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2021.06.08 20210607 月
 7時前起床。薄曇り。カッコウが鳴く朝。昨日は29.4℃まで気温が上がったが、この日の予報も29℃。だが、この程度の暑さなら山形人にとっては屁でもなく、むしろちょうどいいぐらいだ。
 土日が終わって暮らしも正常化。朝のカキモノからブログ記事公開、8時以降の開場前の株式市況をチェック、読書という日常に戻る。

 だが、8時台にもう母から電話。一昨日確認したときにはまだあると言っていた目薬が、なくなりそうなのでもらって来いとのこと。また180度違うことを言う。もう自分で何を言っているのかわからなくなっているのだろうな。
 私立病院の医者が処方する目薬は2種類あって、それを各10本ずつ(!)、医者が言うには半年ほどは持つ(!!)という量をもらってきている。実はその半分の各5本だけを渡していたのだが、前回診療時からまだ1か月とちょっとしか経っていないのに、もうなくなったと言うのだ。しかもなぜか、両目に点けるほうはまだあるが、片目用がないという。なぜそうなるのかよくわからない。
 では、それらがそれぞれあと何本残っているのかと訊くと、それもわからないと言う。わからんで電話してくるのか?
 もうまったく支離滅裂。そこにこれまた歳がいって口がうるさくあまり上等とは言えない介護士が電話口に出てきて、いったん切りますとのこと。そうしてください。よく確認してから電話をさせてください。その後しばらくかかってこないところをみると、抽斗の中かどこかにまだ何本か残っていたのではないだろうか。せいぜいそんなところだろう、あの人たちのやることは。

 調剤薬局では、医師の処方箋がなければ出してくれないので、同じ薬を手に入れるには外来受診が必要となる。そよ風が吹けば倒れてしまいそうなあのヨレヨレの年寄りをそのために外へ連れ出すことは、ある意味別の命の危険に晒すことにもなる。
 かと言って、類似の市販薬を買って持って行ったりすれば、これは効かない、合わないと文句を言うに決まっている。成分は全く同じジェネリック薬品であっても、見た目が違うだけで効かない、合わないというヒトなのだから。目薬なんてどれも同じだろうと考える自分にとっては実に面倒くさいのだ。

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(amami-image(花富峠・タカテルポイント))

 それからだいぶ経った午後の2度目の電話では、介護士が調べた結果、両目用は4本、片目用は1本残っていたという。なぜ片目用のほうの減りが速いのかについては、当人はそれも両目に垂らしていたかららしい。
 また、母は電話口で眼の奥が痛いと訴える。痛いときに点ける薬は副作用が強いため職員から預かってもらっていて、痛いときにはそう言って点けてもらってねと打ち合わせしたのに、当人はそんなことは記憶の片鱗にすらなく、そんな薬があることは知らなかったとけろっとして言う。それはいい薬を出してもらったと感謝の言葉を述べ、施設に預かってもらうからね、はい預かったからねとあれほどみんなから念押しされたにもかかわらず。
 はいはい、痛いならそれを点けてもらってね。何、胸が痛い? はいはい、M嘱託医に言ってね。――と、またも同じ話。訴えるわりには、ではこうしてくださいとこちらから伝えたことは何一つとして行動に移していない。みーんなすぐに忘れるのだろう。
 母に任せていると、3か月は持つ目薬が1か月でなくなるので、今後は目薬の管理も職員にやってもらうことにした。もう一人では目薬の管理すらできなくなっている。

 この昼は、おいしい蕎麦が食べたい。そばつゆにデフォで天かすを入れたり、これから蕎麦湯を飲もうというそばつゆを勝手に捨てたりするようなどこぞの店とは違う、正統派のいい蕎麦屋で。
 せっかくだから未訪の店を選んで、R48沿い、原宿の「紅留満」を初訪問する。「こうるまん」と読むとばかり思っていたが、「くるま」が正解のようだ。
 板そば(いかげそ天付)、1,100円。これ、いいんじゃないか。量的には十分で、「どこぞの店」の特盛350円増しよりもこっちのほうが多いし。
 ほかのいい点を列挙すると、手打ちの蕎麦は田舎風の太打ち不揃いで、ソバ殻のざらつきがなくいい口当たりで食べやすい。昆布だしの風味が鼻に抜けるそばつゆが出色。卓上の一味唐辛子がとても辛くてインパクトが強い。徳利のそばつゆと蕎麦湯がふんだんで、食後の蕎麦湯は大きめの猪口で3杯は楽しめる。胡麻油で和えた茹で野菜がうまい。げそ天が揚げ立て。
 反面、気になる点は、鼻に抜ける辛さが感じられない練りわさび、もう1本ぐらい欲しいげそ天、少し間を置くとダレるげそ天の衣、ぐらいか。

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(「紅留満」の板そば(いかげそ天付))

 本日の東証株価は多少値上がりしたものの、鉄鋼などが足を引っ張って、持ち株評価は1.4%程度目減りした。この機に、先週金曜に売ったばかりの川崎重工業と、下げている日本製鉄を買い戻しておく。

 入浴では、いつもと同じ時間しか湯に浸かっていないが、汗が止まらず洗い場で流れるに任せる。かつてないほど汗をかいたようで、体重は76.5から74.6kgへと激減する。適度な発汗は意識的にやっているが、ここまでいくとやり過ぎではないか。この日は29.7℃まで気温が上がったようだ。

 飲みながらのテレビは、FIFA W杯アジア2次予選のタジキスタン戦。タジキスタンってどこだ? 地図で調べると、カスピ海のずっと東、トルクメニスタン、ウズベキスタンのさらに東、アフガニスタンの北東に位置し、すぐ東は中国。首都はドゥシャンベだというのだが、その都市名自体、初めて聞いた。結果は4-1。
 21時を過ぎてからは、BSでやっていたバレーボールネーションズリーグの女子のカナダ戦を観る。

 23時まで「第三帝国の興亡5」を80ページほど読んで読了し、全5巻を読み終えた。5月14日に第1巻を読み始めて3週間余り。思いのほか電撃的に読み終えることができたのは、やはり自分はあの頃の歴史が好きだからなのだろうな。
 この日読んだところは、ベルリン陥落前から、ベルリンの掩蔽壕でのヒトラーらの最後の生活と自殺、そして終戦まで。
 1945年4月25日には、東進を続ける連合国のアメリカ軍と西進を続けるソ連赤軍が、ドイツ東部、エルベ川の沿岸ザクセン州トルガウ(ドレスデンとマクデブルクのほぼ中間点)で初めて出会う。(エルベの誓い) 4月30日、ヒトラーは壕内で愛人エヴァ・ブラウンと共に自殺し、5月7日、ドイツ軍が降伏して終戦となった。

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(エルベ川で合流し握手するソ連兵(右側)と米兵 1945.4.25)


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