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2022.07.05 20220704 月
 5時45分には起きて、行動開始。今朝は明け方から小雨が降り続いているので、今日は昨日までのようなバカ暑さにはならないのではないか。そう期待したい。

 以前から調子が悪かった部屋のテレビの内蔵HDDがとうとうあの世行きが間近になったようで、予約録画はすべて途中で録画することをやめ、録っていた番組を観ようとすると途中頻繁に身勝手にぷつぷつとポーズを入れ、録画視聴からテレビに替えようとすると、しばらくフリーズしてから唐突に電源が落ちるようになった。つまりは、機械の認知症的症状というわけだろうか。
 これはどう対処すればいいのだろうか。ウェブで調べながらいろいろ考えて、①内蔵HDDを自力で交換する、②機種に合った外付けHDDを追加する、③テレビを買い換える――の3案を得た。①が最も安いが、自分でテレビのフタを開けて交換し、新HDDのフォーマットとシリアルナンバーの更新作業をしなければならず、この後者のソフト的処置をどうするのかよくわからない。③は本体が元気なのに買い換えるなんてバカみたいでやりたくないし、まあ、多少金は①より多くかかるけれども、②あたりが妥当なのかな。これも適合機種をあてがわないと失敗することになるので、慎重さが必要だ。
 先の蛍光管購入の失敗例を見るまでもなく、早計はよろしくない。もう少し考えてから行動に移すことにしよう。

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(テレビの中からこういうもの(左)を取り出して交換するのが①の方法だ)

 平日のみの日替り定食を狙って、1年8か月ぶりに双葉町の中華料理店「池上苑」へ。ここは3回目となる。
 日替り定食は、料理2品にライス、スープ、サラダ、お新香が付いて850円。この日は「とりのから揚げとエビチリ」だった。鶏ガラ出汁の効いたスープが白眉。これがベースならどのメニューを食べてもおいしいはずだ。ボリュームこそそこそこではあるけれども、中華2品のつくりは確かだし、サラダは冷え冷えの新鮮モノで酸味の深いドレッシングがいいし、県産はえぬき使用のライスもいい炊きあがりだしと、欠点がない。全体のつくりや彩りもきれいにできている。いい店であることを再認識した形。

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(「池上苑」の日替り定食)

 本日午後の最高気温は、ここ数日ほどでなかったとはいえ、33.6℃。これでそれほど暑くないと感じてしまう、暑さに慣れきってしまった自分の知覚感覚はどうかしている。山形のこの気温は、全国の観測地点の中で第7位の高さだった。
 そんな中で、途中でくじけて昼寝を噛ませたりしつつ、「ローカルバスの終点へ」を読む。
 16時半頃から、夕立というのか、一時的な強い雨。雨滴が吹き込まぬよう開け放っていた窓を閉めれば、暑いのなんの。しばらくしたら上がったので、すぐに窓を開ける。
 この日の読書は、これを80ページと、「ご当地バカ百景」を30ページ。

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(雨が上がり、いつもの夕刻がやってくる)

 飲んだあとは、録画が満足に観られないので、旅の資料作成に没頭する。いろんなスポットを資料にたくさん詰め込んで、ほぼ出来となる。体裁を整えれば完成で、それは明日でいいだろう。
 出発まで一週間足らずとなったが、出かけるまでに散髪を済ませ、2か月に一度の内科診察も受けておきたい。それと、郵便局での蓄暖修理の振り込みと、株式配当金の受領をも済ませておきたい。

 23時過ぎに就寝。

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   講談社文庫  552円+税
   2003年5月15日 第1刷発行

 カモシダ青年は片道切符で単身タイに乗りこんだ!……のはいいけれど、その日の食事にも困る貧乏暮らし。ビデオカメラ片手に即席のフリージャーナリストになって、内戦のカンボジアへ。ささやかなギャラで命懸けの取材だ。おバカな人間たちとの出会いを通して描く激ヤバ異国体験記。サイバラ漫画も大爆笑!(カバー背表紙から)
 ――という“アジアパー”シリーズの1冊目で、自分にとっては「最後の…」「どこまでも…」に続く3冊目となります。
 絵と文章が必ずしもマッチしていませんが、どちらも独特の味があるのでどんどん読み進めることができます。

 カモちゃんがカメラマンとして1993年、カンボジア内戦の激戦地となったシェムリアプへと取材に赴いたときのことも登場。シェムリアプという地名を聞くと、TBS系の夜の報道番組で当時キャスターをしていた浜尾朱美がその聞き慣れない都市名を伝える際に、何回か噛んでいたことが思い出されるのでした。浜尾朱美かぁ、懐かしいな。浜尾は、1989年から「筑紫哲也NEWS23」で、筑紫哲也と共に初代キャスターを8年間務めていましたが、美人薄命の定めか、その後2018年に乳がんのため57歳で死去しているのでした。

 著者の鴨志田穣は、アルコール依存症のため精神病院への入退院を繰り返し、2007年に腎臓癌のため42歳で死去するのですが、若い頃からインドなどでクスリをやり、バンコクで満足な職もなく食うや食わずの生活をした上に、著書に書かれているような酒類の飲み方をしていれば、それは必ず身体に来るでしょう。
(2022.4.24 読)

2022.07.06 20220705 火
 早く目が覚め、5時半に起きて活動開始。頭がはっきりしていられる涼しいうちから作業ができて、ちょっぴり得をした感じだ。

 散髪をするべく、9時前に家を発って、千円モーニングセットの店へ。現役時代には平日10時半までというこの時間帯には到底入店することができず、格安メリットは享受できなかった。ところが今は、経費節減のため、もっぱらこの時間に行くことにしている。
 7~8人は待ったけれども、次々に処理されていくので所要時間は1時間程度。いつものように電気バリカンを使ってさっくりと刈ってもらい、シャンプーが付かないので、一度自宅にとんぼ返りしてシャワーで洗髪。この時期のシャワーなら何回浴びてもいいぐらいの勢いだ。

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(okinawa-image ホウオウボク(那覇市))

 再度外出しての昼食は、1年半ぶりに、嶋南の「麺屋春馬」へ。
 ここでは未食になっていた、油そば830円を食べる。数日前に自宅で調理して食べた油そばがどうにも嘘くさかったので、本当の油そばはどうなのか確認しようと、この店を選んでみた。
 結果、違いは歴然で、相違点を思いつくままに列記すると――。
1 麺の力強さがダンチ。太くて、パツパツして、小麦の味がする。よーし、わしわしいくぞ!
2 ふぅふぅしないと食べられないくらい、極めて熱い。油そばは湯気が沸き立つこの熱さこそが最高のゴチソウなのさ。
3 九条ネギの緑がきれいだ。
4 ニンニクの効かせ方はこうでなくっちゃ。刻みニンニクのほかに、卓上の摺りおろしニンニクも入れちゃえ。
5 底にある「油だれ」の量が多く、かきまぜただけ麺や具にスープがまとわりついてくるのがいい。
6 普通盛りでもボリュームがある。今オレは、油そばと闘っている。(五郎サン風)
7 余ったスープにネギをちょい足ししてつくってくれた割りスープがデラうま! これで締めてこそ、油そばと言える。
 ――というように、文句なく極上と言っていい油そばだった。
 その後は郵便局で予定の用を足して、昼過ぎには再帰宅する。

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(「麺屋春馬」の油そば)

 テレビ不調のため見ることができなくなっている録画番組だが、見られなければそれでも困ることはあまりないとも思えるようになってきた。娯楽番組を見る時間を別のことに充てることができるメリットもあるからだ。だが、録画ができない、見られないテレビをそのままで放置しておくわけにもいかないだろう。
 調べてみるとどうやら、外付けのHDDを入手したとしても、それには直接録画することはできず、あくまでもいったん本体内蔵のHDDに録ったものを移動・格納して再生できるだけのようだ。これでは問題解決にはならない。トリセツには「(内蔵)HDDを外して、お客様自身で交換することはできません」とあるが、ウェブ上では自ら交換によって直している例が散見されるので、部品さえ確かなものを購入すればやってやれないことはないと思われる。どうせこのままではダメなことは明らかなので、「内蔵HDDの自力交換」をすることに決定!だな。
 ただそれをいつやるか。いったんテレビの後ろを開けて実物を確認してからにしたい。その作業を暑い中で汗をかきかきやることには抵抗がある。ちょっと考えてみたい。

 この日の最高気温は、14時前頃に記録した32.3℃だった。一昨日から2日連続して下がっていて、今日について言えば、身に堪えるほどの暑さではなくなっている。しかし15時過ぎに一時的に強い雨が降り、その間窓を全閉したところ、風の入らない蒸し風呂状態となり、気持ち悪いのなんの。こういうのもぐったりなのだった。

 夜には、認知症的内蔵HDDに録画していた1時間番組がどうしても観たかったので、再生してみる。途中に10数秒ほどのポーズが入ることおびただしい上に、最後まで見る間に機械が勝手に終了することなんと4回。そのたびに番組の始めに戻って早送りをするのだが、見終わるまでに2時間近くかかった。そこまでして視聴する自分はなんて忍耐強いのだろうか。
 また、録画予約していた番組の放送が始まると、HDD君は衰え切った頭脳で懸命に録画しようとするようなのだが、その都度途中で理解不能となってパニックに陥り、何度もプッツンして再起動を繰り返すのだった。やはりコイツはもうダメだな、静かな永遠の眠りに就かせてあげたほうがよさそうだ。ということで、明日の朝まで主電源を切っておくことにする。

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(自室の2015年製 MITSUBISHI“ポンコツ”REAL LCD-A39BHR6)

 前夜から持ち越しになっていた金沢旅の資料を最終調整し、体裁も整えて、ようやく完成する。案外手こずった印象がある。
 読書は、「ローカルバスの終点へ」を90ページ余り読んで読了。

 とまあ、妙なことへのストラッグルがこの日の主要事項になってしまった。
 日が変わってから就寝。

2022.07.07 20220706 水
 5時10分頃、強めで揺れの長い地震を感じて目覚める。これで震度2? 目覚めの地震は強めに感じるということか。

 10時、来週不在になるので、常時使用の内服薬をもらいにかかりつけの内科クリニックへ。待合時間ほぼゼロでの診察となり、血圧検査のみで、それも124-60と良好。尿酸値を下げる薬をジェネリックに替えるので、その分医療費も安くなるとのこと。この日の支払いは1,810円で、300円ぐらい安くなったのだろうか。医療費の4割ほどは医学管理料だが、何かしてくれているの?という感じだ。まあ、家とクリニックの往復にわずか30分しかかからなかったので、文句はアリマヘン。

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(okinawa-image 名護湾のイルカ漁(1961.4))

 再度外出して、昼食は「かっぱ寿司山形元木店」へ。つれあいが所有しているナントカいうグルメ券の有効期限が近いらしく、それを使って。
 この日食べたのは、期間限定ネタから「三陸産三種盛り」「九州りゅうきゅう軍艦」、にぎりから「活〆真鯛」「浜焼き風青森県産ホタテ」「さくさくイカ天にぎり(マヨ)」、軍艦から「寿司屋のたたき」「北海道産たらこマヨ軍艦」「かにカマサラダ軍艦」「海鮮うまから和え」「ねぎとろの山かけ」の計10皿。
 いずれも1貫の大きさが極小で、江戸前の寿司職人なら何だこんなものと軽く笑い飛ばしてしまうようなつくりになっている。しかし、多くの種類を食べたいと考えている客のことを思えば、こういう提供のしかたもアリなのかもしれない。極小寿司でも、今の自分は10皿も食べれば十分に満足できる量だ。
 ナルホドなあ、チェーン系の回転寿司って、本来の寿司とはベツモノだと考えれば、むしろスッキリするのかもしれないな。二人でたっぷり食べて、2,816円。

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(「かっぱ寿司山形元木店」のマイセレクション(一部))

 午後は、不活発な時間帯となる。横になって本を読めば眠くなり、すぐさま夢うつつに。気温的にも、暑いことは暑いが暑苦しいほどではないといった程度で、しのぎやすくてゆっくり休んでいるのにちょうどいい。この日の最高気温は30.0℃だった。

 今日の東京株式市場は日経平均で315円余り下げて引けたが、持ち株ベースではZHDがわずかに上げただけで、ほかの全銘柄は大きく下げ、久々の大敗北を喫した形となった。なかなか手ひどい損失額である。特にバリュー株と言われる主力どころの下げが目立つ。
 下がったところで買い拾ったのは7銘柄。ここまで下がるのかというレベルのバカ安い買い値での約定となったのはいいのだが、これらはすでに数ユニット保有している銘柄ばかり。したがって、大損失を焼け石に水程度のわずかな買いで火消しに回っているだけのことに過ぎない。そんな少ない放水量では、火は消えるはずがない。
 もしかしたら日本株式はすでに、大きな後退局面の入口に入ってしまっているのかもしれない。

 読書は、「ご当地バカ百景」を40ページと、今日から「5分で読める! ひと駅ストーリー 乗車編」(「このミステリーがすごい!」編集部編、宝島社文庫、2012)を読み始めて80ページ。
 22時頃には早くも室内灯を消したが、ショート・ショートが読み易く、枕元灯を点けて23時半頃まで起きていただろうか。

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   幻冬舎文庫  750円+税
   2021年2月5日  第1刷発行

 女優の中谷美紀(1976~)は、2018年にドイツ出身のビオラ奏者と結婚し、一年の半分をザルツブルクとウィーンで暮らしているといい、その日々を「滞在記」として綴るというもので、興味深く読むことができそうなのでゲットしてみたところ。

 ドイツ人男性と結婚し、想像もしなかったオーストリアでの田舎暮らしが始まった。朝は、掃除と洗濯。午後には買い物に。当初はお肉屋さんに行くも注文が伝わらず、動物の鳴き真似をしたことも。晴れた日には、自らスコップを握り、汗だくになっての庭造り。慣れないドイツ語の学習には四苦八苦。女優・中谷美紀のかけがえのない日常を綴った日記エッセイ。(カバー背表紙から)

 2020年5月から日記的な記述で始まり、7月24日まで続きます。この年の初めから世界を席巻し始めた新型コロナウィルスのため、ウィーン・フィルのビオラ奏者として世界を駆け巡っていた夫と共に家で過ごす時間が長くなった頃のドキュメントになっています。
 夫とのことについては、ある程度の距離感と節度のあるオトナの表現になっていて、読みにくさは感じません。しかし、地元の食料品店、園芸店、DIYの店などから調達してきたもので料理やガーデニングに勤しんでいることに関しては、当方としてはあいにく積極的な興味を感じていないので、人によっていろいろな生活があるのだなと、読んでいてやや退屈なところがありました。

 継娘Jとの他愛のないお遊びや、ガーデニングのやり過ぎで調子が悪くなった身体を整えるために始めたオゾン療法のこと、リモートで受けているドイツ語講座などについて書かれた5月後半の部分についても同様に、どの話題も自分にとってはしっくりこないところがありました。

 最後のくだりは、中谷美紀の死生観について。インド、トルコなど多様な異文化に触れ、国、人種、宗教などにより様々な死生観があることを知っている中谷は、自分が死ぬときは「葬式無用、戒名不要」で「通夜供花供物香典も一切無用」だと、夫に伝えています。
 また、治る見込みのない重篤な病に冒され、疼痛に苦しむようならば、不毛な延命治療は望まず、頃合いを見計らってスイスかベルギー、オランダあたりのすでに合法化されている国に赴いて安楽死を選択するつもりだとも述べています。
 そして、ドイツの人々は、亡くなった遺体に面会するという感覚はないらしく、ドイツ人の夫は、「自分の遺体を見られるなんてとんでもない」、「冷たくなった君の遺体なんか触りたくもないし見たくもない」と言う、との逸話を添えていました。日本民族とは異なるヨーロッパの人々の一面を見たような気がします。

 カタカナやドイツ語を多用して身近にある固有名詞をたくさん並べて書いているのですが、文章としてはその多くが不必要であり、女優として書いているうちは許されるかもしれませんが、今後もエッセイストとしてやっていくのであれば、このあたりは考え直さなければならないところでしょう。

 この本に刺激された形で、録画していた番組の中から「ヨーロッパトラムの旅」のオーストリア・ウィーン編を観ました。ウィーンは1982年春に訪れていて、ホーフブルク宮殿や聖シュテファン大聖堂などを見学し、ランゲ・ガッセにある安宿に泊まったことなどを覚えています。そしてウィーンから一人夜行列車に乗って、ザルツブルクにも行ったのだった。綾小路きみまろではないが、あれから40年!か。
(2022.4.28 読)

2022.07.08 20220707 木
 5時には目覚めて、6時を期して起床。涼しい夜で、薄掛けで全身を覆わないと外気が当たって少し寒いかなといった感じで、安らかに眠るにはいい塩梅だ。せっかくなので、この涼しいうちから作業を進めよう。

 今朝の「ちむどんどん」を観ていると、八重山民謡の名手・大工哲弘が、唐突と思われる形でやんばるの比嘉家にやってきて、歌子の前で「月ぬ美しゃ」をしっかりと唄三線し、それだけで帰って行った。お~♪、大工だ!
 主人公の父の故・比嘉賢三は、若い頃に民謡歌手を目指していた頃があり、そのときの師匠役として大工が登場したという設定。その唄に心打たれた歌子は、「何年かかってもいいから、うちは民謡歌手になりたい。やってみたいわけ、歌いたいわけ。お願いします」と、母や姉に涙ながらに訴えるのだった。小さい頃から引っ込み思案だったそんな歌子を、強く応援したくなる。

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(大工哲弘が、今日の「ちむどんどん」に出演していた)

 今日の昼は、「吉野家286号線山形南店」にて。この年齢でこの季節になると、するすると喉を通っていくおいしいとろろ飯なんかが食べたくなるものだ。そんな頃合いに、「季節限定・牛皿麦とろ御膳」という吉野家の幟を見かけていて、これはうまそうだぞと思っていたのだった。
 牛皿麦とろ御膳712円。麦飯を食べるのは久しぶり。無料で大盛りにしてもらった麦飯は大粒でふっくらとした魅力的なビジュアル。これに、醤油を少々垂らし込んでまぜまぜした長芋と、フレッシュなオクラをぶっかけてずるずるいけば、よくぞ日本人に生まれけりという幸福感がじわじわと湧き上がってきた。合わせる牛肉は、主役の邪魔をしない程度の味わいと量。味噌汁もまあまあの塩梅だった。

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(「吉野家286号線山形南店」の牛皿麦とろ御膳)

 帰途に、コンビニに寄って、金沢旅の資料を紙に出力してくる。全部で24枚。
 午後は活発さを欠き、ベッドに横になっていてもそれほど暑くないため、十分な量の昼寝をする。

 数日前につれあいが、誕生祝代わりにと「アイスコールド敷きパッド」というものを買ってきてくれた。通気性に優れた立体メッシュが熱を逃がして蒸れを防ぎ、適度な弾力性で体圧を分散するという、スグレモノらしい。
 マイベッドには現在、寝茣蓙を敷いて暑さを多少なりとも緩和しているのだが、確かこれ、7年ぐらい前から使っているもので、だいぶくたびれてイ草の切れ端がほつれてくるようになっていた。そんな状況だったので、これはグッドタイミング。さすがわがつれあい、痒いところに手が届く――と持ち上げておこう。この数日は涼しめだったので保留していたけど、今夜から使ってみよう。

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(トップバリュ「アイスコールド敷きパッド」SDサイズ5,478円)

 読書は、午前中に「ご当地バカ百景」30ページ弱を読んで読了し、「5分で読める! ひと駅ストーリー 乗車編」を100ページ。3桁キープ。
 この日の山形は、最高気温が29.6℃どまりと上等。海洋性気候のためいつも涼しい飛島は今日今年最高の30.4℃となったが、それよりも低かった。

2022.07.09 20220708 金
 近隣の家々は朝から元気がよさ過ぎて、5時半からピアノの練習を始める家、5時40分から浴室で盛大にシャワーを使う家などがある。暑さ対策のために窓を開けて眠っている家がまわりに多くなっていることを知っての行状なのだろうか。もしそれらの家に、全部聞こえていますよと伝えたら、どのような反応を示すのだろうか。申し訳ないと改めてもらえればいいのだが、だから何?と無反省だったり逆切れされたりしたら、厭な思いをするのはこちらのほうになってしまう。平穏に暮らしたいが、こちらさえ忍従すれば波風が立たないというのなら、我慢しよう。長くなった人生の間にはある程度の忍耐力は培われてきている。
 一方、昨夜から使い始めた「アイスコールド敷きパッド」は、織物特有のまとわりつきがなく、ひんやりした肌触りと湿気の吸収感があって、それなりに効果があった。これはいいかもしれない。

 朝のうちは今週ラストの取引日となった株式市況のウォッチから。いくつかの銘柄の売り注文を出し、前場の上げ市場で1銘柄が売れたが、ほかはあとわずかのところで約定せず。後場では下げてしまい、もうちょっとだけ安い値で入れていたらよかったと悔やむが、あとの祭り。それらについては来週のさらなる上げに期待したい。

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(この日の自宅昼食は鰻丼だ)

 昼食は自宅で。買い置きのうなぎの蒲焼きがあるので、それを鰻丼にして食べようとのことだった。外食への興味は尽きないところではあるが、うなぎもしばらく食べていないので、あっさり提案に乗る。まあ、専門店で食べるような見事な焼きと注ぎ足しのタレとまではいかないが、県産米の炊き立てのごはんで居ながらにして食べられるわけだから、大合格だ。

 昼食が終わる頃に、安倍晋三元首相が奈良県で遊説中に散弾銃様のもので撃たれ心肺停止の状態との報。なんと物騒なことか。こういうことの背景には、ロシアのウクライナ侵攻をはじとして、国家レベルであっても公然と武力を使用し肯定する世の中の風潮があるのではないかと思える。
 午後のテレビではずっと、安倍元首相の銃撃関連の特番をやっている。17時過ぎには死亡の報。

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(安倍元首相が遊説先で銃撃を受け、死亡する)

 昼食後は、気温も高くないので今日がチャンスと、自室のテレビの分解作業をする。分解というほど大げさなものではなく、背面を開けて壊れかけている内蔵HDDの現況を確認するだけのことなのだが。
 カバーが開くまで何本のネジを取り外したことか。自分で開けて作業できることが確認でき、HDDのサイズや型番などの仕様を調べて購入すべきものが特定できたのはよかった。いずれまた開けることになるのでネジの装着は半分ほどにとどめて終えたが、これだけのことで汗がしとどに流れる。
 汗が引いてから、新HDDを発注する。「2.5インチ内蔵型HDD 東芝MQ04ABF100 (1TB)」。今の「東芝MQ01ABF050(500GB)」から1TBに容量をアップすることにして、ドスパラという店舗サイトから送料込み4,480円で購入する。金沢から戻って、ある程度落ち着いてから交換することにしよう。

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(テレビの裏カバーを開けてみた)

 夜は、多くの放送局で安倍元首相の死亡に関する特番をやっていて、同じシーンが何度も使い回しされているのをうんざりしながら眺める。
 旅から戻ってからの読書に供するために、文庫本の古書を3冊発注して、825円。
 飲み終えたあとは、ようやく明後日からの旅の準備に取り掛かり、まずは各種電子機器のバッテリー充電から。そして、万一に備えてパソコンデータのバックアップ処理もしておく。荷づくりや細やかなところは明日にまわす。

 「5分で読める! ひと駅ストーリー 乗車編」を100ページ余り読んで読了。7月になってからこれが5冊目の読了となり、ハイペースだ。しかし、6日間の旅を控えていて、その間はペースダウンするだろうから、中期的視点からは適切なペースかもしれない。
 続いては「街道をゆく40 台湾紀行」(司馬遼太郎著、朝日文庫、1997)を手にしてさわりの部分の20ページ。永らく読み続けてきたこのシリーズも、当著を含めてあと7冊を残すのみとなった。