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 飛鳥山公園内の「展望ひろば」には、噴水・広場・遊具などがあって、都民のちょっとした憩いの場になっているようです。混み具合もまずまずといった程度で、ベンチなどにも余裕で座れたりします。児童エリアの一角には、D51型SLと1970年代に走っていた都電荒川線車両が保存展示されています。
 公園には「北区飛鳥山博物館」、「渋沢資料館」、「紙の博物館」という3つの博物館があり、それぞれ、中里貝塚出土の独木舟をはじめとする北区の歴史・考古・民俗・自然に関する資料、渋沢栄一の全生涯にわたる資料、日本の洋紙発祥の地である北区王子の旧王子3社に関する資料等を展示しています。いずれも有料だしゆっくりと見てまわる時間もないので、今回は外観のみ。

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(北区飛鳥山博物館)

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(「渋沢資料館)

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(紙の博物館)

 こちらは修復工事中の「青淵文庫(せいえんぶんこ)」です。渋沢栄一の80歳の年祝と男爵から子爵に昇格した祝いを兼ねて、東京深川渋沢邸の書生部屋に寄寓していた青年たちが結成したという「竜門社」が寄贈した、煉瓦及び鉄筋コンクリート造の1925年竣工の建物です。しかし、2023年12月から24年1月末までは、晩香廬と青淵文庫の保存・活用整備工事を実施中とのことで、見えず。ホントはこういうのだよということで、工事前の建物の画像も貼り付けておきます。
 なお、同時工事中だった1917年落成の洋風茶室「晩香廬」は見逃しました。

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(修復工事中だった「青淵文庫」)

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(修復工事前の「青淵文庫」)

 「飛鳥山公園」を北西方面に下っていくと、「飛鳥山公園多目的広場」に出て、その前の通りのT字型交差点が「飛鳥山交差点」になります。実はここが、都営荒川線の屈指の見どころになっています。
 「王子駅前」駅を発車して荒川線の電車は、直後に明治通りとの併用軌道に入り、左折して明治通り沿いに左に回り込むように南行し、左手に飛鳥山公園を望みながら66.7パーミル(1000分の66.7)の急勾配の「飛鳥大坂」を約200m走行し、その後に明治通りとの併用軌道を離れ、右にカーブを切って専用軌道に進入し、「飛鳥山」駅に到着します。一般道で大量の自動車群に囲まれ、静かに信号待ちをする車両を、交差点の歩道橋の上からじっくりと眺めることができます。荒川線を見るならぜひともここで見てみたいと思っていた場所です。
 なお、荒川線の併用軌道区間は4か所あり、全区間の14%(約1.7km)となっていますが、一般自動車が走る道路と併用しているのはこの王子駅前~飛鳥山間のみです。
 しばらくの間、広い歩道橋の真ん中でシャッターチャンスを待ち、何枚か写真に収めることができました。なお、夜になれば都会のイルミネーションに輝く魅力的な風景も楽しめるようです。

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(併用軌道となった飛鳥山交差点で信号待ちをするさくらトラム)

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(日が暮れればこんな風景も)

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(信号が変わり、走り出した車両)

 いいものを見せてもらいました。再び「飛鳥山」駅からトラムで早稲田方面へと進みます。乗車していない王子駅前~飛鳥山間は、帰路に乗りましょう。

 時刻は13時を過ぎています。そろそろ昼食といきたいところですが、ランチは早稲田大学界隈で食べたいと思っていたので、ここからはまっすぐ終点の「早稲田」駅まで乗り、庚申塚界隈や、雑司ヶ谷鬼子母神は復路にまわすことにします。

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