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 「鉄輪むし湯」は、一遍上人が開祖とされている伝統ある共同浴場だ。
 石室の中で蒸されるスチームサウナ風温泉で、床に敷かれた石菖(せきしょう)という薬草の上に寝転がり、香りと湯気に包まれながらデトックス体験ができるのだという。ここは700円+浴衣レンタル料220円と、一般的な料金だ。
 玄関の手前には無料足蒸しの建物もある。温泉の蒸気で身体を蒸す「むし湯」で、写真のような構造になっている。

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(鉄輪むし湯)

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(穴に両足を入れる「足蒸し」)

 「鉄輪むし湯」の前のポケットパークには「一遍湯かけ上人」の像があり、体に悪い部分や治したい部分があれば、上人像の同じ箇所に湯をかけて治癒を願うというもの。
 その右隣りには“豊後鉄輪蒸し湯のかえり 肌に石菖の香が残る”という「野口雨情の歌碑」がある。

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(「一遍湯かけ上人」のあるポケットパーク)
                  
 「鉄輪むし湯」からいでゆ坂に出ると、「渋の湯」がある。
 市内で唯一、竹製の冷却装置を備えた芳香の湯をもつ共同浴場で、肌のツルツル感とスベスベ感がよい浴場であるとのこと。

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(渋の湯)

 いでゆ坂をてくてくと歩いて、「地獄蒸し工房鉄輪」へ。温泉蒸気による「地獄釜」を使った地獄蒸し料理が食べられる施設だ。
 地獄蒸し料理を体験することも楽しそうだが、これから間もなく宿入りして夕食バイキングを食べる我々としては、ここで食べてしまうと大変なことになる。したがって、体験施設の様子を眺めるにとどめた。
 ああ、いっぱい歩いたな。16時半だし、ぼちぼち本日の宿に向かうとしますか。

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(「いでゆ坂」永福寺前を歩く)

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(湯気もうもうの地獄蒸し体験工房)

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(駐車場へと戻る途中の「いでゆ坂」)

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