fc2ブログ
2023.01.21 20230120 金
 6時覚醒の7時起床。きりっと冷えている朝で、今日からしばらくの間山形地方は冬らしい天候になるという。
 朝のうちにベッドのシーツ、カバー、タオルケット類6種類をすべて洗濯に出して交換する。

 つれあいからカレーを食べたいというリクエストがあったので、昼食は山形警察署近くのタイカレーの店「シャンティアン(Shanti庵)」に初めて入ってみた。
 野菜の旨味たっぷりのマイルドな挽肉カレーに野菜の素揚げをトッピングしたという、キーマ野菜カレー1,000円。盛り付けがきれいだ。
 ライスは、普段あまり食べない玄米。県内産だといい、プチプチとした食感と香ばしい風味が独特で案外おいしい。ルーは対ライス比で結構多め。キーマカレーではあるけれども、よく見かけるドライ風のものとは違いとろりとした一般的なルーのつくり。日本人の好みに合わせたのかマイルドなスパイス風味になっているので、卓上のガラムマサラパウダーを使ってパンチを効かせてみる。ランチタイムにはミニサラダが付く。
 やや入りづらそうな店構えで敬遠していたが、いったん入ってしまえばおいしい上にゆったり寛げて、思っていた以上にいい店だった。

shanti an 20230120
(「シャンティアン(Shanti庵)」のキーマ野菜カレー)

 本日の株取引は、前場は小動きにとどまっていたが、後場にはジリ高となりいい結果に。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが現状の「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ「5類」への引下げることが固まったのを受けて、インバウンド関連の日本航空が上がったので、これを2ユニット売る。

 午後の早い段階で「街道をゆく20 中国・蜀と雲南のみち」を30ページ余り読んで読了。
 ここで昨夜考えていたカキモノに移ればいいものを、キャリアを変えたスマホをいじり始めてあれこれとやってみる。いつものとおり理解は進まず、やっぱりよくわからねえなで終わってしまうのだが、こういうことには結構な時間がかかるものだ。
 いじっているうちに、誤ってスケジュール表の過去データを消してしまった。shit!であるが、この程度のミスで済むのであれば軽傷レベルだぞと自分を慰める。
 そんなこんなで、結局この日もカキモノは諦めることになる。午後になって曇りはじめ、夕刻からは、雪ではなく雨。

 手持無沙汰の状況にはすぐさま本をあてがう。
 新たに「いきどまり鉄道の旅」(北尾トロ著、河出文庫、2017)を読み始める。
 時刻表をつぶさに見れば、終着駅がどこともつながらない鉄道が発見できる――それが“いきどまり”。アクセス不便、観光スポットなし、グルメとはかけ離れた飲食店。でも、そこには日本の「いま」がある。延々と続いてきたレールの最終地点をしっかりと見届ける、新感覚の鉄道“奇行”エッセイ!(カバー背表紙から)――というもの。
 著者の北尾トロは福岡県生まれの同年代。近時は下関マグロと組んでの町中華のレポートなどで活躍していて、「季刊レポ」の編集・発行人をしているライターだ。
 著者は若い編集者を伴って汽車旅に出かけているのだが、その記述スタイル、編集者のポジショニング、編集者に対する著者のあしらい方などは、汽車旅エッセイの嚆矢だった内田百閒の「阿房列車」のつくりと酷似していて、新鮮さはない。どうして模倣するのか、模倣以外に汽車旅ルポは成り立たないのか。もう少し考えて書いたらどうかというのが偽らざる心境だ。しかしまあ、読めばそれなりに面白いので何とか救われているのだが。
 寝る前までグーグルマップで地理を確認しながら読み続けて、この日はこれを70ページ。

toro maguro 201608
(北尾トロ(左)と下関マグロ(2016夏))

 久しぶりに日が変わらぬうちの24時前に就寝。予報では、今夜は雪になりそうだ。

関連記事
Secret