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2023.03.21 20230320 月
 スカッと晴れた朝。つれあいは、実の母親から車で岩手の実家に連れて行くよう頼まれ、8時前に仙台の実家へと1泊2日で出かけて行った。それはつまり当方にとっては、この朝から1日半ほどは一人で自由にやっていていいということでもある。とは言っても、日頃から自由にやっているので、格別目新しいことをするわけでもないのが歯痒いところでもある。

 10時過ぎ、常用の内服薬がなくなってきたので、2か月ぶりに行きつけの内科クリニックへ。春になったためか、コロナがフェードアウト気味なためか、比較的待合室の客が多くなっているように感じる。
 今回が血液検査を行う日だということを医師に告げられるまですっかり失念していた。朝食を食べたので、また2か月後となる次回に変更してもらうことにし、血圧を測っただけで診察終了。

sagaegyoza furuya 20230320
(「寒河江餃子ふる家」の餃子ミックス定食)

 昼食は久しぶりに一人なので、勝手に遠出をすることにして、孤独のグルメを愉しむ。
 寒河江までドライブし、西寒河江駅すぐ近くの「寒河江餃子ふる家」を未訪店撃破する。唐揚げと餃子各3個がセットになっている餃子ミックス定食830円を、無料サービスのごはん大盛りにて。
 そこそこのデキだし、おいしいのだけれども、あちこちに中途半端な点が見受けられる。唐揚げのサイズは他店比で小さめ。これだと、山形市内の店が提供しているもののクオリティやボリュームと対等に戦うのは難しい。餃子は“寒河江”を冠するほどの特徴は見いだせず、サイズ的にもノーマル。そして、これらの3+3ではおかずに量感が出ない。ごはんの大盛りは男性ならこの程度が標準で、普通盛りでは足りない。なのに価格はそれほど安いわけでもない。
 ――という具合で、近くの人ならいいけれども、山形からわざわざこの店を選んで再訪する必要があるとまでは感じられなかった。すぐ近くにカテゴリーが類似する「大盛り食堂わいわい亭」という強力な飲食店があり、商売上も競合して困難を伴うのではないかと危惧するのだが、大丈夫だろうか?

nakatani miki 202109
(いまもbeautifulな中谷美紀 2021.9)

 午後以降は、いろいろとやってはいるけれども、結局は読書中心。この日に読んだのは昨日と同じ3冊で、「レスラーめし」の鈴木みのるとブル中野の部分の60ページから読み始める。

 「インド旅行記1 北インド編」は、インドの旅を始めて一週間ほどが経ち、中谷が腹痛に苦しみ始めるあたりを40ページ。
 チューブわさびで体内消毒に励み、持参したウエットティッシュは数知れず。そんな努力の甲斐もむなしく、腹痛に見舞われ、暑いホテルで一人淋しく回復を待つ。町に出れば、パスポートを盗まれ、警察署長に懇願書を書くはめに……。単身インドに乗り込んだ、女優・中谷美紀に襲いかかる困難の数々。泣いて、笑った38日間の一人旅の記録。累計30万部のベストセラー「インド旅行記」シリーズ第1弾。(カバー裏表紙から)
 中谷がまだ30歳に達していない頃の旅で、やさしく非力そうに見える美人がアクティブにインドを旅するというミスマッチが読者の期待を膨らませる。
 以前読んだ同著者による「オーストリア滞在記」よりも15年ほど先に刊行されたもの。「オーストリア…」のほうが夫と共に半ば生活の一環としての日常的な暮らしのことを書いているのに対し、「インド…」は現地ガイドが付くとはいえ初めての、しかもインドという女性にとっては物騒でもある国を一人で巡っているので、旅のハラハラドキドキ感やスリルもある程度味わえて、出来ばえとしてはこちらのほうが上だと思う。また、中谷の抑制の効いたたおやかささえ感じられる文章には好感が持てる。

 「逢魔が時に会いましょう」は、最後の40ページ余りを読んで読了。今日もなんとか3桁をキープ。

Honey Roasted Peanuts 202303
(Honey Roasted Peanuts)

 夜の飲酒は、一人ということで気が緩み、いつもの缶チューハイのロング缶の前に発泡酒のレギュラー缶を飲む。その代わりと言っては何だが、飲酒のアテはハニーローストのナッツだけにして、フィニッシュには台所の棚にあったカップヌードルの「北海道濃厚ミルクシーフー道ヌードル」というもので締める。カルディから300円そこそこで買ってきたものだが、バター風味が強くてうまいな、これ。
 いい具合に出来上がって、概ね23時頃には就寝となる。

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