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2023.01.24
20230123 月
6時覚醒の7時15分起床。粉雪が下りているため外の音が雪に吸収されて静かだ。そのことが、つい布団の中でぐずぐずとしてしまう遠因になっている。
週明けの株価は、事前の予想どおり上げ基調で始まったが、自分の持ち株に関してはそれよりもずっと低調なレベルで推移するパッとしない展開となった。いくつかの売りを設定しておいたが、結果としては約定1件。キャピタルゲインは小さい。ほかは明日以降に期待だ。
午前の読書は難物の「民族の世界史10 スラヴ民族と東欧ロシア」から。ここから始めようという気概を持っていることだけでもたいしたものだぞと自分を励ましながら読む。
「国家形成以前のスラヴ人」の記述は、考古学の研究成果と通説、東欧の各地の名称や特徴、川や山地の名前、入り乱れて移動するたくさんの民族名などに悩まされながら、古地図や現代地図などを参照しながら真面目に読む。朝から午後にかけてたっぷり時間をかけて読んだのだが、ページ数は稼げず、やっとこさ40ページにとどまる。
先月12日以来となる市立病院泌尿器科での診療があるため、14時前に外出。検査の必要上昼食をとらないで来院するように言われている。
採尿とCTスキャンを撮ってから診察。医師の診立ては、結石は尿管から膀胱へと下りている、石は膀胱内にあって悪さをするわけではなく、大きさからすればいずれ体外へと排出されるだろう、しかしあなたの場合前立腺が多少大きくなっていることがスムーズな排出を妨げている、その肥大も腫瘍などの悪いものが原因ではなく一般的なものだ――とのこと。次回は12週間後にドウゾということなので、しばらく安心していてよいようだった。

(「すき家348号山形南館店」の白髪ねぎ牛丼)
時間は16時。腹が減った。これから遅い昼メシを食べて、夜は軽くつまむだけにしよう。
期間限定の白髪ねぎ牛丼を食べてみようと思って「すき家あこや町店」に赴いたところ、その商品は売切れデアルと。外にその幟まで立てているのに、ないとはこれいかに。ここはダメと、何も注文せずに退店し、その足で「すき家348号山形南館店」へ。しめしめ、こちらにはちゃんとあった。
白髪ねぎ牛丼(並)のサラダセット、580+190円。たっぷりのシャキシャキ白髪ねぎと、胡麻油香るすき家特製旨塩だれが特長の商品であるとのこと。いつもの牛丼に何らかのトッピングを加えることで一味違ったおいしさが体験できて楽しい。ただ、ノーマルの牛丼なら400円で食べられるのに、トッピングで180円も加算されてしまうと思うと、エクスペンシヴだ。サラダセットは少し値上がりしたが、まあ許せる範囲か。多店舗も含めて1年2か月ぶりのすき家メシだった。
今日は病院の待合室で読み始めた「ビア・ボーイ」。後半になって、なかなかいいことを言っている場面が出てくる。
主人公がビールの営業をしている中で知り合った酒屋の社長。
「いかに生きるかは、いかに死ぬかということじゃ。わしは任侠の世界に身を置いとったけぇ、いつも死が身近にあった。毎朝、今日は日暮れまで生きとるかのう、と思うた。恐ろしかったけど、若かったけえ、そのピリピリし感覚は痺れるように心地よかった。」
「世の中、素直が一番。まっすぐがええ。……上杉君。ええか、思い切り、暴れちゃれ。信頼できる朋輩と一緒に行動を起こすんじゃ。やってしまやあ、こっちのもんよ」

(吉村喜彦の小説3部作)
妻の不遇の死によって会社を退いた、共に働いたたたき上げの先輩営業マン。
「ええか。変な大人にはなるな。営業の典型みたいな、曖昧に笑う人間にはなるな。君はいびつなまま大きくなれ。心配せんでも、大きなるうちに、人間まるなる。小さい頃から円い奴は、大きなっても、おもろい人間にはなられへん。」
「組織にずっとおるんやったら、絶対に主流になるな。傍流で生きろ。そうやないと、組織に足をすくわれて、最後には会社病を患った嫌な人間になってしまう。……端っこにいて冷静に見ることや。」
そんな話を聞いた主人公は、“おれもそうだ。好きなように生きたい。たかだか80年の人生、他人や組織に気を使って生きたくはない”と奮起しているのだった。
自分もかつては大きな組織の中に身を置いていたことがあるので、彼らが言わんとしていることは身に沁みてよくわかる。会社組織の正義は時として、一般社会の不正義になることが少なくない。そんな時、自分の思いを封印して上層部が言うことを唯々諾々と受け入れ、長いものに巻かれても心が痛まないような輩が、不幸なことに上層部にとっては理解ある優秀な部下だと認識される。
理不尽なことであり、そのような場面を苦々しく思いつつ空しく諦めている人間がこの世にどれほど多いことか。もっとマンパワーを正しい方向に活用してこそ、優れた組織力が発揮できることはわかり切っているのに。
23時までに80ページ余りを読んで読了となる。

(image)
寝床でも「いきどまり鉄道の旅」を読むが、眠気に負けて20ページどまり。
明日からは寒い日々が続きそうだ。
週明けの株価は、事前の予想どおり上げ基調で始まったが、自分の持ち株に関してはそれよりもずっと低調なレベルで推移するパッとしない展開となった。いくつかの売りを設定しておいたが、結果としては約定1件。キャピタルゲインは小さい。ほかは明日以降に期待だ。
午前の読書は難物の「民族の世界史10 スラヴ民族と東欧ロシア」から。ここから始めようという気概を持っていることだけでもたいしたものだぞと自分を励ましながら読む。
「国家形成以前のスラヴ人」の記述は、考古学の研究成果と通説、東欧の各地の名称や特徴、川や山地の名前、入り乱れて移動するたくさんの民族名などに悩まされながら、古地図や現代地図などを参照しながら真面目に読む。朝から午後にかけてたっぷり時間をかけて読んだのだが、ページ数は稼げず、やっとこさ40ページにとどまる。
先月12日以来となる市立病院泌尿器科での診療があるため、14時前に外出。検査の必要上昼食をとらないで来院するように言われている。
採尿とCTスキャンを撮ってから診察。医師の診立ては、結石は尿管から膀胱へと下りている、石は膀胱内にあって悪さをするわけではなく、大きさからすればいずれ体外へと排出されるだろう、しかしあなたの場合前立腺が多少大きくなっていることがスムーズな排出を妨げている、その肥大も腫瘍などの悪いものが原因ではなく一般的なものだ――とのこと。次回は12週間後にドウゾということなので、しばらく安心していてよいようだった。

(「すき家348号山形南館店」の白髪ねぎ牛丼)
時間は16時。腹が減った。これから遅い昼メシを食べて、夜は軽くつまむだけにしよう。
期間限定の白髪ねぎ牛丼を食べてみようと思って「すき家あこや町店」に赴いたところ、その商品は売切れデアルと。外にその幟まで立てているのに、ないとはこれいかに。ここはダメと、何も注文せずに退店し、その足で「すき家348号山形南館店」へ。しめしめ、こちらにはちゃんとあった。
白髪ねぎ牛丼(並)のサラダセット、580+190円。たっぷりのシャキシャキ白髪ねぎと、胡麻油香るすき家特製旨塩だれが特長の商品であるとのこと。いつもの牛丼に何らかのトッピングを加えることで一味違ったおいしさが体験できて楽しい。ただ、ノーマルの牛丼なら400円で食べられるのに、トッピングで180円も加算されてしまうと思うと、エクスペンシヴだ。サラダセットは少し値上がりしたが、まあ許せる範囲か。多店舗も含めて1年2か月ぶりのすき家メシだった。
今日は病院の待合室で読み始めた「ビア・ボーイ」。後半になって、なかなかいいことを言っている場面が出てくる。
主人公がビールの営業をしている中で知り合った酒屋の社長。
「いかに生きるかは、いかに死ぬかということじゃ。わしは任侠の世界に身を置いとったけぇ、いつも死が身近にあった。毎朝、今日は日暮れまで生きとるかのう、と思うた。恐ろしかったけど、若かったけえ、そのピリピリし感覚は痺れるように心地よかった。」
「世の中、素直が一番。まっすぐがええ。……上杉君。ええか、思い切り、暴れちゃれ。信頼できる朋輩と一緒に行動を起こすんじゃ。やってしまやあ、こっちのもんよ」



(吉村喜彦の小説3部作)
妻の不遇の死によって会社を退いた、共に働いたたたき上げの先輩営業マン。
「ええか。変な大人にはなるな。営業の典型みたいな、曖昧に笑う人間にはなるな。君はいびつなまま大きくなれ。心配せんでも、大きなるうちに、人間まるなる。小さい頃から円い奴は、大きなっても、おもろい人間にはなられへん。」
「組織にずっとおるんやったら、絶対に主流になるな。傍流で生きろ。そうやないと、組織に足をすくわれて、最後には会社病を患った嫌な人間になってしまう。……端っこにいて冷静に見ることや。」
そんな話を聞いた主人公は、“おれもそうだ。好きなように生きたい。たかだか80年の人生、他人や組織に気を使って生きたくはない”と奮起しているのだった。
自分もかつては大きな組織の中に身を置いていたことがあるので、彼らが言わんとしていることは身に沁みてよくわかる。会社組織の正義は時として、一般社会の不正義になることが少なくない。そんな時、自分の思いを封印して上層部が言うことを唯々諾々と受け入れ、長いものに巻かれても心が痛まないような輩が、不幸なことに上層部にとっては理解ある優秀な部下だと認識される。
理不尽なことであり、そのような場面を苦々しく思いつつ空しく諦めている人間がこの世にどれほど多いことか。もっとマンパワーを正しい方向に活用してこそ、優れた組織力が発揮できることはわかり切っているのに。
23時までに80ページ余りを読んで読了となる。

(image)
寝床でも「いきどまり鉄道の旅」を読むが、眠気に負けて20ページどまり。
明日からは寒い日々が続きそうだ。
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