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2023.05.30
宮城北部車旅202305 09
ここからはR47をたどって山形方面へと向かう。
少し進んだところに「あ・ら・伊達な道の駅」があったので、一休みしていこう。
ここの道の駅は年間300万人以上の来館があるといい、その繁盛ぶりはテレビ番組か何かで見聞きしたような気がする。もう1泊するのなら、泊地は古川の「道の駅おおさき」か、ここになったに違いない。
13時を回ったが、ここで食事をするほど腹が減ってはいない。メシは夕食を兼ねて山形に入ってから食べることにして、ここではソフトクリーム300円を食べる。こういうところでたまに食べるソフトクリームがうまい。

(あ・ら・伊達な道の駅)

(ここでバニラソフトを調達する)
今回のドライブで最後の立寄り地となるのは、大崎市の「鳴子温泉」だ。山形県のすぐ近くであるにもかかわらずあまり縁がなく、いつも素通りするだけだったので、今回は車を停めて歩いてみた。
昔から飯坂・秋保とともに奥州三名湯に数えられてきた温泉で、5つの温泉からなる鳴子温泉郷の中心。JR陸羽東線鳴子温泉駅の前が温泉街になっていて、大型の旅館やこけし工人の店やみやげ店が街をなしている。その一方、湯治場時代の面影を残していて、狭い路地のあちこちから白い湯煙が立ち上っているのも、みちのくのいで湯らしい風情だ。
温泉街の山手のほうにある公共駐車場に車を停めて、温泉街へ。
はじめに目に入ってきたのは「大崎市鳴子温泉ゆめぐり広場」。
鳴子温泉駅前を出てすぐのところにある、アーチ状の施設。こけしがお出迎えする入口をくぐって進むと回廊状の建物があり、その中には手湯があり、硫黄臭がほんのりと感じられていい感じだ。

(鳴子温泉ゆめぐり広場)
「JR鳴子温泉駅」はあまり駅舎らしくなく、土産店ビルの一つのような感じだ。1991年の完成で、小劇場やコミュニティ施設が併設されている。階段状の施設は列車の待合せにも使え、寛げそうだ。
なお、JR東日本によれば、この駅の2021年度の1日平均乗車人員は、たったの138人だそうだ。うーむ……。

(JR鳴子温泉駅)

(駅舎内の小劇場)
「早稲田桟敷湯」。
1948年、7人の早大生が掘り当てたという「早稲田湯」が、1998年夏、同大理工学部の某研究室の設計によって、50年ぶりに全面改築されたもののよう。
黄色い建物は奇抜ながら、そこで湯に浸かった地元民が外に座り込んでのんびり寛いでいる姿が見られた。

(早稲田桟敷湯)
「早稲田桟敷湯」の隣は「鳴子郵便局」。郵便ポストがこけしの形になっているところが、この地らしかった。

(鳴子郵便局)
公共駐車場の奥のほうには「足湯下地獄源泉」があった。そのすぐ上のほうが源泉になっていて、もうもうとした湯気が硫黄の香りを漂わせている。
かなり熱い湯が噴出しているようで、源泉から足湯まではわざわざ樋を遠くまで回し、冷まして引いているようだった。

(足湯と下地獄源泉)
日本で最初に造られたアーチ式ダムだという「鳴子ダム」も見るつもりでいたが、遠回りになるので今回は割愛し、西進を続ける。国道沿いにある「しんとろの湯」で休憩する。
休憩というよりも、あとはひたすら帰るだけなので、ここで風呂に入っていくかどうか迷ったというのが本当のところだ。一切加水なしの100%源泉かけ流しで、体がしんまで温まり肌がつるつるになるという美肌の湯。高級化粧水の中に入っている感じだというのだ。
時計は14時半。入浴して汗が引くまで休憩すれば16時、その後どこかで食事をとって帰れば19時近くといったところか。しばし考えたものの、入らずにまっすぐ行けば17時台に帰れるのならそれもよいと判断して、結局ここでは休憩するだけにとどまった。後で考えたら、なんだかもったいなかったような気がするのだった。

(しんとろの湯)
山形県内に入ってしまえば、概ね知悉している道を淡々と戻るだけで、格別楽しいことはない。
食事ができる店を探しながら走るのだが、この日が水曜日で定休の店が多い上に、15時過ぎという時間では営業している店でも大部分が中休憩の時間なので、まったく思うようにはいかない。めぼしい店4~5軒からも嫌われ、16時頃にようやくたどり着いたのは東根市の「カツ丼肉そばかつMI」だった。この日は早朝にマックのマフィンセットを食べただけだったので、ここはガッツリといったのだった。
というわけで、17時半、自宅に帰還。
この日の走行距離は258kmで、2日間で424kmのドライブとなった。
久しぶりの一人ロングドライブは楽しかった。20数日間もの長い車中泊の旅をするには根気も体力も必要で、進んでやろうという気にまでもっていくにはそれなりの覚悟なり信念が必要だが、2~3日のショートレンジであれば、車中泊なら事前の予約行為が不要なので、思い立ったらすぐに行動に移せるという意味ではむしろ楽だ。
これからも機会があれば、ちょこちょこと車中泊を楽しみたいと思ったところ。
ああそうだ、次の旅までに、モバイルパソコンを修復しておかなきゃ。
(了)
少し進んだところに「あ・ら・伊達な道の駅」があったので、一休みしていこう。
ここの道の駅は年間300万人以上の来館があるといい、その繁盛ぶりはテレビ番組か何かで見聞きしたような気がする。もう1泊するのなら、泊地は古川の「道の駅おおさき」か、ここになったに違いない。
13時を回ったが、ここで食事をするほど腹が減ってはいない。メシは夕食を兼ねて山形に入ってから食べることにして、ここではソフトクリーム300円を食べる。こういうところでたまに食べるソフトクリームがうまい。

(あ・ら・伊達な道の駅)

(ここでバニラソフトを調達する)
今回のドライブで最後の立寄り地となるのは、大崎市の「鳴子温泉」だ。山形県のすぐ近くであるにもかかわらずあまり縁がなく、いつも素通りするだけだったので、今回は車を停めて歩いてみた。
昔から飯坂・秋保とともに奥州三名湯に数えられてきた温泉で、5つの温泉からなる鳴子温泉郷の中心。JR陸羽東線鳴子温泉駅の前が温泉街になっていて、大型の旅館やこけし工人の店やみやげ店が街をなしている。その一方、湯治場時代の面影を残していて、狭い路地のあちこちから白い湯煙が立ち上っているのも、みちのくのいで湯らしい風情だ。
温泉街の山手のほうにある公共駐車場に車を停めて、温泉街へ。
はじめに目に入ってきたのは「大崎市鳴子温泉ゆめぐり広場」。
鳴子温泉駅前を出てすぐのところにある、アーチ状の施設。こけしがお出迎えする入口をくぐって進むと回廊状の建物があり、その中には手湯があり、硫黄臭がほんのりと感じられていい感じだ。

(鳴子温泉ゆめぐり広場)
「JR鳴子温泉駅」はあまり駅舎らしくなく、土産店ビルの一つのような感じだ。1991年の完成で、小劇場やコミュニティ施設が併設されている。階段状の施設は列車の待合せにも使え、寛げそうだ。
なお、JR東日本によれば、この駅の2021年度の1日平均乗車人員は、たったの138人だそうだ。うーむ……。

(JR鳴子温泉駅)

(駅舎内の小劇場)
「早稲田桟敷湯」。
1948年、7人の早大生が掘り当てたという「早稲田湯」が、1998年夏、同大理工学部の某研究室の設計によって、50年ぶりに全面改築されたもののよう。
黄色い建物は奇抜ながら、そこで湯に浸かった地元民が外に座り込んでのんびり寛いでいる姿が見られた。

(早稲田桟敷湯)
「早稲田桟敷湯」の隣は「鳴子郵便局」。郵便ポストがこけしの形になっているところが、この地らしかった。

(鳴子郵便局)
公共駐車場の奥のほうには「足湯下地獄源泉」があった。そのすぐ上のほうが源泉になっていて、もうもうとした湯気が硫黄の香りを漂わせている。
かなり熱い湯が噴出しているようで、源泉から足湯まではわざわざ樋を遠くまで回し、冷まして引いているようだった。

(足湯と下地獄源泉)
日本で最初に造られたアーチ式ダムだという「鳴子ダム」も見るつもりでいたが、遠回りになるので今回は割愛し、西進を続ける。国道沿いにある「しんとろの湯」で休憩する。
休憩というよりも、あとはひたすら帰るだけなので、ここで風呂に入っていくかどうか迷ったというのが本当のところだ。一切加水なしの100%源泉かけ流しで、体がしんまで温まり肌がつるつるになるという美肌の湯。高級化粧水の中に入っている感じだというのだ。
時計は14時半。入浴して汗が引くまで休憩すれば16時、その後どこかで食事をとって帰れば19時近くといったところか。しばし考えたものの、入らずにまっすぐ行けば17時台に帰れるのならそれもよいと判断して、結局ここでは休憩するだけにとどまった。後で考えたら、なんだかもったいなかったような気がするのだった。

(しんとろの湯)
山形県内に入ってしまえば、概ね知悉している道を淡々と戻るだけで、格別楽しいことはない。
食事ができる店を探しながら走るのだが、この日が水曜日で定休の店が多い上に、15時過ぎという時間では営業している店でも大部分が中休憩の時間なので、まったく思うようにはいかない。めぼしい店4~5軒からも嫌われ、16時頃にようやくたどり着いたのは東根市の「カツ丼肉そばかつMI」だった。この日は早朝にマックのマフィンセットを食べただけだったので、ここはガッツリといったのだった。
というわけで、17時半、自宅に帰還。
この日の走行距離は258kmで、2日間で424kmのドライブとなった。
久しぶりの一人ロングドライブは楽しかった。20数日間もの長い車中泊の旅をするには根気も体力も必要で、進んでやろうという気にまでもっていくにはそれなりの覚悟なり信念が必要だが、2~3日のショートレンジであれば、車中泊なら事前の予約行為が不要なので、思い立ったらすぐに行動に移せるという意味ではむしろ楽だ。
これからも機会があれば、ちょこちょこと車中泊を楽しみたいと思ったところ。
ああそうだ、次の旅までに、モバイルパソコンを修復しておかなきゃ。
(了)
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