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2022.12.03 20221202 金
 5時頃に目覚めたので5時半に起きる。おっ、外は今季初めて雪が降っている。路面に積もるほどではないが、いよいよ来たなという感じだ。

 早起きしたのは、深夜2時から始まっていたサッカー中継を録画ディレイで観るためだ。なんとか決勝トーナメントに進出してほしいが、現実は厳しいだろうと思いつつ観始める。
 前半はスペインが圧倒的にボールを支配し、10分過ぎに早くもスペインに先制されてしまう。ところが、後半が始まってすぐ、後半から投入された堂安のミドルシュートで追いつく。そしてその3分後には、これまた後半から入った三苫の折り返しを田中碧が腿で押し入れてたちまち逆転したかのように見えた。主審は三苫の折り返しがゴールラインを割っていると判定したが、VARの結果わずかに割っていず、得点が認められる。かなりきわどい判定だった。

vs spain1 20221201
(クロスボールを上げようと切り返す三笘(左端)。この後、田中がゴール!)

 逆転後の後半なかばからは守備一辺倒となる。攻撃的MFの鎌田に代えてDFの富安を入れて5バックの形で守備を分厚くし、これがかなり奏功した。アディショナルタイム7分を含め、30分ほどの長い時間を耐え切って、なんと、クループを1位で通過した。
 試合後、キャプテン吉田も目をうっすらと赤くして「言葉になりません。これだから代表は辞められないです。最高でした」と語っていた。スポーツでしか得られない熱い感動をもらった。

 結果論だが、もし引き分けに終わっていれば、同グループのドイツ・コスタリカ戦が4-2(2点以上の差)でドイツ勝利という結果だったため、決勝トーナメントには進めなかった。
 それにしても日本は、ドイツ、スペインというヨーロッパの2つのモンスターチームを破る大健闘だ。こうなると、なぜコスタリカに敗れたのかが不思議にさえ思えてくる。さあ、決勝トーナメントは前回大会準優勝のクロアチアが相手だ。いずれもすげえ相手ばかりだな。

vs spain3 20221201
(決勝トーナメント進出を決め、主将吉田に駆け寄り喜び合う日本選手たち)

 母の兄弟(末弟)のS叔父の一人息子から、父が86歳で亡くなったとの連絡あり。久しぶりに昨日東京から里帰りして施設にいる父に会いに行ったところ、急に血中酸素濃度が下がり、救急搬送した病院で今朝早くに亡くなったとのこと。ごく身内の家族葬で見送るので葬儀出席は不要とのことだった。
 母の実家を継いでいたS叔父は、数年前につれあいを亡くしたあとは自宅に一人で住んでいたものと思っていたが、高齢のため施設に入居していたそうだ。あの土地・建物も持ち主がいなくなり、一人息子ももう山形には戻らないため、ここで手放すことになるのだろう。
 わが実家とても同じことで、代替わりすれば建物も土地も不要となる。そしてあと20年もすれば、今住んでいるこの家だって同様の運命をたどることになるはずだ。不動産なんて、持つだけ空しいものなのかもしれない。
 夕刻、当方の二人の姉妹にメールを打って伝えるが、母には話したばかりに変に落ち込まれたりされても困るし、何度言い聞かせてもすぐに忘れるだろうから、黙っていようかと思っている。

 昼食は、今日こそは昨日食べ損ねたカレーライスが食べたいと思い、今季初めて小雪が降る中を運転して、日替わりカレーの設定がある北町の「MARU食堂」を再訪。
 この日の日替わりカレーは、エビカレー780円。これだこれだ。同料金でライス大盛りが選択でき、ドリンクバー付き。今日はジンジャーエールって気分だ。海老フリッター7~8個がタルタルソースや千切りキャベツとともにトッピング。福神漬は別添えだ。
 塩分が控えめと感じたカレーはスパイスが効いていて、大盛りメシに負けないぐらいの量があるところが白眉。ふっくらとしたライスの炊き具合にも不満はない。ときどき口に放り込む海老もアクセントになっておいしい。
 カレーの価値は、量があり、ルーが不足せず、おいしく腹が満たされることで判断されるべきだと思っていて、このボリュームとクオリティでドリンクバーまで付いてこの価格なら、御の字だと思う。

MARUshokudo 20221202
(「MARU食堂」の日替りカレー)

 午後から夜にかけては、書く、読む、観る、飲む、食べる、調べる、愉しむなどのいくつかのことを断続的にやっているうちに、たちまち時間が過ぎてしまった。
 形のないものとなった時間は、結果的には単なる「浪費」でしかなかったのではないか。この年齢ともなれば、自分に残された「確かでいられる時間」はたいして多くないと、S叔父のことを思い出しながら、思う。そのことをしかと自覚し、肝に銘じて暮らしていかなければならないだろう。

 22時15分、文庫本を手にしてベッドへ。
 この日の読書は、「幻影の嘉例吉―牧志朝忠とチル」を30ページと、「納豆に砂糖を入れますか?」を50ページで、100ページ到達ならず。

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