が一般的だが、味噌味も悪くない。少しぬるいなぁと思ったものの、味噌のコクや風味を冷やしで味わいたいのであれば、キンキンの冷たさよりも、九州あたりの冷や汁と同程度のこのぐらいのほうがいいのだろうと、食べながら思えてきた。味噌の麹の香りと少量の大豆の粒々がナイス。辛味が足りないように思えたので、卓上の一味唐辛子を追加した。
 太めの平打ちシフトの縮れ麺がおいしい。トッピングもたっぷりで、茹でもやしのシャキシャキとした食感がよく、ほかには冷やし中華とほぼ同様の、細切りキュウリ、錦糸卵、ロースハム、メンマ、ワカメ、コーン、紅生姜、刻み海苔。
 味もよく、量も十分で、それでいてこの価格なら御の字だろう。涼しくなったらまた行きたいと思う。その時には期間限定の納豆味噌らーめんに50円の半ライスを添えたあたりがいいかな。

 午後は、読書と録画。録画は、バレーボールネーションズリーグ女子のドイツ戦の続きを第3セットから。3-1で勝利し、15試合目で16チーム中のベスト4入りを確定させる。リベロの小幡真子(こばた まこ)が示す全身を使った喜びのガッツポーズが、小さい体なのに男勝りでおもしろい。熊本県上天草市の出身だと知る。

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(小幡真子(14)のガッツポーズ。これはまだマシなほう(笑))

 夜の飲酒時の録画は、岩手めんこいテレビが制作した「第1回いわて「麺恋」ラーメン総選挙」。1位は大船渡の「黒船」という秋刀魚煮干しのラーメンだったが、個人的には第2位に入った柳家チェーン店の味噌キムチ納豆ラーメンが岩手のラーメンのイメージをリードしていると思う。
 20時以降は、楽しみにしていた「井上尚弥ラスベガス防衛戦2」のWBA・IBF世界バンタム級タイトルマッチを観る。井上の8か月ぶり、2戦連続でのラスベガスでの防衛戦なのだが、モンスター・井上は強過ぎる。左ボディがバシバシ炸裂し、3RであっさりKO勝ち。近いうちに他団体のチャンピオンとまたラスベガスで戦うことになるのではなかろうか。

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(左ボディ連発で挑戦者を退けた井上尚弥。強い!)

 22時を期して減速態勢へ。
 「親不孝通りディテクティブ」を70ページ余り読んで読了。
 「君の膵臓をたべたい」(住野よる著、双葉社、2015)を読み始めて20ページ。