2021.12.01
20211130 火
この日も寒い朝となり、7時起床。天気は悪くない。部屋干しで乾きにくい洗濯物をベランダに出して、陽の光を当てる。明日以降はまた天候が崩れるらしい。
今朝までのアメリカは、ここまでが下げ過ぎと評価されて値を戻し始めているので、この日の東京はいったん値を上げるものと思われた。しかしその勢いがどの程度のものなのか想像がつかないため、開場前に注文を入れておくのはやめて、しばらくはウォッチすることにした。
結果、予想に反して今日もジリ安となり、引けにかけてはガクガクといった感じに。もうダメと言いつつ、今日も7銘柄も買ってしまった。もう一段下がれば買付資金もいよいよ底をつく。願う、反転。
なお、11月中の株式投資の成績は、確定利益は15万円余り。しかしその一方で買いが大量に約定し、その後も下げているため、持ち株評価額自体は大きく減少している。また、買いに回せる余裕資金もかなり目減りした。
「民族の世界史4」はモンゴル民族の部分から。7世紀半ばに初めて姿を現わしたモンゴル民族は、最初はタタルと総称される諸部族の中のひとつだったが、9世紀半ばにウイグル帝国が倒れたあと西方に進出し、トルコに代わってモンゴル高原の支配者となる。13世紀初頭にはテムジン(後のチンギス・ハーン)を戴いて全タタルの支配部族となり、モンゴル帝国は朝鮮半島から東ヨーロッパに及ぶ中央ユーラシア草原のすべてを支配下に入れる。
第1章「草原の覇者――モンゴル民族の形成と発展」では、モンゴル民族の概念が歴史上どのように変遷してきたかをみながら、モンゴル人がたてた国家が、現代の国家の概念とどれだけかけ離れていたかも、併せて示してくれている。

(「居酒屋スナックわらべ」の週替わりランチは高コスパ)
昼食は、七日町の「居酒屋スナックわらべ」にて。接客がよくて居心地がいい上に料理がしっかりしている店で、だいぶ前には夜の時間帯に2、3度飲食したことがあった。その「わらべ」でランチをやっていると知り、昼としては初めて行ってみた。
今週の週替わりランチ800円は、ミックスフライ、味噌坦々麺&角煮丼、半盛り3点セット(フライ・味噌坦々麺・角煮丼)の3種。しばし迷って、味噌坦々麺&角煮丼にしてみた。
すげぇゴージャス。無料で大盛りにしてもらった坦々麺は、味付挽肉たっぷりでチンゲン菜やメンマなどの具材も豊富な本格派。味もよく、厨房では中華料理のプロがつくっているはずだ。柔らかく煮込まれた角煮が載る丼ぶりは、ご飯を残して坦々スープをかけて食べるのがまたうまい。ほかに、冷たいサラダ、漬物、ドリンクが付いて、1,400円ぐらいしても不思議ではない充実の内容だった。
夜は、「街道をゆく」の十津川街道の部分を読んで感化され、15日ほど前に録画していたNHKの「新日本風土記 選」の十津川村編(2019年1月初回放映)を観る。司馬の著作を読んだところによれば、農耕に適さぬ地形のため古来免租地として権力者の支配を受けずに半ば独立した村落共同体として存在し続けたところで、南北朝の抗争時には楠木正勝ら南朝側がここを拠点として以来、尊王の姿勢を明治維新まで貫いた地なのだという。ずいぶんと山の中なのだろうなと思って観たところ、その想像を軽く上回ってすごいところのようだった。
番組にも取り上げられていた「谷瀬(たにぜ)の吊橋」は、1954年の完成。洪水のたびに丸木橋が流されたため、当時の谷瀬集落の人々が1戸当たり20~30万円という大金を出し合い、800万円もの大吊橋を完成させたものだ。完成時には日本一長い歩道吊橋だった(1994年に茨城県の「竜神大吊橋」が完成し、日本一の座を奪っている)。

(谷瀬の吊り橋)
「街道をゆく」にはこんな話も出ている。
1889年8月に起きた十津川村での大水害の被災民のうち2,489人もの村民が離村し、北海道の原野に入植し、新十津川村(1957年に町制施行)と称したのだという。滝川市の、石狩川を挟んですぐ西側にある。ここも訪れてみたい。
番組の途中で流れていた朝崎郁恵のうたう「行きゅんにゃ加那節」が、じんと心に沁みた。
寝る前になってから、かつて少しだけ読んでいる宮本常一についてじっくり読んだなら面白いのではないかと思い、宮本の経歴や人となり、著作等について改めて調べてみる。せめて文庫として発売されているものだけでも読んでみるべきではないかという思いに達する。
藤沢周平、司馬遼太郎、池波正太郎に続く次なる特定著者のシリーズ読みは、宮本常一になるかもしれない。もちろん古書でかまわないけれども、少なくとも定価よりも安ければ、ということだが。

(在野の民俗学者・宮本常一(左)とそのパトロン渋沢敬三)
本日の読書は、「民族の世界史4」を40ページ。「街道をゆく12 十津川街道」を20ページ余り読んで読了し、「街道をゆく41 北のまほろば」(司馬遼太郎著、朝日文庫、2009)を読み始めて30ページ。
今朝までのアメリカは、ここまでが下げ過ぎと評価されて値を戻し始めているので、この日の東京はいったん値を上げるものと思われた。しかしその勢いがどの程度のものなのか想像がつかないため、開場前に注文を入れておくのはやめて、しばらくはウォッチすることにした。
結果、予想に反して今日もジリ安となり、引けにかけてはガクガクといった感じに。もうダメと言いつつ、今日も7銘柄も買ってしまった。もう一段下がれば買付資金もいよいよ底をつく。願う、反転。
なお、11月中の株式投資の成績は、確定利益は15万円余り。しかしその一方で買いが大量に約定し、その後も下げているため、持ち株評価額自体は大きく減少している。また、買いに回せる余裕資金もかなり目減りした。
「民族の世界史4」はモンゴル民族の部分から。7世紀半ばに初めて姿を現わしたモンゴル民族は、最初はタタルと総称される諸部族の中のひとつだったが、9世紀半ばにウイグル帝国が倒れたあと西方に進出し、トルコに代わってモンゴル高原の支配者となる。13世紀初頭にはテムジン(後のチンギス・ハーン)を戴いて全タタルの支配部族となり、モンゴル帝国は朝鮮半島から東ヨーロッパに及ぶ中央ユーラシア草原のすべてを支配下に入れる。
第1章「草原の覇者――モンゴル民族の形成と発展」では、モンゴル民族の概念が歴史上どのように変遷してきたかをみながら、モンゴル人がたてた国家が、現代の国家の概念とどれだけかけ離れていたかも、併せて示してくれている。

(「居酒屋スナックわらべ」の週替わりランチは高コスパ)
昼食は、七日町の「居酒屋スナックわらべ」にて。接客がよくて居心地がいい上に料理がしっかりしている店で、だいぶ前には夜の時間帯に2、3度飲食したことがあった。その「わらべ」でランチをやっていると知り、昼としては初めて行ってみた。
今週の週替わりランチ800円は、ミックスフライ、味噌坦々麺&角煮丼、半盛り3点セット(フライ・味噌坦々麺・角煮丼)の3種。しばし迷って、味噌坦々麺&角煮丼にしてみた。
すげぇゴージャス。無料で大盛りにしてもらった坦々麺は、味付挽肉たっぷりでチンゲン菜やメンマなどの具材も豊富な本格派。味もよく、厨房では中華料理のプロがつくっているはずだ。柔らかく煮込まれた角煮が載る丼ぶりは、ご飯を残して坦々スープをかけて食べるのがまたうまい。ほかに、冷たいサラダ、漬物、ドリンクが付いて、1,400円ぐらいしても不思議ではない充実の内容だった。
夜は、「街道をゆく」の十津川街道の部分を読んで感化され、15日ほど前に録画していたNHKの「新日本風土記 選」の十津川村編(2019年1月初回放映)を観る。司馬の著作を読んだところによれば、農耕に適さぬ地形のため古来免租地として権力者の支配を受けずに半ば独立した村落共同体として存在し続けたところで、南北朝の抗争時には楠木正勝ら南朝側がここを拠点として以来、尊王の姿勢を明治維新まで貫いた地なのだという。ずいぶんと山の中なのだろうなと思って観たところ、その想像を軽く上回ってすごいところのようだった。
番組にも取り上げられていた「谷瀬(たにぜ)の吊橋」は、1954年の完成。洪水のたびに丸木橋が流されたため、当時の谷瀬集落の人々が1戸当たり20~30万円という大金を出し合い、800万円もの大吊橋を完成させたものだ。完成時には日本一長い歩道吊橋だった(1994年に茨城県の「竜神大吊橋」が完成し、日本一の座を奪っている)。

(谷瀬の吊り橋)
「街道をゆく」にはこんな話も出ている。
1889年8月に起きた十津川村での大水害の被災民のうち2,489人もの村民が離村し、北海道の原野に入植し、新十津川村(1957年に町制施行)と称したのだという。滝川市の、石狩川を挟んですぐ西側にある。ここも訪れてみたい。
番組の途中で流れていた朝崎郁恵のうたう「行きゅんにゃ加那節」が、じんと心に沁みた。
寝る前になってから、かつて少しだけ読んでいる宮本常一についてじっくり読んだなら面白いのではないかと思い、宮本の経歴や人となり、著作等について改めて調べてみる。せめて文庫として発売されているものだけでも読んでみるべきではないかという思いに達する。
藤沢周平、司馬遼太郎、池波正太郎に続く次なる特定著者のシリーズ読みは、宮本常一になるかもしれない。もちろん古書でかまわないけれども、少なくとも定価よりも安ければ、ということだが。

(在野の民俗学者・宮本常一(左)とそのパトロン渋沢敬三)
本日の読書は、「民族の世界史4」を40ページ。「街道をゆく12 十津川街道」を20ページ余り読んで読了し、「街道をゆく41 北のまほろば」(司馬遼太郎著、朝日文庫、2009)を読み始めて30ページ。
2021.12.02
20211201 水
外が暗いのでまだ6時過ぎぐらいかと思って目覚めたのは、7時15分。世の中はすっかり暗灰色になっている。
カキモノを中心に進めて、2ブログの記事公開など。寝坊のスタートとなったため、朝にやるべきあれこれをやり忘れていることがあり、途中でそれに気付いて手を止めることしばし。

(民族衣装のデールをまとった現代のモンゴル人)
作業が終わったあとは、「民族の世界史4」。
モンゴル民族については知らなかったことが多い。チンギス・ハーンの臨終に際してオゴデイを後継者に指名したが、フビライの時代、帝国はそのオゴデイ・ハーンの旧領を遺したほかに4つ(キプチャク、チャガタイ、イルの3ハーン国と中国の元朝)に分裂し、これら同士は互いに争うなどけっして一枚岩ではなかったようだ。そしてそれらは、約百年後の14世紀中頃ほとんど同時に滅亡又は分裂してしまうのだが、その背景には、遊牧民族の相続形態が均等相続である上に、家長に妻が複数あった場合、正妻の子と庶子の間に財産相続の差別がなく、つまり大帝国の領地は内部支配層の分裂・抗争によって細切れにされる宿命にあったようだ。
旧チャガタイ、イルのハーン国領を統合して帝国(1370~1500)をうち立てたティムールは、チャガタイ・ハーン国の一部族の頭領であり、インドに成立したムガル(=モンゴル)帝国(1526~1858)は、ティムールの5世の孫バーブルがインドにたてた王朝なのだった。
モンゴル系民族に関する記述は宮脇淳子が担当している。1952年生まれで、京都大学文学部史学科で東洋史学を専攻し、大阪大学大学院文学研究科博士課程満期退学。2008年、「モンゴル帝国以後の遊牧王権 モンゴル・オイラトの対立抗争とチベット仏教の受容」で東京外国語大学から博士号。インターネット番組にたびたび出演し、東洋史に関する解説を行っているという。
「民族の世界史4」の編者となっている岡田英弘は、大学院時代の恩師であるとともに、21歳年上の夫でもあったようだ。その岡田英弘は2017年に86歳で死没している。

(宮脇淳子 2013.8)
11時前に外出し、洗濯物を届けに母の入居施設へ。玄関では、事務室の職員から、今日は自室まで来るようにと告げられているので中へどうぞと言われる。行けば、ここまで来るとはどうかしたのかと母。来いと言うから来たのだと言えば、毎度のことながらそんなことは言っていないと辻褄の合わないことを言うのだった。
物持ちがいいというか、部屋の中はたくさんの物で充満している。つい先頃、娘(わが妹)に頼んで下着類を調達しているのだが、衣装箪笥は下着類ではちきれそうになっていて、新しく買ったものはそこに入りきれず、紙袋に収納されている。箪笥の中の品々は上っ面から取って着て、洗ったものを上っ面に戻すだけ、つまり抽斗の底の大部分は全く使われないものが滞留することになる。よかれと思ってこれらを整理してあげたりすると、おそらくはまた「なくなった」「誰かが持って行った」と騒がれることになるので、安易に手を付けられないという問題もある。
自分で物を管理することがもう困難になっているのだろう。冷蔵庫の中の賞味期限切れの食品類を引っこ抜いて持ち帰るにとどめる。
本日の昼食は、南原町の「スーパー銭湯テルメ」内にある「お食事処Bath亭」を初訪問する。趣味としている食べ歩きはとうとうスーパー銭湯の食事処にまで進出してしまった!
台湾メニューや麺類、ご飯類とある中から塩だれ豚焼肉定食700円をセレクト。メインはたっぷりの豚バラ肉と食感のよいタマネギでできて、ネギがドバっとかけられているところがステキだ。これにドレッシング付きの千切りキャベツと冷奴が添えられている。おかずの量が多い。まあつまりは、ご飯の量がもう少しあってもイイゾということでもあるのだけれど。それと、味噌汁が具だくさんなのもいい。
価格も割安だし、内容的にはまったくの不満なし。というよりも、いいんじゃないのか、ココ。こりゃ、再訪アリだろうな。いずれは入浴とセットで、生ビールなんかを片手に楽しめたらいいなと思う。

(「お食事処Bath亭」の塩だれ豚焼肉定食)
戻る途中、「ブックオフ山形桜田店」に寄って、取り寄せていた司馬遼の「街道をゆく」シリーズの古書3冊を引き取りに行く。3冊で510円。110円の棚を覗くと、ほかにも「街道をゆく」シリーズが何冊かあったので、その中から4冊を440円で追加購入する。しかし、家に戻って確認すると、このうち3冊はすでに買っているものなのだった。新旧の版で異なる表紙の絵柄が何種類かあるために判断を誤ることになるのだが、何をやっているのか。このぐらいの失策であればまあいいけれど、馬鹿デスネ。
夜は概ねいつもどおり。飲んで、録画を観て、本を読んで、買った本の表紙のスキャンなど少しだけ作業をする。
最後に、司馬の「街道をゆく」シリーズの未読のもの8冊を、ブックオフオンラインで注文する。1,760円也。これらを入手すれば、シリーズの未入手本はあと6冊となる。
その後は眠くなるまで読んで寝るだけ。寝入ったのは24時を回った頃だったろうか。
「民族の世界史4」は50ページ。ほかは「街道をゆく41 北のまほろば」を50ページ。

(モンゴル最大の祭典「ナーダム」での競馬)
カキモノを中心に進めて、2ブログの記事公開など。寝坊のスタートとなったため、朝にやるべきあれこれをやり忘れていることがあり、途中でそれに気付いて手を止めることしばし。

(民族衣装のデールをまとった現代のモンゴル人)
作業が終わったあとは、「民族の世界史4」。
モンゴル民族については知らなかったことが多い。チンギス・ハーンの臨終に際してオゴデイを後継者に指名したが、フビライの時代、帝国はそのオゴデイ・ハーンの旧領を遺したほかに4つ(キプチャク、チャガタイ、イルの3ハーン国と中国の元朝)に分裂し、これら同士は互いに争うなどけっして一枚岩ではなかったようだ。そしてそれらは、約百年後の14世紀中頃ほとんど同時に滅亡又は分裂してしまうのだが、その背景には、遊牧民族の相続形態が均等相続である上に、家長に妻が複数あった場合、正妻の子と庶子の間に財産相続の差別がなく、つまり大帝国の領地は内部支配層の分裂・抗争によって細切れにされる宿命にあったようだ。
旧チャガタイ、イルのハーン国領を統合して帝国(1370~1500)をうち立てたティムールは、チャガタイ・ハーン国の一部族の頭領であり、インドに成立したムガル(=モンゴル)帝国(1526~1858)は、ティムールの5世の孫バーブルがインドにたてた王朝なのだった。
モンゴル系民族に関する記述は宮脇淳子が担当している。1952年生まれで、京都大学文学部史学科で東洋史学を専攻し、大阪大学大学院文学研究科博士課程満期退学。2008年、「モンゴル帝国以後の遊牧王権 モンゴル・オイラトの対立抗争とチベット仏教の受容」で東京外国語大学から博士号。インターネット番組にたびたび出演し、東洋史に関する解説を行っているという。
「民族の世界史4」の編者となっている岡田英弘は、大学院時代の恩師であるとともに、21歳年上の夫でもあったようだ。その岡田英弘は2017年に86歳で死没している。

(宮脇淳子 2013.8)
11時前に外出し、洗濯物を届けに母の入居施設へ。玄関では、事務室の職員から、今日は自室まで来るようにと告げられているので中へどうぞと言われる。行けば、ここまで来るとはどうかしたのかと母。来いと言うから来たのだと言えば、毎度のことながらそんなことは言っていないと辻褄の合わないことを言うのだった。
物持ちがいいというか、部屋の中はたくさんの物で充満している。つい先頃、娘(わが妹)に頼んで下着類を調達しているのだが、衣装箪笥は下着類ではちきれそうになっていて、新しく買ったものはそこに入りきれず、紙袋に収納されている。箪笥の中の品々は上っ面から取って着て、洗ったものを上っ面に戻すだけ、つまり抽斗の底の大部分は全く使われないものが滞留することになる。よかれと思ってこれらを整理してあげたりすると、おそらくはまた「なくなった」「誰かが持って行った」と騒がれることになるので、安易に手を付けられないという問題もある。
自分で物を管理することがもう困難になっているのだろう。冷蔵庫の中の賞味期限切れの食品類を引っこ抜いて持ち帰るにとどめる。
本日の昼食は、南原町の「スーパー銭湯テルメ」内にある「お食事処Bath亭」を初訪問する。趣味としている食べ歩きはとうとうスーパー銭湯の食事処にまで進出してしまった!
台湾メニューや麺類、ご飯類とある中から塩だれ豚焼肉定食700円をセレクト。メインはたっぷりの豚バラ肉と食感のよいタマネギでできて、ネギがドバっとかけられているところがステキだ。これにドレッシング付きの千切りキャベツと冷奴が添えられている。おかずの量が多い。まあつまりは、ご飯の量がもう少しあってもイイゾということでもあるのだけれど。それと、味噌汁が具だくさんなのもいい。
価格も割安だし、内容的にはまったくの不満なし。というよりも、いいんじゃないのか、ココ。こりゃ、再訪アリだろうな。いずれは入浴とセットで、生ビールなんかを片手に楽しめたらいいなと思う。

(「お食事処Bath亭」の塩だれ豚焼肉定食)
戻る途中、「ブックオフ山形桜田店」に寄って、取り寄せていた司馬遼の「街道をゆく」シリーズの古書3冊を引き取りに行く。3冊で510円。110円の棚を覗くと、ほかにも「街道をゆく」シリーズが何冊かあったので、その中から4冊を440円で追加購入する。しかし、家に戻って確認すると、このうち3冊はすでに買っているものなのだった。新旧の版で異なる表紙の絵柄が何種類かあるために判断を誤ることになるのだが、何をやっているのか。このぐらいの失策であればまあいいけれど、馬鹿デスネ。
夜は概ねいつもどおり。飲んで、録画を観て、本を読んで、買った本の表紙のスキャンなど少しだけ作業をする。
最後に、司馬の「街道をゆく」シリーズの未読のもの8冊を、ブックオフオンラインで注文する。1,760円也。これらを入手すれば、シリーズの未入手本はあと6冊となる。
その後は眠くなるまで読んで寝るだけ。寝入ったのは24時を回った頃だったろうか。
「民族の世界史4」は50ページ。ほかは「街道をゆく41 北のまほろば」を50ページ。

(モンゴル最大の祭典「ナーダム」での競馬)
2021.12.02
2021年11月末までに買った本
2021年11月上旬以降、同月末までに買った本は、購入順に次の9冊です。
1 街道をゆく30 愛蘭土紀行I 司馬遼太郎 朝日文庫 199306 古110
2 街道をゆく31 愛蘭土紀行Ⅱ 司馬遼太郎 朝日文庫 199306 古110
3 街道をゆく36 本所深川散歩、神田界隈 司馬遼太郎 朝日文庫 199508 古110
4 街道をゆく19 中国・江南のみち 司馬遼太郎 朝日文庫 198703 古320
5 街道をゆく38 オホーツク街道 司馬遼太郎 朝日文庫 200905 古510
6 名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは食べながら謎を解く 太田忠司 ハルキ文庫 202103 古520
7 街道をゆく2 韓のくに紀行 司馬遼太郎 朝日文庫 197810 古110
8 街道をゆく4 郡上・白川街道、堺・紀州街道ほか 司馬遼太郎 朝日文庫 197811 古200
9 街道をゆく8 熊野・古座街道・種子島みちほか 司馬遼太郎 朝日文庫 197901 古200



1から6までの6冊は、ブックオフ山形寿店の棚から買ったもので、7から9までの3冊は、ブックオフで送料いらず取り寄せに寄る店舗渡しの仕組みがあることを知って、それを利用したもの。9冊買って2,190円は、すべてが文庫本であるとはいえ価格破壊的激安さです。この価格で知的探求心が満たされるならタダみたいなものでしょ。
ご覧のとおりうち8冊は「街道をゆく」シリーズで、もう少々でほぼ全巻入手というところまでやってきました。
6は名古屋モノで、喫茶ユトリロシリーズの3冊目で、このシリーズはこれで打ち止めかな。
1 街道をゆく30 愛蘭土紀行I 司馬遼太郎 朝日文庫 199306 古110
2 街道をゆく31 愛蘭土紀行Ⅱ 司馬遼太郎 朝日文庫 199306 古110
3 街道をゆく36 本所深川散歩、神田界隈 司馬遼太郎 朝日文庫 199508 古110
4 街道をゆく19 中国・江南のみち 司馬遼太郎 朝日文庫 198703 古320
5 街道をゆく38 オホーツク街道 司馬遼太郎 朝日文庫 200905 古510
6 名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは食べながら謎を解く 太田忠司 ハルキ文庫 202103 古520
7 街道をゆく2 韓のくに紀行 司馬遼太郎 朝日文庫 197810 古110
8 街道をゆく4 郡上・白川街道、堺・紀州街道ほか 司馬遼太郎 朝日文庫 197811 古200
9 街道をゆく8 熊野・古座街道・種子島みちほか 司馬遼太郎 朝日文庫 197901 古200









1から6までの6冊は、ブックオフ山形寿店の棚から買ったもので、7から9までの3冊は、ブックオフで送料いらず取り寄せに寄る店舗渡しの仕組みがあることを知って、それを利用したもの。9冊買って2,190円は、すべてが文庫本であるとはいえ価格破壊的激安さです。この価格で知的探求心が満たされるならタダみたいなものでしょ。
ご覧のとおりうち8冊は「街道をゆく」シリーズで、もう少々でほぼ全巻入手というところまでやってきました。
6は名古屋モノで、喫茶ユトリロシリーズの3冊目で、このシリーズはこれで打ち止めかな。
2021.12.03
20211202 木
7時前起床。昨夜の残りのクリームシチューを食べながら眺めた窓外では、北西方向からの風にあおられて雪が吹雪きがちになっている。寒い朝だ。
朝のうちは、東京株式市場のウォッチ。今日も下がっていて、コロナの変異株に完全にヤラレテいる形。この日も1銘柄を買う。一方で値が上がっている電力株を売って、少しでも買付資金のショートが生じないよう努力はしているが、焼け石に水の状態が続いている。全日空が劣後ローンによって資金調達して凌いでいる状況と、ある意味似ている。
昼食は、10月に五十鈴にできた新店「そば処さい藤」を初訪問。ここなら蕎麦がメインだろうと、おすすめセットメニューのもり天900円を。もりそばとかき揚げのセットだ。
ははあ、ここの蕎麦はこういうヤツか。やはり訪れてみないとわからないものだ。どんぶりに素っ気なく盛り付けられた蕎麦は、平打ち、極太の、ごつくで硬い“超”田舎蕎麦。つまり、山形の蕎麦通なら誰もが知っている「伊勢そば屋」(東根市)にインスパイアされたものだろうか。
蕎麦は、伊勢そばほどではないにしても、かなりごつい。あまりつゆを持ち上げない、引き締まったタイプ。茹で上がりで400gあるのだそうで、ある程度噛んで食べなければならず、普通盛りでもけっこう腹に来る。そばつゆは、出汁重視で醤油の塩辛さは控えめ。かき揚げは揚げたてでショリショリしておいしいけど、ちょっとばかり油がちな印象があった。満足。いずれラーメン類も食べてみたい。

(「そば処さい藤」のもり天)
午後以降は、読書を真ん中にして、さまざまな雑事とともに過ごす。
「民族の世界史4」は、モンゴル系民族を読み終えて、第4部のウラル系民族の部分へ。この日はこれを40ページ読む。
長風呂で汗をかいて、風呂上り体重は久々に75kg台に落ちる。
飲みながら、TUYのローカル番組「ローカル魂」のやまがたギリギリグルメと題する番組を見、「町中華で飲ろうぜ」の再放送では武蔵小山の「明星飯店」で高田秋がサービスの糠漬けに故郷を思い出して涙する姿を見、「孤独のグルメSeason5」の最終回で五郎さんが西巣鴨で一人すき焼きに興じているのを見る。
明星飯店の「味噌らーめん(こってり)」がうまそうで一度食べに行きたいとさえ思うのだが、店主が80過ぎの高齢で「亡くなったときが定年だ」と物騒な発言しているので、早く行かないと食べられなくなる。
ブログの記事を1本書いて公開へ。

(2019年11月放送の武蔵小山「明星飯店」編は、番組随一の名場面だと思う)
ほかには「街道をゆく41 北のまほろば」を40ページ読む。司馬サン一行は弘前の市内を巡っている。自分も今年7月に青森県下を一巡りしてきた際に弘前をじっくり見てきたところで、この本にも弘前城、石場家住宅、旧伊東家住宅、禅林街の長勝寺など、立ち寄ってきたところが多く登場している。だがやはり、弘前の風景としては、弘前城から眺めた岩木山が最も印象に残っており、これがいちばんではないか。訪問時は、けっして大きくない天守閣が曳家されて、本来あるべき櫓の部分の石垣の大規模補修が行われていたのだった。

(弘前城天守閣と岩木山 2021.7.15)
就寝は24時前ぐらいだったか。
朝のうちは、東京株式市場のウォッチ。今日も下がっていて、コロナの変異株に完全にヤラレテいる形。この日も1銘柄を買う。一方で値が上がっている電力株を売って、少しでも買付資金のショートが生じないよう努力はしているが、焼け石に水の状態が続いている。全日空が劣後ローンによって資金調達して凌いでいる状況と、ある意味似ている。
昼食は、10月に五十鈴にできた新店「そば処さい藤」を初訪問。ここなら蕎麦がメインだろうと、おすすめセットメニューのもり天900円を。もりそばとかき揚げのセットだ。
ははあ、ここの蕎麦はこういうヤツか。やはり訪れてみないとわからないものだ。どんぶりに素っ気なく盛り付けられた蕎麦は、平打ち、極太の、ごつくで硬い“超”田舎蕎麦。つまり、山形の蕎麦通なら誰もが知っている「伊勢そば屋」(東根市)にインスパイアされたものだろうか。
蕎麦は、伊勢そばほどではないにしても、かなりごつい。あまりつゆを持ち上げない、引き締まったタイプ。茹で上がりで400gあるのだそうで、ある程度噛んで食べなければならず、普通盛りでもけっこう腹に来る。そばつゆは、出汁重視で醤油の塩辛さは控えめ。かき揚げは揚げたてでショリショリしておいしいけど、ちょっとばかり油がちな印象があった。満足。いずれラーメン類も食べてみたい。

(「そば処さい藤」のもり天)
午後以降は、読書を真ん中にして、さまざまな雑事とともに過ごす。
「民族の世界史4」は、モンゴル系民族を読み終えて、第4部のウラル系民族の部分へ。この日はこれを40ページ読む。
長風呂で汗をかいて、風呂上り体重は久々に75kg台に落ちる。
飲みながら、TUYのローカル番組「ローカル魂」のやまがたギリギリグルメと題する番組を見、「町中華で飲ろうぜ」の再放送では武蔵小山の「明星飯店」で高田秋がサービスの糠漬けに故郷を思い出して涙する姿を見、「孤独のグルメSeason5」の最終回で五郎さんが西巣鴨で一人すき焼きに興じているのを見る。
明星飯店の「味噌らーめん(こってり)」がうまそうで一度食べに行きたいとさえ思うのだが、店主が80過ぎの高齢で「亡くなったときが定年だ」と物騒な発言しているので、早く行かないと食べられなくなる。
ブログの記事を1本書いて公開へ。

(2019年11月放送の武蔵小山「明星飯店」編は、番組随一の名場面だと思う)
ほかには「街道をゆく41 北のまほろば」を40ページ読む。司馬サン一行は弘前の市内を巡っている。自分も今年7月に青森県下を一巡りしてきた際に弘前をじっくり見てきたところで、この本にも弘前城、石場家住宅、旧伊東家住宅、禅林街の長勝寺など、立ち寄ってきたところが多く登場している。だがやはり、弘前の風景としては、弘前城から眺めた岩木山が最も印象に残っており、これがいちばんではないか。訪問時は、けっして大きくない天守閣が曳家されて、本来あるべき櫓の部分の石垣の大規模補修が行われていたのだった。

(弘前城天守閣と岩木山 2021.7.15)
就寝は24時前ぐらいだったか。
2021.12.04
20211203 金
さらに寒くなった朝。家の近くに停めてあるどの車両も霜で凍てついていた。-2.4℃で今季最低。しかしこの程度では驚かない。これからますます冷えていくはずだから。
いやいやながら7時15分にベッドを離れる。つれあいは7時過ぎに病院へと向かっていった。静かなダイニングで一人、ケチャマヨトーストときのこスープを食べる。
でもって、この日も朝から自室で読書方面へ。朝のうちから晴れていて、いつまでもつかと思ったが、結果としては終日スカッと晴れたいい天気だった。雨がちになるだろうという天気予報は珍しくはずれだった。
昼食は、この10月にオープンした嶋北の「初志麺屋居間人」を初訪問して、居間人みそつけ麺990円を食べる。ベーシックタイプのみそつけ麺は825円。これに板海苔をもう1枚、角煮をもう1個、そして煮卵が追加されている。
全粒粉使用の極太麺がたっぷり300g。チャーシューではなく角煮。メンマはないが、白髪ネギと茹でもやしがたっぷりで、レモンまで添えられている。この麺に、備え付けのニンニクチップをたっぷり振りかけてカスタマイズ。
背脂も入って濃厚なスープには、途中からラー油を加えて。はじめは熱かったが、ごつくてたっぷりの太麺を浸しているうちに徐々にぬるくなってしまった。締めには割りスープを加えてもらい、完飲。
タブレットによるオーダーシステムで、食後の食器も返却棚に自分で運び、会計もQRコード式でのセルフレジと、省力化が徹底されているが、その一方で、フロア担当女性の接客は明るくてやさしいのがよろしい。普通盛りで十分な腹ごしらえができた。

(「初志麺屋居間人」の居間人みそつけ麺)
この日の東京株式市場は、今朝までのNYが大幅に反発したのを受けて、久しぶりにしっかりした展開となった。日経平均は1%上げ、持ち株比率の高い空運2社が何日ぶりかのことで大きく上げてくれたので、持ち株評価額は2%近く上がった。上値の重い展開を予想したヤフーファイナンスのアナリストは大はずれ。今日上げることは一介の素人でも予想がつくことなのだけどな。
でもまあ、少なくとももうふた上げぐらいしてもらわないと、採算は合ってくれない。来週に期待するとしよう。
夜の録画視聴では、「NHK地域局発 きんくる沖縄金曜クルーズ」の「作家・大城立裕 沖縄を問い続けて」編を観る。
2020年10月27日に95歳で亡くなった沖縄初の芥川賞受賞作家を取り上げたもの。ナビゲーターの一人に津波信一、朗読に津嘉山正種、コメンテーターに大城貞俊と山里勝己、大城から強い影響を受けた作家として「宝島」で直木賞を受賞した真藤順丈、大城作の組踊を演出した嘉数道彦などが登場して、いい番組になっていた。
2020年1月19日、琉球新報ホールに「新作組踊「対馬丸」」を観に行った際に車椅子でやって来ていた当人を見かけたのが最後となった。これまでに大城立裕作品を18作読んできたが、沖縄の大作家の大往生だったと改めて思う。

(大城立裕)
24時までデスクから離れずにいて、その後は文庫本を手にしてベッドへ。
本日の読書は、「民族の世界史4」を40ページ。ウラル系諸民族の主なものは、フィンランドに多く住むフィン、エストニアのエースティ、ハンガリーのマジャールなどで、他にも少数の民族がタイミル半島などの北シベリアやスカンジナビア半島北部などに広く分布しているという。
「街道をゆく41 北のまほろば」を70ページ。巨大な遮光器土偶が立ちはだかるJR木造駅で仰天し、江戸時代の海港・鰺ヶ沢で町長らと語り、十三湖畔でしじみ汁を啜り、金木町の「斜陽館」に思いを馳せている。

(これが「JR木造駅」の駅舎なのだ 2021.7.15)
いやいやながら7時15分にベッドを離れる。つれあいは7時過ぎに病院へと向かっていった。静かなダイニングで一人、ケチャマヨトーストときのこスープを食べる。
でもって、この日も朝から自室で読書方面へ。朝のうちから晴れていて、いつまでもつかと思ったが、結果としては終日スカッと晴れたいい天気だった。雨がちになるだろうという天気予報は珍しくはずれだった。
昼食は、この10月にオープンした嶋北の「初志麺屋居間人」を初訪問して、居間人みそつけ麺990円を食べる。ベーシックタイプのみそつけ麺は825円。これに板海苔をもう1枚、角煮をもう1個、そして煮卵が追加されている。
全粒粉使用の極太麺がたっぷり300g。チャーシューではなく角煮。メンマはないが、白髪ネギと茹でもやしがたっぷりで、レモンまで添えられている。この麺に、備え付けのニンニクチップをたっぷり振りかけてカスタマイズ。
背脂も入って濃厚なスープには、途中からラー油を加えて。はじめは熱かったが、ごつくてたっぷりの太麺を浸しているうちに徐々にぬるくなってしまった。締めには割りスープを加えてもらい、完飲。
タブレットによるオーダーシステムで、食後の食器も返却棚に自分で運び、会計もQRコード式でのセルフレジと、省力化が徹底されているが、その一方で、フロア担当女性の接客は明るくてやさしいのがよろしい。普通盛りで十分な腹ごしらえができた。

(「初志麺屋居間人」の居間人みそつけ麺)
この日の東京株式市場は、今朝までのNYが大幅に反発したのを受けて、久しぶりにしっかりした展開となった。日経平均は1%上げ、持ち株比率の高い空運2社が何日ぶりかのことで大きく上げてくれたので、持ち株評価額は2%近く上がった。上値の重い展開を予想したヤフーファイナンスのアナリストは大はずれ。今日上げることは一介の素人でも予想がつくことなのだけどな。
でもまあ、少なくとももうふた上げぐらいしてもらわないと、採算は合ってくれない。来週に期待するとしよう。
夜の録画視聴では、「NHK地域局発 きんくる沖縄金曜クルーズ」の「作家・大城立裕 沖縄を問い続けて」編を観る。
2020年10月27日に95歳で亡くなった沖縄初の芥川賞受賞作家を取り上げたもの。ナビゲーターの一人に津波信一、朗読に津嘉山正種、コメンテーターに大城貞俊と山里勝己、大城から強い影響を受けた作家として「宝島」で直木賞を受賞した真藤順丈、大城作の組踊を演出した嘉数道彦などが登場して、いい番組になっていた。
2020年1月19日、琉球新報ホールに「新作組踊「対馬丸」」を観に行った際に車椅子でやって来ていた当人を見かけたのが最後となった。これまでに大城立裕作品を18作読んできたが、沖縄の大作家の大往生だったと改めて思う。

(大城立裕)
24時までデスクから離れずにいて、その後は文庫本を手にしてベッドへ。
本日の読書は、「民族の世界史4」を40ページ。ウラル系諸民族の主なものは、フィンランドに多く住むフィン、エストニアのエースティ、ハンガリーのマジャールなどで、他にも少数の民族がタイミル半島などの北シベリアやスカンジナビア半島北部などに広く分布しているという。
「街道をゆく41 北のまほろば」を70ページ。巨大な遮光器土偶が立ちはだかるJR木造駅で仰天し、江戸時代の海港・鰺ヶ沢で町長らと語り、十三湖畔でしじみ汁を啜り、金木町の「斜陽館」に思いを馳せている。

(これが「JR木造駅」の駅舎なのだ 2021.7.15)
2021.12.05
20211204 土
暗くて寒い上に周囲が静かなのをいいことに、7時半まで惰眠を貪る。今日も自室で好きなことをしてのんびりとしていることになるだろう。平穏、と言っていいのではないか。
9時半近くまで朝作業を続けて、そこからは本を読む時間へと移る。土曜日は株式ウォッチが不要なので、気が散らずに読めていい。
だが、ほどなく出かける時間になってしまう。水・土曜恒例、洗濯物のお届けに、母の施設に行かなければならない。
玄関口まで出てきた母は、玄関の内・外2枚の自動ドアが全開になっているのが寒いらしく、今日は寒いから早めに切り上げようねと促してみればすぐに同意するのだった。玄関ドアが開いているのは我々がそこで話しているためで、1階で働いている職員の皆さんも寒い思いをしているはずだ。

(「モアカフェ」のえびとトマトのジェノベーゼ)
その足での昼食は、市内北部浜崎の家具店「東京インテリア山形」に併設されている「モアカフェ」を初訪問。家具選びの途中で一息入れたい時などに便利だということのようで、パスタ、ハンバーグ、シチュー、ピザ、ワッフル、コーヒー類などが提供されている。パスタにすることにして、えびとトマトのジェノベーゼ720円をチョイス。
ところがなのだ。品名に掲げられている海老は小ぶりのものが2個(しょぼい!)トッピングされていて、トマトはソースや具材として使うのではなく、プチトマト1個半(セコい!)をカットして添えただけ。いつも食している具だくさんのナポリタンとは全然ちがう、素っ気なく薄っぺらなものだった。量も少ないし、ガックシ……。このクオリティならせいぜい550円が上限といったところか。
イタリアンについては何も知らないので調べておくと、ジェノベーゼとは、バジル、松の実、にんにくなどとオリーブオイルを混ぜてつくる緑色のジェノベーゼソースを絡めたパスタのことデアルと。でもこれ、素人だから言うけれど、完全に名前負けしていると思うぞ。
まあ、あちこち伺っていれば、こういうはずれのときだってたまにはあるわけで。
これだけでは足りないので、冷凍食品のラーメンを買い置きしていたことを思い出し、家に戻ってからそれを食べることにする。この9月に新発売された「冷凍 日清本麺 濃厚味噌ラーメン」。これが予想を超えてうまかった。「香味野菜の香りと味噌のコクをきかせた濃厚スープに、噛むほどに小麦の旨みが広がる中太ちぢれ麺を合わせ、食べ応えのある一杯」であるとのこと。300円いかずにこれだけのものが食べられるなんて、つくり方がもう少し簡単ならば惚れてしまいそうだ。

(「日清本麺」は、“濃厚味噌”と“こくうま醤油”の二枚看板だ)
休日ということもあり、17時を回った時点ですぐさま風呂に入り始め大好きな長風呂を楽しむ。いつものことながら、一日の締めくくりとしての長湯はサイコーだ。
一息ついてから飲み始め、録画のバラエティ番組をいくつか観ながら缶チューハイの500mlを飲む。今夜は350mlを2本にしようかとも思ったが、飲んでみれば500でもう十分。つまみもその後の食事もすべて食べなくともよくなってしまった。
昼の冷凍ラーメンが効いているものと思うが、仮にそれがなかったとしても、夕食としてつれあいがつくる量は毎回許容量を大きく超えている。飲んでいる最中のつまみやその後のおかずは不要で、締めの茶漬けだけでいいのだと常々申し出ているのだが、聞こうとしてくれない。いろいろとつくられるのを目の当たりにすることで、かえってげんなりして食べたくなくなるということもある。こちらももう若くはないので、まもなく寝るという時間帯にはそんなに食べられなくなっていることをわかってもらいたいのだが。
その後は、遅れがちになっている読書量を取り戻すべく、テレビを消して読む。就寝は23時半。
本日の成果は、「民族の世界史4」を50ページ。それと、「街道をゆく41 北のまほろば」を50ページ。小説「津軽」で太宰治が富士山をこき下ろすのを引用しながら岩木山について述べ、田舎館村で発掘された遺物から東北地方にも濃厚な弥生文化が存在することが確認されたエピソードを紹介し、青森市でねぶたの展示を見て坂上田村麻呂に思いを馳せたりしている。

(aomori-image)
9時半近くまで朝作業を続けて、そこからは本を読む時間へと移る。土曜日は株式ウォッチが不要なので、気が散らずに読めていい。
だが、ほどなく出かける時間になってしまう。水・土曜恒例、洗濯物のお届けに、母の施設に行かなければならない。
玄関口まで出てきた母は、玄関の内・外2枚の自動ドアが全開になっているのが寒いらしく、今日は寒いから早めに切り上げようねと促してみればすぐに同意するのだった。玄関ドアが開いているのは我々がそこで話しているためで、1階で働いている職員の皆さんも寒い思いをしているはずだ。

(「モアカフェ」のえびとトマトのジェノベーゼ)
その足での昼食は、市内北部浜崎の家具店「東京インテリア山形」に併設されている「モアカフェ」を初訪問。家具選びの途中で一息入れたい時などに便利だということのようで、パスタ、ハンバーグ、シチュー、ピザ、ワッフル、コーヒー類などが提供されている。パスタにすることにして、えびとトマトのジェノベーゼ720円をチョイス。
ところがなのだ。品名に掲げられている海老は小ぶりのものが2個(しょぼい!)トッピングされていて、トマトはソースや具材として使うのではなく、プチトマト1個半(セコい!)をカットして添えただけ。いつも食している具だくさんのナポリタンとは全然ちがう、素っ気なく薄っぺらなものだった。量も少ないし、ガックシ……。このクオリティならせいぜい550円が上限といったところか。
イタリアンについては何も知らないので調べておくと、ジェノベーゼとは、バジル、松の実、にんにくなどとオリーブオイルを混ぜてつくる緑色のジェノベーゼソースを絡めたパスタのことデアルと。でもこれ、素人だから言うけれど、完全に名前負けしていると思うぞ。
まあ、あちこち伺っていれば、こういうはずれのときだってたまにはあるわけで。
これだけでは足りないので、冷凍食品のラーメンを買い置きしていたことを思い出し、家に戻ってからそれを食べることにする。この9月に新発売された「冷凍 日清本麺 濃厚味噌ラーメン」。これが予想を超えてうまかった。「香味野菜の香りと味噌のコクをきかせた濃厚スープに、噛むほどに小麦の旨みが広がる中太ちぢれ麺を合わせ、食べ応えのある一杯」であるとのこと。300円いかずにこれだけのものが食べられるなんて、つくり方がもう少し簡単ならば惚れてしまいそうだ。

(「日清本麺」は、“濃厚味噌”と“こくうま醤油”の二枚看板だ)
休日ということもあり、17時を回った時点ですぐさま風呂に入り始め大好きな長風呂を楽しむ。いつものことながら、一日の締めくくりとしての長湯はサイコーだ。
一息ついてから飲み始め、録画のバラエティ番組をいくつか観ながら缶チューハイの500mlを飲む。今夜は350mlを2本にしようかとも思ったが、飲んでみれば500でもう十分。つまみもその後の食事もすべて食べなくともよくなってしまった。
昼の冷凍ラーメンが効いているものと思うが、仮にそれがなかったとしても、夕食としてつれあいがつくる量は毎回許容量を大きく超えている。飲んでいる最中のつまみやその後のおかずは不要で、締めの茶漬けだけでいいのだと常々申し出ているのだが、聞こうとしてくれない。いろいろとつくられるのを目の当たりにすることで、かえってげんなりして食べたくなくなるということもある。こちらももう若くはないので、まもなく寝るという時間帯にはそんなに食べられなくなっていることをわかってもらいたいのだが。
その後は、遅れがちになっている読書量を取り戻すべく、テレビを消して読む。就寝は23時半。
本日の成果は、「民族の世界史4」を50ページ。それと、「街道をゆく41 北のまほろば」を50ページ。小説「津軽」で太宰治が富士山をこき下ろすのを引用しながら岩木山について述べ、田舎館村で発掘された遺物から東北地方にも濃厚な弥生文化が存在することが確認されたエピソードを紹介し、青森市でねぶたの展示を見て坂上田村麻呂に思いを馳せたりしている。

(aomori-image)
2021.12.06
20211205 日
7時起床。今日中にぜひともやらなければならないものはなく、ついつい無目的になりがちな朝だが、ではやるべきことはないのかというとそうではなく、近いうちにやっておきたいことはそう簡単にはなくならない。でもそれらは、まずは日々の読書ノルマを達成してからのことにしたい。ということで、今日も「民族の世界史4」から。
この日は30ページ。ウラル系民族に関する第4部の最後には、そのうちのマジャール民族が主となる現在のハンガリーの歴史について概括する項があり、興味深く読む。そしてこの巻の最後となるチベット系民族についての第5部へと入ってゆく。
5部を担当している山口瑞鳳という学者の文章は、主語にも述語にも説明が足りず、読者を前にしてほとんど独りよがりの文章を書いている。この人はそういうことに気がつかないで書いているのだろうか、それとも気づいてはいるが学者は言い放つだけでよいとでも考えているのだろうか。はたまた、本人そのものの理解が足りないからこういうことになるのだろうか。いずれにしても、仮に学者としては一流であっても、人間としてみればただの愚人であることは間違いない。頭がよすぎる人間は、時として人のためにならず、害悪にすらなりかねないということがよくわかる。したがって、読んでいるほうはまったくちんぷんかんぷんで面白くないのだった。あぁ、疲れる。

(ブダペストも美しい街のようで、魅惑的だ)
昼食は、天童駅前にある「國丼」という食事処を初訪問。まぐろ丼、ほたて丼、スタミナ丼、カツ丼あたりが人気のようで、ほかにも定食類がいくつかある。でもここでは、いも煮定食1,000円を食べずにはいられまい。割烹料理店や小料理屋では供されることがあるけれども、大衆食堂ではなかなかお目にかかれないものなので。
鉄鍋で供されて、一人鍋状態になったが、なかなかおいしいし、楽しい。村山地域らしい、いい塩梅の醤油味。わりと赤身の部位の牛肉を使っているので味わいはあっさりした感じ。牛肉、里芋のほかに、手で割いた板こんにゃく、火が入った程度の白ネギ、さらにはごぼう、キノコ類も入っていて、こういうのがこのあたりの標準的なつくりなのだと思う。ごはんもおいしく、これをもやしとほうれん草のおひたし、蕪と白菜の漬け物で食べる。

(「國丼」のいも煮定食)
帰宅してからは、録画を入れていた「第75回福岡国際マラソン」の中継を観る。福岡での開催はこれが最後となる。小学校時代から見続けてきた大会だったので、感慨深いものがある。
結果は、細谷恭平(黒崎播磨)が2時間8分16秒のタイムで日本選手トップの2位に入り、パリオリンピックの選考レースとなる再来年秋のMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)の出場権獲得第1号となった。ほかに、4位の大塚祥平(九電工)、5位の高久龍(ヤクルト)、6位の上門大祐(大塚製薬)もMGCの出場権を獲得した。

(今大会が最終開催となった福岡国際マラソン)
飲酒タイムには、NHK-BSの「ヨーロッパ トラムの旅」のドイツベルリン編を観る。ノーナレーションで市内を走る黄色のトラム(路面電車)と路線にあるビューポイントを紹介する仕立てになっている。
ベルリンは1983年に訪れて、当時は壁で分かれていた東西のベルリンを見たが、トラムは今、大部分が旧東ベルリン地域を走っているという。自分が行った当時もあったはずなのだろうが、よく覚えていない。あの当時、東で走っている自動車をはじめとした交通インフラは、西に比べて20~30年ほど遅れているのではないかと思いながら見ていたものだった。
こういうものに乗りに行きがてら、ヨーロッパ大陸のあちこちを改めてゆっくりと眺めて歩くなんていうのは、自分にとっては夢でしかないのだろうな。

(フリードリヒ・シュトラーセ駅付近を走る、ベルリンのトラム)
夜には、「街道をゆく41 北のまほろば」を70ページ。著者は、青森市出身の芸術家・棟方志功の記念館に足を運び、作品のいくつかについて所感を述べ、自然の厳しい下北半島の田名部にわずか3万石に減封されて移動した旧会津藩=斗南藩の悲惨で困難だった状況に思いを馳せている。
24時過ぎ、就寝。
この日は30ページ。ウラル系民族に関する第4部の最後には、そのうちのマジャール民族が主となる現在のハンガリーの歴史について概括する項があり、興味深く読む。そしてこの巻の最後となるチベット系民族についての第5部へと入ってゆく。
5部を担当している山口瑞鳳という学者の文章は、主語にも述語にも説明が足りず、読者を前にしてほとんど独りよがりの文章を書いている。この人はそういうことに気がつかないで書いているのだろうか、それとも気づいてはいるが学者は言い放つだけでよいとでも考えているのだろうか。はたまた、本人そのものの理解が足りないからこういうことになるのだろうか。いずれにしても、仮に学者としては一流であっても、人間としてみればただの愚人であることは間違いない。頭がよすぎる人間は、時として人のためにならず、害悪にすらなりかねないということがよくわかる。したがって、読んでいるほうはまったくちんぷんかんぷんで面白くないのだった。あぁ、疲れる。

(ブダペストも美しい街のようで、魅惑的だ)
昼食は、天童駅前にある「國丼」という食事処を初訪問。まぐろ丼、ほたて丼、スタミナ丼、カツ丼あたりが人気のようで、ほかにも定食類がいくつかある。でもここでは、いも煮定食1,000円を食べずにはいられまい。割烹料理店や小料理屋では供されることがあるけれども、大衆食堂ではなかなかお目にかかれないものなので。
鉄鍋で供されて、一人鍋状態になったが、なかなかおいしいし、楽しい。村山地域らしい、いい塩梅の醤油味。わりと赤身の部位の牛肉を使っているので味わいはあっさりした感じ。牛肉、里芋のほかに、手で割いた板こんにゃく、火が入った程度の白ネギ、さらにはごぼう、キノコ類も入っていて、こういうのがこのあたりの標準的なつくりなのだと思う。ごはんもおいしく、これをもやしとほうれん草のおひたし、蕪と白菜の漬け物で食べる。

(「國丼」のいも煮定食)
帰宅してからは、録画を入れていた「第75回福岡国際マラソン」の中継を観る。福岡での開催はこれが最後となる。小学校時代から見続けてきた大会だったので、感慨深いものがある。
結果は、細谷恭平(黒崎播磨)が2時間8分16秒のタイムで日本選手トップの2位に入り、パリオリンピックの選考レースとなる再来年秋のMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)の出場権獲得第1号となった。ほかに、4位の大塚祥平(九電工)、5位の高久龍(ヤクルト)、6位の上門大祐(大塚製薬)もMGCの出場権を獲得した。

(今大会が最終開催となった福岡国際マラソン)
飲酒タイムには、NHK-BSの「ヨーロッパ トラムの旅」のドイツベルリン編を観る。ノーナレーションで市内を走る黄色のトラム(路面電車)と路線にあるビューポイントを紹介する仕立てになっている。
ベルリンは1983年に訪れて、当時は壁で分かれていた東西のベルリンを見たが、トラムは今、大部分が旧東ベルリン地域を走っているという。自分が行った当時もあったはずなのだろうが、よく覚えていない。あの当時、東で走っている自動車をはじめとした交通インフラは、西に比べて20~30年ほど遅れているのではないかと思いながら見ていたものだった。
こういうものに乗りに行きがてら、ヨーロッパ大陸のあちこちを改めてゆっくりと眺めて歩くなんていうのは、自分にとっては夢でしかないのだろうな。

(フリードリヒ・シュトラーセ駅付近を走る、ベルリンのトラム)
夜には、「街道をゆく41 北のまほろば」を70ページ。著者は、青森市出身の芸術家・棟方志功の記念館に足を運び、作品のいくつかについて所感を述べ、自然の厳しい下北半島の田名部にわずか3万石に減封されて移動した旧会津藩=斗南藩の悲惨で困難だった状況に思いを馳せている。
24時過ぎ、就寝。