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 2020年9月30日(水)。
 外が明るくなり始めた6時起床。明るくなったら起きるというのが車旅のスタンダードだ。
 昨日のロングドライブによる目の疲れが完全に取れているとは言えないが、車中泊の1日目にしてはぐっすり眠れたほうだと思う。夜の飲酒がなかった分、朝の尿意も少ない。
 この日の朝は冷えたようで、少し肌寒く、起きがけの窓はけっこう曇っている。Tシャツに長いジャージのボトムスという格好で眠ったが、外気よりも温度と湿度が高くなる狭い車内ではこのぐらいでちょうどよかったかもしれない。

 この日は、まだ北陸から岐阜県北部にかけて見ていく段階だ。
 車旅で西日本へと向かうときにはいつも北陸道を使い、今回が4回目となる。富山から石川へと進んでいくわけだが、そうなると富山県南部から岐阜県北部は通る機会がない。去年秋の東海・紀伊旅では岐阜県南部は見てまわったが、その後は中央線に沿って長野県へと抜けたので、その時も飛騨・高山地方は通っていない。なので今回は、岐阜県北部経由でいこうと考えたのだ。
 南砺市の瑞泉寺門前町の町並み、相倉(あいのくら)と菅沼の合掌造り集落、岐阜県白川郷の合掌造り集落、飛騨市古川町の瀬戸川と白壁土蔵街などを見ようと思っている。

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(朝6時20分の「道の駅砺波」)

 「道の駅砺波」を7時に発って、1kmと離れていないところにある開いたばかりの「マクドナルド156砺波店」に入って、久しぶりの朝マック。マックは車旅時以外ではほとんど利用していないので、店内でパソコンを開いてハンバーガーをぱくつくと、また車旅が始まったなという感じが湧く。
 8時過ぎまでにここまでのログ付けを終え、しばらくして退店。いよいよここから見て歩きが始まる。

 まずは、南砺市の「いなみ木彫りの里創遊館(道の駅井波)」に寄る。
 井波地区は「日本一の木彫刻の町」なのだそうで、ここはレストラン・土産・体験施設・職人工房などの複合型施設になっている。駐車場には木彫りのモニュメントがあった。
 「井波彫刻総合会館」には数百年続く「井波彫刻」の粋を集めた傑作品が展示されているそうだが、入館に500円もかかるしそれほど興味のあるジャンルではないので、イギリスの建築家によって設計されたという建物だけを見るにとどめる。

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(「いなみ木彫りの里創遊館」の駐車場にはずらりと木彫刻の像が並んでいた)

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(井波彫刻総合会館)

 その近くにあった「瓜裂清水(うりわりのしょうず)」。
 地方教化に出かけたある上人がこの地で休息の折に、駒の蹄が突然陥没してその跡から清水が湧き出したと伝えられている。里人が上人に献上しようとこの霊水で瓜を冷やしたところ、瓜は自然に裂け、その冷たさとおいしさは格別で上人はことのほか満足し、ここを「瓜裂清水」と命名されたという。環境庁選定の「全国名水百選」になっている。

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(瓜裂清水)

 この地でのメインとなる「瑞泉寺門前町の町並み(八日町通り)」を見に行く。
 はじめに寄った「井波別院瑞泉寺」は、大きくてすごく立派だ。1390年に開かれた寺院で、現在の本堂は1885年に井波の大工や彫刻師などによって再建され、北陸地方の真宗木造建築の寺院としては最大の建物なのだそうだ。とりわけ県重文の山門は、でかい上に、井波大工の力作だという正面の彫刻が精緻だ。

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(「井波別院瑞泉寺」の山門は井波大工の力作だ)

 その瑞泉寺の門前の通りが「八日町通り」になっている。
 格子戸のある町屋とともに彫刻工房、美術館、造酒屋などが軒を連ねていて、落ち着いた感じの街並みだ。
 「井波美術館」は、外観がギリシャ風の古風な建物。元北陸銀行井波支店の建物で、1924年の建築とのこと。井波で創作活動をする作家の発表場所になっているらしい。
 「よいとこ井波」の向かい、「芭蕉塚のこみち」の奥には、「黒髪庵」と味のある細路地があった。こみちの入口の造り酒屋は「若駒酒造」だ。

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(瑞泉寺側から見た「八日町通り」)

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(「八日町通り」の一隅に佇んでいた吉祥天)

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(元は銀行の建物だった「井波美術館」)

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(「黒髪庵」(左)と味のある細路地)

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(板壁がいい雰囲気の「若駒酒造」)

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