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2020.10.30
山陽旅202009 04 南砺
八日町通りを離れ、スノーシェッドばかりが多かったR156の山道を20kmほど走って10時、「南砺市たいら郷土館」に立ち寄る。
加賀百万石の礎となった塩硝の製造工程・資料の展示。養蚕の道具等五箇山の歴史を展示している。ここで開かれる「全国和紙ちぎり絵展」が有名らしいが、ここもまたちぎり絵では興味が湧かず、建物だけ撮って次へ。
郷土館の下方一帯は「道の駅たいら」になっていて、茅葺合掌造りの民家を模した大きな建物が「和紙体験館」として設置されているのが高みからよく見えた。

(南砺市たいら郷土館)

(「道の駅たいら」の「和紙体験館」)
そこから約7kmのところにある「相倉合掌造り集落」へ。
庄川からやや離れた段丘上の細長い台地に広がる集落で、戸数27戸中20戸が合掌造り家屋になっている。その家屋の多くは江戸末期から明治期にかけて建てられたもので、最古のものは17世紀の建造と推測されるという。
山道を歩いて全景撮影スポットにたどり着き、まずは全貌を俯瞰してから集落内に向かう。昔ながらの景観が維持されていて、集落内は非日常的な空間に思えるのだが、そんな中にも近く投票が行われるのであろう県知事選のポスター掲示板が立っていて、なんだかここだけ超現実的に見える。そういえば昨夜、富山県議の何人かが現職でないほうの候補を支援するため会派を離脱したとのニュースを見た。
和紙製造道具や民具などの資料を展示しているらしい「相倉民俗館」は本日休館だった。

(全景撮影スポットから「相倉合掌造り集落」を眺める)

(集落内は非日常的な空間のようだ)

(なんだこの風景は。たまらんなあ)

(相倉民俗館)

(富山県知事選挙だってサ。ここで人が暮らしている証でもあるわけね)
相倉の集落のほぼ真ん中にあった「茶店まつや」で、五箇山豆腐の冷奴480円を食べてみる。
五箇山豆腐とはとても硬い豆腐であるらしい。型箱に移した豆乳の上に数10kgの石を載せるために水分が抜かれて硬くなり、「藁で十字に縛っても崩れない」と言われるほどなのだ。
どんなに硬いのと思いながら食べてみると、豆腐は豆腐で、歯応えがなくおいしい。沖縄の島豆腐と同じぐらいの食感だったろうか。

(「茶店まつや」の、五箇山豆腐の冷奴)
相倉合掌造り集落から6kmほど進んで、南砺市上梨地区にある「国指定重要文化財村上家」に立ち寄る。
五箇山地方の民家中最大規模を誇る合掌造り家屋なのだそうで、この地方の有力な生産農家の構えを見ることができる。
その近くには「加賀藩流刑小屋」。1667年から明治維新までの間に、加賀藩の罪人150余人が五箇山へ流されたという。庄川が渡れず逃亡できなかったらしい。
同集落内には「羽馬(はば)家」もあった。1769年に火災で集落の大半が焼失したが、4km下流にあった古い建物を買い取って移築したものだという。

(国指定重要文化財「村上家」)

(加賀藩流刑小屋)

(羽馬家)
加賀百万石の礎となった塩硝の製造工程・資料の展示。養蚕の道具等五箇山の歴史を展示している。ここで開かれる「全国和紙ちぎり絵展」が有名らしいが、ここもまたちぎり絵では興味が湧かず、建物だけ撮って次へ。
郷土館の下方一帯は「道の駅たいら」になっていて、茅葺合掌造りの民家を模した大きな建物が「和紙体験館」として設置されているのが高みからよく見えた。

(南砺市たいら郷土館)

(「道の駅たいら」の「和紙体験館」)
そこから約7kmのところにある「相倉合掌造り集落」へ。
庄川からやや離れた段丘上の細長い台地に広がる集落で、戸数27戸中20戸が合掌造り家屋になっている。その家屋の多くは江戸末期から明治期にかけて建てられたもので、最古のものは17世紀の建造と推測されるという。
山道を歩いて全景撮影スポットにたどり着き、まずは全貌を俯瞰してから集落内に向かう。昔ながらの景観が維持されていて、集落内は非日常的な空間に思えるのだが、そんな中にも近く投票が行われるのであろう県知事選のポスター掲示板が立っていて、なんだかここだけ超現実的に見える。そういえば昨夜、富山県議の何人かが現職でないほうの候補を支援するため会派を離脱したとのニュースを見た。
和紙製造道具や民具などの資料を展示しているらしい「相倉民俗館」は本日休館だった。

(全景撮影スポットから「相倉合掌造り集落」を眺める)

(集落内は非日常的な空間のようだ)

(なんだこの風景は。たまらんなあ)

(相倉民俗館)

(富山県知事選挙だってサ。ここで人が暮らしている証でもあるわけね)
相倉の集落のほぼ真ん中にあった「茶店まつや」で、五箇山豆腐の冷奴480円を食べてみる。
五箇山豆腐とはとても硬い豆腐であるらしい。型箱に移した豆乳の上に数10kgの石を載せるために水分が抜かれて硬くなり、「藁で十字に縛っても崩れない」と言われるほどなのだ。
どんなに硬いのと思いながら食べてみると、豆腐は豆腐で、歯応えがなくおいしい。沖縄の島豆腐と同じぐらいの食感だったろうか。

(「茶店まつや」の、五箇山豆腐の冷奴)
相倉合掌造り集落から6kmほど進んで、南砺市上梨地区にある「国指定重要文化財村上家」に立ち寄る。
五箇山地方の民家中最大規模を誇る合掌造り家屋なのだそうで、この地方の有力な生産農家の構えを見ることができる。
その近くには「加賀藩流刑小屋」。1667年から明治維新までの間に、加賀藩の罪人150余人が五箇山へ流されたという。庄川が渡れず逃亡できなかったらしい。
同集落内には「羽馬(はば)家」もあった。1769年に火災で集落の大半が焼失したが、4km下流にあった古い建物を買い取って移築したものだという。

(国指定重要文化財「村上家」)

(加賀藩流刑小屋)

(羽馬家)
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