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2023.02.03 20230202 木
 7時起床。昨日までいた福島南部太平洋岸の快晴・乾燥の気候とは大違いの、暗くて寒くて雪に埋もれた朝だ。夜のうちにかなり降り、朝も降り続いていて、雪かきが必要な感じだ。でもやりたくない気持ちが勝り、外を見なかったことにして、自室でふつうの朝作業に入る。
 福島に出かけている間のことに関するドキュメントや、カキモノ、少しだけ溜まっていた家作業などをする。

raramyu 20230201
(小名浜の「いわき・ら・ら・ミュウ」で、ヤナギガレイとアカウオを買った 2023.2.1)

 こうも寒いと雪の中を進んで出歩こうという気にはなれず、昼は自宅で在庫の乾麺の蕎麦を茹でてもりそばでいこうと、朝のうちにつれあいに提案する。旅に出て山形に戻ったときはいつも、なぜか地元の蕎麦が食べたくなる。旅先でこってりしたものを多く食べているからなのもしれない。
 乾麺だってきちんと蕎麦風味があり、うまい。山形で暮らしていると七味を使うのが普通になってしまっているが、わさびで食べればさらにうまい。蕎麦はやはりわさびだ。刻み海苔、ネギ、揚げ玉などの薬味と、昨日道の駅で買ってきた温泉卵にイチゴ。
 結局今日は家を一歩も出ず。外に出なくてもまったく支障なく生きていける今の立場に感謝だ。酒類をはじめとした買い物や、店舗に届いている古書の受け取りなどは、明日以降でいいのではないか。

house lunch 20230202
(昼蕎麦の薬味と副菜たち)

 外泊中は読書もあまりしなかったので、比較的精神的負担感の少ない「短篇ベストコレクション 現代の小説2007」から読み始める。この日は恩田陸、野尻抱介の部分を80ページ読む。

 午後からは、「ときどき意味もなくずんずん歩く」(宮田珠己著、幻冬舎文庫、2007)に持ち替えて読もうとするが、福島旅の疲れが残っているようですぐに眠くなり、しばらくは昼寝の時間となる。
 その後改めて読み始める。自分にとって宮田モノの6冊目。
 ものぐさだけど、前のめり。それがたたってか、カヌーに乗れば穴があき、山に登れば大雨警報。島一周歩いたら、海でも崖でも遭難寸前。宗教の勧誘を論破しようとして鼻であしらわれ、原発では放射能漏れに遭遇。ジェットコースターに乗りまくっていたらなぜか評論家と呼ばれてテレビに出演……。思わず脱力させる、旅と日常を綴った爆笑エッセイ。(カバー背表紙から)
 2000~03年に雑誌「旅行人」に連載したエッセイを加筆修正し、03年6月に「52%調子のいい旅」として単行化。それを改題し、さらに加筆修正したのがこの文庫本であるとのこと。
 迷路、シュノーケリング、ジェットコースター、変な風景の見て歩きなど、どれも子供じみた一風変わった欲望に背中を押されるようにしてやってきた中でのこぼれ話や裏話を集めたもの、という位置付けのようだ。これを寝入るまでに50ページ。

tanpenbest 2007  tokidokiimimo.jpg
(今日読んでいる2冊)

 ほかに、夜になってからはデビッド・ボウイーの音源収集の続きをしようと思っていたが、時間がなくなったのでそれも明日以降に繰り延べることにした。
 もう2月に入ってしまったが、やるべきことはなかなか思うようには進められていない。
 24時15分、就寝。

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