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   宝島SUGOI文庫  680円+税
   2018年12月6日 第1刷発行

 1970年代から80年代にかけ、日本の芸能界に現出した爛熟の「黄金時代」。記憶に残る昭和の国民的アイドルたちを、多数世に送り出した名プロデューサーが、スターたちの知られざる実像と「時代」の本質を語る。
 戦後最大のアイドル「山口百恵」引退の真実、郷ひろみの愛と結婚、そして日本人女性の生き方に大きな影響を与えた松田聖子――大衆の心象風景を映す「鏡」であり続けた彼らの肉声と秘話は、戦後芸能史における第一級の史料に他ならない。(カバー裏表紙から)

 数々の歌手のプロデュースを手掛けてきた著者が語る芸能人との回想録で、2017年1月が初出だということから、あの時代をひとつの「歴史」として捉えて書かれていることがわかります。
 南沙織、天地真理、キャンディーズ、郷ひろみ、松田聖子などが登場。こちらは芸能情報には弱いので、ははぁそうだったのかと、今更にして知ることになったことも多くあるのでした。

 著者は、1935年和歌山県生まれ。立教大学卒業後、松竹、日本コロムビアを経てCBS・ソニーに入社。プロデューサーとして多くのスターを輩出。「愛と死をみつめて」(1964)、「魅せられて」(1979)で日本レコード大賞を受賞。2021年に逝去しています。

 「目次」は、次のとおり。
1章 山口百恵の伝説
2章 プロデューサーの誕生
3章 70年代の肖像―南沙織・天地真理・キャンディーズ
4章 郷ひろみと松田聖子
5章 スキャンダルの濁流
6章 人生を変えた旅
7章 宮沢りえの栄光と蹉跌
8章 「時代」を追いかけて

 この内容は、誰も「書かなかった」のではなく、彼以外には「書けなかった」のだと思います。

(2024.1.17 読)

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