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2023.03.17 20230316 木
○20230316 木
 6時15分起床。朝日とウグイスの鳴き声に促されて早起きしている。
 この日も東京株式市場は激下げしてのスタートとなっている。3月末の配当日も近いので、配当の付いている安値株を拾っておこうと開場前に10銘柄ほどの買い注文を出しておいたところ、3銘柄4ユニットの買いが約定する。その後は落ち込み幅が多少緩和されたとはいうものの、大きなマイナスは変わらず。ただ、開場直後に買ったものが結構値上がりしてくれたので、若干は溜飲が下がった形となった。

uguisu2 202303
(ウグイス)

 読書は今日も「谷川健一全集〈8〉沖縄4-海の群星 神に追われて 他」からとりかかり、40ページ。
 「北国からの旅人」では、沖縄県の第2代県令の上杉茂憲(もちのり)、石垣島での気象観測に一生を捧げた岩崎卓爾、沖縄で中学教師となり琉球に関する紹介書を手掛けた加藤三吾、「おもろさうし」を発見した田島利三郎らが取り上げられている。

 この昼はラーメンを食べることにして、長谷堂の「たけだ(武田)そば屋」を2年6か月ぶりに3訪。ここでは中華そば450円が定番だが、今回は敢えて、未食の味噌ラーメンを大盛りでいってみた。550+100円と激安で、大拍手モノだ。
 スープは、やさしい味わいとはいいながらニンニクとラードがほどよく効いたなかなかのデキ。野菜や刻みネギがたっぷりで、大盛りの麺量もかつてより多いように感じるのだが気のせいか。これ、うまいよなぁ。醤油もいいけど味噌もイケるゾ。ほかに軽く炒めた豚挽肉にワカメ、赤ナルト。どこをとっても安心感がある味と言える。チャーシューとメンマが省略されているのがやや惜しいところだ。
 コスパバッチリ、味わい秀逸。小さな集落の、フレンドリーな小さな老舗食堂。こういうの、いいんじゃないか。

takedasobaya 20230316
(「たけだそば屋」の味噌ラーメン)

 午後は、「この国のかたち二」を80ページ余り読んで読了。
 司馬の頭の中に湧き出てくる過去事象に関するさまざまな考えがぽんぽんと軽快に提示され、博識爺ちゃんの昔語りを聴いているような気になる。その内容は今読んでいる後半部分だけをとっても、日野宿で生まれた土方歳三家を例にとった江戸期の農村の風景、思想や武道における「師承」という悪しき伝統、明治以前の日本にはなかった思想上の「絶対」について、中性的商習慣を打破した信長の楽市楽座の制の現代に至る意義、古くからイネを育てコメを主食としていた華中の長江中流で興った国々の民と日本民族との関わり、日本建築史に大きく貢献したスギ・ヒノキについてなど。彼の語る物語は大人にとってのおとぎ話のようで、大空を駆けめぐる天女の舞いのように自由奔放だ。

 入浴後の飲酒タイムからは、この日のスポーツ番組を録画で観る。大相撲春場所5日目の取組をひととおり見て、その後は1時間余りのディレイでWBC準決勝のイタリア戦をじっくり。大谷が先発し、ダルビッシュがリリーフで登板するなど、石橋を叩くような投手リレー。岡本和真(巨人)と吉田正尚(レッドソックス)が本塁打を放ち、不振が続いていた村上宗隆(ヤクルト)も長打2本を放ち上向きとなり、9-3で勝利した。アメリカに渡っての準決勝は、3月21日。

WBC italy 20230316
(3回、岡本和真の3ランを日本ナインが喜ぶ)

 夜になってから寝るまでの読書は、「沿線風景」を40ページ。
 皇室関連が並んでいる3編の部分で、韓国併合時に存在した韓国王室の別邸跡などを巡る「三島-御殿場」、66人の天皇陵を巡る「JR奈良線ほか」、秩父事件や秩父宮ゆかりの地を巡る「西武秩父-皆野」を読む。

 23時前には眠りに落ちていただろうか。

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