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2021.11.29 20211128 日
 昨晩の就寝時間が遅くなったため、7時15分まで眠っていた。今季一番の冷え込みとなったらしい。立ち上がりが遅れたが、日曜日なので株式の動きはなく、見たいテレビもないしすぐにやっておくべきこともないので、この日は読書を進めようという気で動き始める。寒くて天気のよくない冬の日は、こういう形で暮らすのがいいと思う。

 この日の「民族の世界史4」は、中央アジアから西アジアにかけてのセルジュークトルコ、オスマントルコに関する部分から。これらの国家をつくったのは、オグズ(トルクメン)と呼ばれる、西アジアへと移動してきたトルコ族の最後のグループなのだという。
 今のトルコがあるアナトリア地方にアッバース朝の奴隷軍人として姿を現したトルコ人は、セルジューク朝の成立とともにスンナ派イスラム世界のチャンピオンとなってイスラム文明の後継者となったが、この段階ではトルコ系の遊牧的・分権的性格を脱却できず、短命に終わった。
 その後継国家となるルーム・セルジューク朝は、セルジューク朝の文明を受け継ぎつつ、アナトリアのギリシャ的・ビザンツ的文化を受容していく。
 これらの王朝の影響を受けて成立したオスマン朝は、トルコ的国家として出発したが、コンスタンティノープルをはじめとした伝統的大都市やメッカなどの聖都を獲得していくにつれて、トルコ的・遊牧的な性格を克服して中央集権的な世界帝国を築いていくのだった。

11c map 202111
(こういう地図を見ながら読む)

 続いては、中央アジアの詳細。土着系のウズベク、カラカルパク、トルクメン、キルギス、カザフ(以上トルコ系)、タジク(イラン系)、19世紀後半に東トルキスタンから移住したウイグルとドゥンガン、18世紀以降移住のイラン系のベルジ、クルド、19世紀後半以降のスラブ、朝鮮族などについて記されている。
 疑問に思っていたトルコ系とイラン系民族の関係性などを、加藤九祚が解説している。
 この日はこの「民族の世界史4」を、夕刻までに60ページ読む。1日に読む量としてはこの本の場合これくらいが限度のようだ。

Turkmenistan 202111
(トルクメニスタンの人々)

 朝に前日の残りのおでんと五目飯のおにぎりを食べ(させられ)たので、昼になっても腹が空かない。なので、今日の外食探訪は休むことにして、いつもより遅い時間に家でつれあいがつくってくれたナポリタンを多くない程度に食べる。この齢になると、1日に食べられる量は限定され、何かを多く食べたらどこかでその分を減らさなければ、消化器系が持たない。
 これにより、この日は外に出ることなく一日中自室でぬくぬくとして過ごすことになった。
 そろそろつかまり立ちができるようになり動きが活発化してきている孫に、何かクリスマスのプレゼントをあげたいと思い、つれあいと相談して、バスの形をした木製の手押し車を送ることにした。喜んでくれるといいのだが。

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(孫へのプレゼントはこういうものに)

 夕刻は、17時から1時間風呂に入り、録画したこの日の大相撲千秋楽を観て、照ノ富士が自己初の全勝で優勝するシーンを見届けてから、飲み方に移行する。
 飲み終えて一段落したのは21時半。あとはテレビを眺めたり文庫本を読んだりして、一日を終える形となる。「街道をゆく12 十津川街道」を50ページ。
 23時就寝。

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