fc2ブログ
hinoshima.jpg

   幻冬舎文庫  920円+税
   2018年12月15日 第1刷発行

 文庫650ページの大作。
 大手建設会社の社長夫人・西脇礼子は我が目を疑った。義父の告別式の参列者の中にいるのは「あの人」ではないのか。幼い頃暮らしていた三宅島で出逢い心を寄せ合うも、突然の噴火で生き別れになった二人。なぜ彼はここにいるのか……? 大企業を食い物にするアウトローの男と上流社会に身を置く女。火の島で燃え上がる禁断の愛を描く純愛小説!(カバー背表紙から)

 初出は、2005~07年の「文學界」の連載で、文藝春秋社が2008年に単行化しています。石原の東京都知事時代は1999~2012年ですから、これは都知事時代に書かれた作品。
 「解説」で福田和也(文芸評論家)も書いているけど、都知事職にあって文学と政治を両立させるのはよほどの困難が伴うはずですが、こうしたことを石原個人の意思と努力で可能にしていることが驚異です。
(2021.9.10 読)

関連記事
Secret