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   角川文庫  500円+税
   1996年10月25日 第1刷
   2001年10月10日 第18刷発行

 広尾の豪華マンションに住み、女と酒とギャンブルとスポーツでその限りない時間を費やす六本木の帝王・沢辺が、突如姿を消した。失踪人調査のプロで、長年の悪友佐久間公は、彼の妹からの依頼を受け調査を開始した。“沢辺にはこの街から消える理由など何もないはずだ……”
 失踪の直前まで行動を伴にしていた公は、彼の不可解な行動に疑問を持ちつつプロのプライドをかけて解明を急ぐが……!?
 大沢文学の原点とも言うべき長編ハードボイルド、待望のシリーズ第3弾。(カバー裏表紙から)

 ――という、興味深いもの。「第3弾」は角川文庫でのことで、佐久間公シリーズはこれが4巻目になります。

 主人公が所属している早川法律事務所の調査二課長の知られざる過去が語られます。そして、その過去を甦らせる形となり、調査二課長は警察官OBであるにも関わらず、刑事たちに銃を向けるという思わぬ展開になります。

 これで佐久間公シリーズの青春編というべき4作にわたる作品群を読み終えました。続く「僕」ではなく「私」という一人称で語られる大人の佐久間公が登場する「心では重すぎる」の上下巻が未読になっているので、すでに買ってあるこれを近いうちに読もうと思っています。

 蛇足になりますがこの本、2024年1月の大相撲初場所を観に行く上京のお供として持参したものでした。ところが、架線事故が発生し、郡山で運転打ち切りとなり、長時間かけて在来線を乗り継ぎ、大相撲がとっくに終わった深夜にようやく上野に着いたのでした、たっぷりあった郡山での待ち時間などに読みました。

(2024.1.27 読)

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