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yutoriro tabenagara

   ハルキ文庫  660円+税
   2021年3月18日 第1刷発行

 太田忠司の「名古屋駅西 喫茶ユトリロ」シリーズの3作目。好きな土地である名古屋の話で、独特の名古屋弁やさまざまな名古屋の食べ物が登場するので、それらを楽しみに欠かさず読んでいます。

 名古屋大医学部に通う、東京生まれの鏡味龍(かがみとおる)が下宿するのは、名古屋駅西にある老舗喫茶店ユトリロを営む祖父母宅。店で交わされた奇妙な名古屋弁での会話や持ち込まれた名産品七宝焼にまつわる過去など、不思議な謎を、小倉トーストや味噌煮込みなどの魅力的な名古屋めしからヒントを得て、お人好しの龍が解いていく! 名古屋の魅力満載の、ご当地連作ミステリー!(カバー背表紙から)

 著者は、当方と同学年。名古屋生まれで、小・中・高・大と名古屋で学び、現在も名古屋在住という、生粋の名古屋人のようです。
 大学在学中に「星新一ショートショート・コンテスト」優秀作を受賞し、その後サラリーマンの傍らショートショートを執筆。1990年に初の長編ミステリ「僕の殺人」の出版をきっかけに専業作家となり、ヤングアダルト向けのミステリーを多く執筆。2004年には「黄金蝶ひとり」でうつのみやこども賞、10年には「月読」で酒飲み書店員大賞、22年には「麻倉玲一は信頼できない語り手」で徳間文庫大賞を受賞しているとのことです。
 でもまあ、自分は「名古屋」に興味があって読んでいるので。
(2022.6.1 読)

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