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2021.12.02 20211201 水
 外が暗いのでまだ6時過ぎぐらいかと思って目覚めたのは、7時15分。世の中はすっかり暗灰色になっている。
 カキモノを中心に進めて、2ブログの記事公開など。寝坊のスタートとなったため、朝にやるべきあれこれをやり忘れていることがあり、途中でそれに気付いて手を止めることしばし。

mongol 202112
(民族衣装のデールをまとった現代のモンゴル人)

 作業が終わったあとは、「民族の世界史4」。
 モンゴル民族については知らなかったことが多い。チンギス・ハーンの臨終に際してオゴデイを後継者に指名したが、フビライの時代、帝国はそのオゴデイ・ハーンの旧領を遺したほかに4つ(キプチャク、チャガタイ、イルの3ハーン国と中国の元朝)に分裂し、これら同士は互いに争うなどけっして一枚岩ではなかったようだ。そしてそれらは、約百年後の14世紀中頃ほとんど同時に滅亡又は分裂してしまうのだが、その背景には、遊牧民族の相続形態が均等相続である上に、家長に妻が複数あった場合、正妻の子と庶子の間に財産相続の差別がなく、つまり大帝国の領地は内部支配層の分裂・抗争によって細切れにされる宿命にあったようだ。
 旧チャガタイ、イルのハーン国領を統合して帝国(1370~1500)をうち立てたティムールは、チャガタイ・ハーン国の一部族の頭領であり、インドに成立したムガル(=モンゴル)帝国(1526~1858)は、ティムールの5世の孫バーブルがインドにたてた王朝なのだった。

 モンゴル系民族に関する記述は宮脇淳子が担当している。1952年生まれで、京都大学文学部史学科で東洋史学を専攻し、大阪大学大学院文学研究科博士課程満期退学。2008年、「モンゴル帝国以後の遊牧王権 モンゴル・オイラトの対立抗争とチベット仏教の受容」で東京外国語大学から博士号。インターネット番組にたびたび出演し、東洋史に関する解説を行っているという。
 「民族の世界史4」の編者となっている岡田英弘は、大学院時代の恩師であるとともに、21歳年上の夫でもあったようだ。その岡田英弘は2017年に86歳で死没している。

miyawaki junko 201308
(宮脇淳子 2013.8)

 11時前に外出し、洗濯物を届けに母の入居施設へ。玄関では、事務室の職員から、今日は自室まで来るようにと告げられているので中へどうぞと言われる。行けば、ここまで来るとはどうかしたのかと母。来いと言うから来たのだと言えば、毎度のことながらそんなことは言っていないと辻褄の合わないことを言うのだった。
 物持ちがいいというか、部屋の中はたくさんの物で充満している。つい先頃、娘(わが妹)に頼んで下着類を調達しているのだが、衣装箪笥は下着類ではちきれそうになっていて、新しく買ったものはそこに入りきれず、紙袋に収納されている。箪笥の中の品々は上っ面から取って着て、洗ったものを上っ面に戻すだけ、つまり抽斗の底の大部分は全く使われないものが滞留することになる。よかれと思ってこれらを整理してあげたりすると、おそらくはまた「なくなった」「誰かが持って行った」と騒がれることになるので、安易に手を付けられないという問題もある。
 自分で物を管理することがもう困難になっているのだろう。冷蔵庫の中の賞味期限切れの食品類を引っこ抜いて持ち帰るにとどめる。

 本日の昼食は、南原町の「スーパー銭湯テルメ」内にある「お食事処Bath亭」を初訪問する。趣味としている食べ歩きはとうとうスーパー銭湯の食事処にまで進出してしまった!
 台湾メニューや麺類、ご飯類とある中から塩だれ豚焼肉定食700円をセレクト。メインはたっぷりの豚バラ肉と食感のよいタマネギでできて、ネギがドバっとかけられているところがステキだ。これにドレッシング付きの千切りキャベツと冷奴が添えられている。おかずの量が多い。まあつまりは、ご飯の量がもう少しあってもイイゾということでもあるのだけれど。それと、味噌汁が具だくさんなのもいい。
 価格も割安だし、内容的にはまったくの不満なし。というよりも、いいんじゃないのか、ココ。こりゃ、再訪アリだろうな。いずれは入浴とセットで、生ビールなんかを片手に楽しめたらいいなと思う。

bath tei 202112
(「お食事処Bath亭」の塩だれ豚焼肉定食)

 戻る途中、「ブックオフ山形桜田店」に寄って、取り寄せていた司馬遼の「街道をゆく」シリーズの古書3冊を引き取りに行く。3冊で510円。110円の棚を覗くと、ほかにも「街道をゆく」シリーズが何冊かあったので、その中から4冊を440円で追加購入する。しかし、家に戻って確認すると、このうち3冊はすでに買っているものなのだった。新旧の版で異なる表紙の絵柄が何種類かあるために判断を誤ることになるのだが、何をやっているのか。このぐらいの失策であればまあいいけれど、馬鹿デスネ。

 夜は概ねいつもどおり。飲んで、録画を観て、本を読んで、買った本の表紙のスキャンなど少しだけ作業をする。
 最後に、司馬の「街道をゆく」シリーズの未読のもの8冊を、ブックオフオンラインで注文する。1,760円也。これらを入手すれば、シリーズの未入手本はあと6冊となる。
 その後は眠くなるまで読んで寝るだけ。寝入ったのは24時を回った頃だったろうか。
 「民族の世界史4」は50ページ。ほかは「街道をゆく41 北のまほろば」を50ページ。

nadam 202112
(モンゴル最大の祭典「ナーダム」での競馬)


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